空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

今日見た記事メモ:ジャフナ半島陸路開通間近?

2008-11-16 21:32:11 | Newsメモ
 どうなんでしょうねこれは:

BBC Sri Lanka army 'takes Tiger base'  15 November 2008 By Roland Buerk

 ジャフナ半島付け根あたり,Poonerynのタミル側基地に政府軍が侵入。戦闘中。夜間,基地南部の沼地をこそっと政府側が浸透,この事態に至る―というものだそうです。
 先日のコンゴの件―政府側と反乱側が数百メートルの距離で対峙,丘の上には観測兵と砲兵を配置―だとか,こう,いかにも伝統的な「戦争」図が展開されてて,興味深いものがありますな:

BBC DR Congo army pushes rebels back  14 November 2008

 他の戦場だと仕掛け爆弾・誘拐拷問首切りまたは圧倒的物量技術力で押しつぶし―かで単に陰惨なだけだったりで,一応双方そこそこ互角に組み合ってる戦場は,まだしもフェアなスポーツのように…いや無理だな。付随して起こることはとんでもなくアレだし(撤退ついでに地元民を強姦してったりするんじゃないよ一応仮にも政府軍と名の付く存在だろう君ら)。

 …いや,その,「沼地を夜間突破」「戦略要地の丘を占領,砲兵を配置」「高地に位置を占め,敵の用いる道路を制する」とか,そのあたりのキータームだけ抜き出せば,対抗可能な勢力同士が智慧と体力を尽くして,という,なんとも人間的な要素が見えて,感情移入がしやすいというか。

BBC Baghdad shaken by series of bombs 12 November 2008
 死者21名を出したののほか,死者12名をだした爆弾など複数が爆発。

BBC Lethal car bomb rocks Iraqi town 15 November 2008
 イラク―米国の治安協定成立を巡る,反対行動の一環のご様子。

 反対の意思表示なら,日本の過激派のように官僚の車を「撃破」したり,所謂金属弾を発射したり,警察ともみ合った勢いでパトカーの下にもぐりこみ「ヲヲ警察は無辜の市民をひき殺そうとっ!」とか唸ったりしても表現できそうですが。

 まーもっと過激なひとたちは,数十年前の安保闘争とか思い出して「若いもんはなっとらん,なぜ団結し闘争せぬか!」とか「惰弱な戦後民主主義世代めが」とか思うのかもしれませんけど,いーじゃん平和でのほほんで。マジな闘争やってたら,命がいくつあってもたりないよー。他人の命なら,そりゃ痛くも痒くもないわけだろうけどさー。

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1 コメント

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BBC Dozens die in Burkina Faso crash (teiresias)
2008-11-17 00:31:53
交通事故の死者でAt least 66 people have been killedってスゴイなあ…。
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