大学教員や裁判官を世間知らずと言う言説よくあるけど、実は最も世間知らずな傾向を持つ人種はサラリーマンではないかと思ってる。他人の専門性に対する尊重のなさとかやばい人が多い。金はあるのに弁護士つけずに裁判して意味不明かつ冗長な自作書面を出してくるのも決まってエリートサラリーマン。
— ystk (@lawkus) 2018年11月10日
まあその、どこにでもいますよねというか、どの職にも結構いますよねというか、いやしかし確かに己の有能さを無根拠に信じられるのはまあエリートサラリーマンかなあとかいう偏見は、うんまあ。
おもうにそれは「学校の先生は世間知らずだ」に通じるところがあるはずで、つまり学校の先生は教育されるべき者たち(生徒学生)にとりまかれて、己の理性の限界を問われることが少ないものと想像されるが、エリートサラリーマンも同様に、大量の部下たちにとりまかれて、業務命令で彼ら部下たちの能力を自在に利用してきたために、己の能力の限界を見定めることができかねる、という。
ということで、「意味不明かつ冗長な自作書面を出してくる」のはなんでかといえば、こういうことだろう:
『はははは、この手のものは、オレが現役時代、あの専門バカのボンクラ部下Aにひとこと言えばすぐ出てきたものだ。つまりオレの高度な指示によってこそ出てくる水準のものであって、このオレほどのものがじかに手をだせば簡単にでてくるほどのものだ―ほら、ちょっとアタマをひねれば出てくるじゃねえか。この本質をついた見事な文章が通じないとすれば、それは裁判官だの弁護士だのいう、本質を捉えない個別専門バカが個別専門の寝言を言い募っているだけに過ぎないのだよ、解ったかな、個別専門家? こっちは総合する職にいたんだぞ? お前ら個別専門バカを統括し、指導し、統合してやる側なんだよ。解んないのかなー? まあ、細かいところ は よく知ってるくらいの程度の君では解らないかーwww』
そーゆーとこだぞ。
いや実際にやられたから、多少私怨が入っているのは認めるが。
編集さんっていうのはね、一緒にお仕事をする人なんですよ(´・ω・`)
— 同志カルロ・ゼン@カフェイン (@sonzaix) 2018年7月3日
酷い誤解がTLに流れてきたので言っておきますが、『お前とだけは仕事したくない』ってやつから『俺の助言をどうして聞かないんだ!』というのが来て聞き流すのは残念でもなく当然(´・ω・`)
あと、プロには敬意を。これ大事。
こういうとこやぞ。
「それが本当のプロ」とか言うのは、いつもだいたい、プロじゃない人。
— 大槍葦人@3日目東シ86a「少女騎士団」 (@oyariashito) 2018年7月3日
残念ながら、プロの学者ではなかったんだなああの老害、とか。
…いやまあ、正確な評価をしてしまうと、本来他人のものである仕事のために金銭を都合つけることに長じていたわけであって、本質的には書類書きの事務能力に長けたひとなんだが、自分は学者であると言うプライドは持ち続けていたんでなあ。論文は書かなかったが。
流石にKindleUnlimitedを図書館代わりのように語るのは中身を知らなすぎニョロ……科学系も人文系もデマ本や簡単すぎる本が多すぎるので、文化資本として見れば中学校の教科書の方がまだ質が高いと思うニョロ……
— Ce n'est pas un serpent (@49sick89hack) 2018年11月9日
Kindle Unlimitedで知識欲を満たすオススメ活用法 https://t.co/VpFmTf1cKG
— Ce n'est pas un serpent (@49sick89hack) 2018年11月9日
私は前にこれにも書いたけど、KindleUnlimitedから無差別に本を読みまくるのは「多大なる時間の無駄」になるニョロ。「金をケチると良い本にありつけなくて、結果として金を払った人との差が開く」という皮肉な例。
うちに来ていた老害のはまったパターン。”有能な自分が情報処理するんだから、その演算結果はよいものになる”という、自分の知性への信頼はまあ、博士としてはまあそこそこありなのだが、入れる情報が「坂本竜馬暗殺の真実!」とか数十周遅れの代物とかではまあいろいろ限界があるよなという。
「貧困家庭から学者を生む」というのなら、「公教育をもっと丁寧にやる」「一般書から学術書まで揃えた公立図書館を維持する」「国立大学の学費を下げる」という基本的なことに投資すべきだと思うニョロ。考え無しにiPad配ったところで、ソシャゲで時間と金を溶かす子どもを量産するだけニョロ……
— Ce n'est pas un serpent (@49sick89hack) 2018年11月9日
Kindleのトップメニューに出てくる本のラインナップも「お、おう……」ってなるクオリティで、やっぱりリアル書店にはかなわないニョロね
— 南極にゃんこ@雪国のねこ (@NekoAntarctica) 2018年11月9日
おとなしく、自腹をきってちゃんとした本を真面目に読むのがよいとおもって幾つか本を推薦したりしたんだが、遠藤乾とか呉座勇一とかは、あまりに文系専門の瑣末すぎるものと判定されたようで、「そうじゃあないんだよなあ」と全否定を食らった。新書やぞ。遠藤乾はまあいいとして、いまどき呉座勇一が何を書いたか知らんで一般読書人ぶるのはかなりキッツイだろ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます