労働問題を生み出している企業、資本家を批判せず、力不足であれ、是正に取り組む労働組合を敵視するって異常。労働問題を是正できないから労働問題があるのではなく、労働問題を生み出す企業があるから労働問題は起こるんだよ。労働組合批判は資本家批判回避の典型的な手法。だまされないで。
— 藤田孝典 (@fujitatakanori) 2018年11月9日
いやアンタ、何十年まえの資本家像を抱いているんだっていう。いや本来的に資本主義を許すべきでないんだという立場から言うのかも知れないが、それなりにホワイト企業は存在するらしくてな。そして労働組合が批判されるのは、むしろ、ブラック状況に正対していないというところなのであってな、それこそもう30-40年前から延々と言われているんでないかな、この点。
戦後、労組が認められるようになって70ねん、いまだに当時からある問題を解決できない労働組合に疑問を感じない方がどうかしてる。転職市場が充実して、良い労働環境を求めて個人が転職するしかないんだろうね。https://t.co/AXxzQ0lVfI
— 真倉 敏 (@makrabin7) 2018年11月9日
日本型雇用が崩壊したのに、未だに労働者が転職という形で逃げ回って泣き寝入りをして闘わないから、労働組合の意義も役割も軽視されるのです。もう逃げ場などないのです。転職市場を見たらわかります。新卒一括採用メインなのだから、豊かな暮らしが可能な労働条件の求人は皆無に等しい。 https://t.co/7JcALYkrLD
— 藤田孝典 (@fujitatakanori) 2018年11月9日
せやろか。
転職が容易になれば、そしてそれを吸収する労働需要があれば、ブラック企業は(少なくとも、それなりに)淘汰されるだろう。「働かせてやってるんだから、ありがたく思え」「食えるようにしてやった恩を忘れるな」なんてモラル・ハラスメント発言かまして平然としていられる人間のクズどもがのさばっているのは、景気が悪く職場の数も少ないが故ではないか。新卒は、だからこそブラック状況に押し込められ続けているのではないか:
「会社辞めたい」と思っても、何のスキルもないし就活で苦しんだ以上、転職でも苦戦することは目に見えてるから、「先が見えないし会社辞めるのが怖い」という理由で会社辞めないどころか転職活動すら諦める人、結構いると思います。
— ブラック企業の深い闇 (@makkuro_ankoku) 2018年11月9日
…だから、一応仮にも多少は求人状況改善といえるにはいえる状況を維持する安倍政権が、それなりの支持を受け続けるのではないか。
さて、ではわが心の指南書のひとつ、熊沢誠『新編 民主主義は工場の門前で立ちすくむ』(社会思想社現代教養文庫)からちょいと引用:
「…今回の「調整」の主たる対象グループは中高年のホワイトカラーや管理職であったが、もちろん非組合員の従業員にかぎられたわけではない。けれども、この受難の人びとが労働組合に守られることは今回もほとんどなかった。経営者はあらためて、雇用調整も従業員の個人的処遇として行使するならば、ここに組合が口出しすることはもうないと確信したに違いない」
クビになるのは怠惰だから―などと理由を付せられれば、労働組合のお役の方々は、そんな無能に同情などはしないのだ、ということが明らかになってしまった、というわけなのだ。
「連合あるいはその傘下組合は、たしかに「制度・政策問題」へは不定形ながらさまざまのアプローチを試みている。それはそれで必要なことだ。だが、たとえば連合会長が、新自由主義的な現代日本へのオルタナティヴも不明瞭なまま、何のためにか「政権交替」の受け皿づくりのため「奔走」することまでも頼もしいと見る人は、労働を日常とする生活者のなかにはまず皆無だろう」(p.255、1993年文庫版へのあとがき)
個々の無力な―それゆえに哀れさをます―労働者は、理念的には頼りになるはずの労働組合が既に自分たち末端の労働者へ視線を向けていないと実感を深めていっている、というわけなのだ。
確かに構造的な問題はあり、その構造をえいやと改造するには政権交替でもなければできないだろう―というのは尤もではある。だが、いつか来る労働者のための政権交替が来るまで、それまで個々の労働者はひき潰され続けろというのだろうか? せめて組合員だけでも救ってはどうだろうか?
しかし構造改革という大課題にばかり目が行くお歴々の手にかかると
このクソリッパーにはもう怒り心頭だ。労組側の人間が転職を「逃げ」と言い放ち「会社と戦え」とけしかけるのか。名を挙げ儲かるのは一部ユニオンと弁護士だけだろ。以前も某ユニオンで、トラブルを円満解決したい意向の被害者に会社との対決を強要し、結果的に関係悪化⇒放置したケースがあったよな。 https://t.co/kf7oeRG875
— ブラック企業アナリスト 新田 龍 (@nittaryo) 2018年11月9日
というザマになってやしないか?
とまあ、そういう不信の声と目に晒されているんだって気付くべきなのだと思うよ。なお構造改革の大目的に役に立たないと見切られたコマはこのとおり、見捨てられるというわけで、まあそういう姿を見慣れた一般労働者が『うわあい、僕もこんなふうに見捨てられたいよぅっ!』と思って労働組合に入るのかどうか、考えてみればいい。無理じゃね?
どうせ労働組合なんてみんな御用組合でなんだし、弁護士だって貧乏人ではなく企業サイドについたほうが儲かるんだから、個人がブラック企業を向こうに回して戦おうなんてのは無謀この上ないのだわ
— 南極にゃんこ@雪国のねこ (@NekoAntarctica) 2018年11月11日
とまあ、逃げて新生活を構築するほうが楽だよなーという話になる。
名作「大学教員公募についてのメモ」(「52連敗」氏)によれば
戦い終わって思うこと感じることなど 2005-09
「・前任校では長年自分が快適になるためにこの大学を良くしようと頑張ってきましたが、
今思うことは、「良い環境にしたければ、環境を変えようと努力するよりも自分自身が
良い環境に移動するほうが手法として単純だし、根本的解決になる」ということです。
・私がお世話になった2ちゃんねるスレを読むと、せっかく採用になって着任したのに
すぐにまた不満タラタラになり、他の大学の公募に応募している人を良く見かけます。
どんな職についても不満ばかり言って職を転々とする最近の一部の若者に似ているなあ、
と思うのは私だけでしょうか?
どんな職場にも多少なりとも不満はあるでしょうし、完全な職場なんか存在しません。
それよりも、前職に比べて不満点が多少でも減ったらそれでよしとし、今の職場で働ける
ことを喜んだほうが、人間幸せになれる気がします。
」
である。私も転出を考える。
「パワハラされました😢」って組合に相談すると、パワハラしてた上司本人からじきじきにお返事がくるような、労組ってそういう組織だよね
— 南極にゃんこ@雪国のねこ (@NekoAntarctica) 2018年11月11日
上層部だったり上層部とツーカーだったりそういう状態だと匂わせたりするヤツがパワハラしてくるぞ☆ パワハラ認定されないように、いろいろ作戦してくるよね☆
追加
泊進ノ介「確かにお前の言うとおりかもな。人間に悪人がいねえなら、そもそも警察官なんて必要ない。右も左もズルい奴でうんざりすることばっかりだ! だが…。だからこそ、真っすぐ生きてる人が光って見える。正義じゃない、俺は市民を守るんだ!」 pic.twitter.com/KOgQqeUt0L
— 仮面ライダー迷(名)言bot (@Meigen_KR) 2018年11月9日
ということで、「右も左もズルい奴でうんざりすることばっかりだ」とあきれられていることに注意すべきだと思うんだ、右や左の運動家のひとたちは、さ。
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