ソマリア：今度こそ大統領選挙するそうです。

　いよいよ。

BBC Somali MPs to elect new president in historic vote 10 September 2012 Last updated at 10:51 GMT

　というか今，記事メモを書いてる最中に投票やってる様子。セキュリティ・チェックのため，多少スケジュールから遅れ気味のようですが，ともかくモガディシュの警察大学で大統領選挙中―ソマリア大統領選挙がソマリア国土で行われるとは，なんと何年ぶりであることか。治安改善の証拠といえましょう（”a sign of improving security”）。

　…すっかり日本人基準からずれた感覚ですけどね。

　22名の候補者中，最有力候補は現大統領Sheikh Sharif Sheikh Ahmed，2009年から在職中。対抗候補から汚職で非難されるが（しかしまっさらキレイという人も…まああまりいなさそうではある）。他に辞職した首相Abdiweli Mohamed Aliが最有力対抗馬，またMohamed Abdullah Farmajo元首相も有力。

　さらに元閣僚，学者，穏健派イスラミストなどが候補者。なおすべて男性とのこと。当選には2/3の多数を占める必要があり，一回で決まらなければ上位四名で第二ラウンドを戦うとのこと。

　新議会議長Mohamed Osman Jawariは議員たちにその意識をもって投票するよう求める。「神が我々を，その新指導者を選ぶにあたって平穏の空気のなかにお助け下さいますように。我々はソマリアの若者たちに輝かしい未来を与えねばならぬ（May God help us to elect a good leader in an atmosphere of tranquillity. We must give the youth of Somalia a bright future）」。

　よい演説ですね。

　地元は，選挙に過失が出かねないことはさておき，結構な―歓迎の―興奮のなかにある模様。「歴史的な瞬間だよ。大統領選を見て，その一部に参与するんだからね，いや我々自身が投票するんでないにしてもさ（This is a historic moment. It's something we have to witness and be a part of, even if we're not voting）」―とあるソマリア青年フォーラムを運営するNajmah Ahmed Abdiはいう。

　さ，どうなるかな。