空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

善意は認められるものの無能で気概もなく、さらには出処進退にけじめがない愚物という評価

2018-11-06 20:15:34 | ノート
中央日報 【コラム】文大統領、善意は無能の免罪符でない(1) 2018年11月06日13時10分

先週の国会での施政方針演説で文在寅(ムン・ジェイン)大統領が投じたメッセージは「共に良い暮らしをする社会」だった。裕福な子より貧しい子を先に考える親心で共に良い生活をする共同体を築こうという文大統領の善意を疑う人はほとんどいないだろう。文大統領は「この1年6カ月間は共に良い暮らしをするために我々の経済と社会構造を根本的に変えようと努力した時間だった」とし「このために(Jノミクスの3つの軸)所得主導成長、革新成長、公正経済を推進した」と振り返った

文化日報が最近実施した世論調査で、韓国国民10人のうち4人は1年前に比べて経済が悪化したと回答した。良くなったという回答は10人のうち1人にすぎなかった。生活が悪化した人は1カ月間の世帯所得200万ウォン以下の低所得層に集中し、良くなった人は500万ウォン以上の高所得層に多かった。政府の期待とは違い、低所得層の所得増大効果は表れず、二極化が深まっている

ビル・クリントン元米大統領の選挙スローガンだった「経済こそが重要なのだ、愚か者」という言葉を最近ほど実感することはなかった。対北朝鮮政策で点数を稼いでも経済が悪化すれば何にもならない。韓国ギャラップの世論調査で文大統領の国政遂行に対する支持率は先週55%に落ちた

従来の政策基調をそのまま維持するという大統領の方針が変わらない限り、誰になっても大きく変わらないだろう。足を縛っておきながら走れという姿だ。地位に目がくらまなければその席に就こうとする人がいるかも疑問だ。本当に能力と信念を持つ人なら全権を与えてほしいと要求するはずだが、文大統領は果たしてそのようにできるだろうか

 ということで、善意は認められるものの無能で気概もなく、さらには出処進退にけじめがない愚物という評価。すごいなこれ。

中央日報 【コラム】文大統領、善意は無能の免罪符でない(2) 2018年11月06日13時10分 ペ・ミョンボク/コラムニスト/論説委員

文大統領は施政方針演説で一人の国民も差別を受けない「包容国家」を強調した。しかし現実はそうでない。問題があったかどうかに関係なく過去の政権と関係がある人物はすべて積弊に追い込む雰囲気だ。包容をいうが、実際には排除と清算が乱舞している。すべての過去には影もあり光もある。過去はすべてなかったことにしてゼロベースで新しく始めるというのは傲慢であり独善だ。歴史的に進歩が失敗した主な理由でもある

いま青瓦台にいる参謀の大半は理念だけあり、実力と経験が不足している。そうであるほど我執にとらわれやすい。執権1年目までは感動的な修辞と華麗なショーが通用するかもしれないが、あちこちで問題が発生する執権2年目からは違う。実力がそのまま表れる

 ということで、「さっさと居るべきでないその地位から去れ、ファンタジー小説作家」と言う具合の罵詈状態。

善意は良い結果を保証するわけではない。善意は理想を現実に変えることができる能力が前提になる場合に意味がある。実力と現実感覚が伴わない善意は雲をつかむような机上の空論にすぎない。善意は無能の免罪符ではない

 ここまでの低評価をこうまで激越に述べられるなら、なんというか相当なものである。





 存在すると想定される善意による独裁。善意を信じることができない悪人は排除され―さて今後、どのようになるものやら。

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