ソマリアではさらに三地域が飢餓状態にあると宣言された：

BBC　Somali famine spreads to three more areas, says UN 3 August 2011

　現場は中ShabelleのBalcad，Cadaleさらに首都周辺。

　既に7月に南部相当地域（下ShabelleとBakool）が飢餓状態にあると宣言されている。すでに1千1百万人ほどが影響をうけているというこの旱魃，アフリカの角地域で60年ぶりの水準であるという。

　国連の食料安全・栄養状態監視室では，この飢餓は少なくとも本年12月までは続くだろうとのこと。アルシャバブは，一部援助団体に自派支配領域への進入を認めたものの，国連には未だ敵対的。日本のメディアにすら飢餓が報じられるほどアピールはしてあるがなおも援助は不調。3千2百万が援助を必要としているのに―！　と国連は嘆くわけである。

　さらには現地の食糧価格が二倍，ないし三倍にまで跳ね上がり（2010年度と比較），多くの貧乏世帯では基礎的食料にさえ手が出ない由。