空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ヘッジファンドなどがアフリカ諸国の土地確保に動いているとか

2011-06-09 19:44:48 | Weblog
 ヘッジファンドをはじめとする諸企業がアフリカの土地を確保するために動いているのだ―という話:

BBC Hedge funds 'grabbing land' in Africa 8 June 2011

 彼らは食糧・バイオ燃料分野における利益を確保・増大しようとアフリカでの土地収奪を行っている!という報告書を出したのはthe Oakland Instituteというところという。正当な契約もなしに広大な土地を我がものにしているというのだ。

 で,何百万もの零細農民を追放する結果となっているのだと。利益確保のためにバイオ燃料や切り花など,商品性の高いものにシフト。「こうした投資関係者たちが飢えるアフリカ人たちを食わせようとしているとは,誰も信じないだろう」というわけだ。
 また「こうした契約はただ腐敗した指導者たちや外国投資家たちのポケットにドル札を突っ込むにすぎない」と批判する。

 ―そうした事態は,「テロリズムより大きな脅威」になり得るのだ。

 事態はエチオピア,タンザニア,南スーダン,シエラレオネ,マリやモザンビークで進展中。すでに60mヘクタール―フランスの国土に相当する面積がこうした投資家の手に落ちたというのである。

 場合によっては,その「契約」はジョニーウォーカーの一瓶を貧しい氏族長に与えるだけで成立する―っておい,それどこのインディアンウォークだ―。そして経済の進展と新しい仕事を口にするが―実現されるものは期待したほどのものではない。

 名指しで批判される企業もあるが,彼らは無論,自らの正当性を主張する―。

 なお関連:「バングラデシュ,アフリカに進出」(2011-05-18) 

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