モガディシュで戦闘続く：ソマリア

Garowe Online 13 killed, 35 wounded in 'hours of fighting' in Mogadishu Nov 9, 2008

　ニュースタイトルで要点は尽きるか。少なくとも13名の死亡が確認され，各病院の報告によれば少なくとも35名の負傷者が確認される。アルシャバブの匿名の主張によれば，エチオピア・ウガンダの兵士多数を殺害したという。ブルンジ兵駐屯基地にもロケット，機関銃で攻撃があった由。

　和平協定発効後，これに反対する反乱勢力の攻撃は一定の激しさを保ちつつ，長きに渡っております。また，明確にAU軍を敵と見做したもののようです。以前は，多少は遠慮する発言をしていたはずなのですけどね。

　他に南部で援助団体関係者の殺害があり：

Garowe Online Mercy Corps aid worker killed in Somalia Nov 9, 2008

　8日土曜，モガディシュから440km南方の農村Jamameで晩の礼拝から家に戻ろうとモスクを出たところを銃撃され，Mohamed Mohamud "Sakow"が死亡。

　当該団体Mercy Corpsは米国に本拠を持つという。Jamameで医療所を運営していたもの。殺害の動機は不明。尤も，「アメリカの手先」を殺そうとする人々には事欠かないのではあります。

　国連はこうした援助団体関係者殺害・誘拐を非難するわけですが，さて相手方がどう出るかは―楽観的とは行かないでしょうねぇ。