学生を見ていると、「決まりは守るべきだ」と考える者は本当に多い。そしてそれは、道徳的というよりは、公平/不公平感からきているように思う。なので「決まりを守らない少数者」には極端な不快感を訴える。
— desean takahashi (@desean97) 2017年7月4日
不公平を生じさせないように一定のルールを定めるという動機もあるだろう。例えば、レジの列の並び方。そうやってみなの利益を最大化しようというわけだ(負担もそれなりに平等に、と)。だから、横入りのひとに不快感をもつだろう。「「決まりは守るべきだ」と考える」場合、その動機はたとえばこのように一般化できるだろう。
一般論なのであって、特殊事情は特殊な事態に応じて対応されるだろうが。
たとえば、レジうち待ちの列のなかで、血糖値が低くなりすぎて倒れてしまったひとを救助するために、救急を呼ぶほかに、レジを通していないにもかかわらず、彼ないし彼女がカゴにいれていた清涼飲料水を与えることがあるだろう。普通の・普段のお買い物の流儀に反しているが、これを道徳的に悪とはまあ、いわないだろうし、こういう対応をして不公平だという者も、まあまずいないだろう。
―という、一般論の話をいきなり
先日のバニラエア奄美空港の話もこれだと思う。多くの人がバニラ・エアの決めた正当性のないルールを是とし、木島英登さんにも非があるとした。はるかぜちゃんもそうだったなぁ。これは学校というものの影響が大きいのではないかと思う。 https://t.co/4ZZDgVJvvU
— 勝沼悠 (@katsunumayu) 2017年7月4日
個別の議論に適用し、さらに学校教育一般に論及し、ついでにだれだか有名人にも言及しておくという。とっちらかった議論というのではないだろうか。
まあ、まず「バニラ・エアの決めた正当性のないルール」について、本当に正当性がないのだろうか? 機材の用意がないのはけしからん、という言い方はあるが。
校則でもそうですが、正当性がない(と思っている)ルールだからといって、勝手に無断で破っていてはまともに話し合う事が出来ません。ルールを変えたければおかしなルーでも一旦は従い、その上で「ここがおかしい」と指摘しないと、単なる校則違反の不良の言う事だとして聞き流されてしまいますよ。 https://t.co/qh8WoRJk3s
— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2017年7月5日
承前)航空会社を
— タクラミックス (@takuramix) 2017年7月6日
「搭乗を断る口実にする為に、障害者に事前連絡を求めてくる敵」
として捉えるか、
「共に、そこにある問題を協力して解決しようとする仲間」
として捉えるか、
…これはあらゆる「活動」に通じる話だ。
どうも、「問題解決=闘争」という発想に囚われて闘いたがる人が目につく
身近で出会った事例から世代的なものかとも思いたくなったりもするが、そういうわけでもないらしく。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます