朝日新聞 (社説)民進党 勘違いしていませんか 2017年7月13日05時00分
「民進党は大きな勘違いをしているのではないか。東京都議選の敗因分析に向けた党内議論を見ていると、そんな疑問を抱かざるをえない」
新聞記事をさらりと見ている身からすると、そのように思える。
「蓮舫氏が戸籍を公開すれば、党勢は上向く。そう本気で思っているのか。旧民主党政権の挫折から4年半。民進党が民意を受け止められない大きな原因は、そうした的外れな議員たちの言動にこそあると思えてならない」
これはまっとうな意見だと思うのだ。
「「二重国籍」問題で、蓮舫氏の説明が二転三転したことは、公党のリーダーとして不適切だった」
まさしくそうだ、と結構な層が思ったりするんではないだろうか。
しかし朝日さんが考える、党勢衰退の根本理由は:
「象徴的なのは原発政策だ。なし崩しの原発回帰を進める安倍政権に対し、民進党が脱原発依存の旗を高く掲げれば、鮮明な対立軸を示せるはずだ。そのことが分かっていながら、電力会社労組などへの配慮を優先し、政策をあいまいにする。大きな民意を見失っていることが、党勢低迷の根本的な要因である」
―しかし、この点、
―こういう問題もある。
要は、自宅に冷蔵庫等々をもたない生活は、マジガチな山奥で手近に取れるものだけで生きていくパターンか、都市でカネモチがコンビニ等々を冷蔵庫扱いするくらいでしか(まず)実現できず、より多くの人が『近所のコンビニを我が冷蔵庫に』という生活を送る場合、お店の冷蔵庫・冷凍庫機能は拡充する必要があり、どっちみち安定的電源の供給を必要とし、結果として自然エネルギーではなく従来型の大規模発電―しかも、そのうちでも計画的な大発電を延々続けることが可能な原発に依存する社会を要求することになる。
要は、『持続可能ではあると世界的によさそうだが、とにもかくにも、さしあたり自分は十二分に欲望充足できるように』というのが我々の欲求であって、その点に注意を向けないと選挙等々で微妙に勝てなかったりするんじゃないかなーと。
「本人の政治判断とはいえ、プライバシーである戸籍を迫られて公開すれば、例えば外国籍の親を持つ人々らにとって、あしき前例にならないか」
そりゃ悪しき前例になる可能性はあるよ。なんだってそうだ。しかしその時点での(さらに想像が及ぶ限り未来の)利害得失を十分に考慮して行動しようねと言う程度の水準もまたあり、戸籍問題発生時期の蓮舫議員は、そのプライバシーを明かさないことで支持率低下の可能性を買い取ったのであった―他人にはきぱきぱモノを言えと追及する姿がかっこいいが、どーも自分のこととなると口をにごすわ、二転三転するわ、というイメージをつくり出し、それによる党首への不信感を買い取ったのだ。これはこれで悪しき前例ではあるまいか。それを過ちとみて正そうというわけだ、この話は。
(こころから頷いている)
なお私は旧来風のリベラルの系統の影響が強いはずで、なるほど解放闘争の成果として出自を問わぬ社会的な合意を云々という理屈は理解するし、私自身も差別かましてくる者たちと戦うのであるが(まあ、それが主任務ではないので、火の粉がふりかかってきたときくらいだが)、蓮舫議員の場合は往生際が悪すぎた。
(こころから頷いている)
なお蓮舫議員については「マイノリティだというだけで」が当てはまってないものとおもわれ、その点は擁護者は注意すべきとおもう。
…権力者ですからね? メディアに守ってもらえもしない、SPついたりもしない、経済的にも劣位におかれていたり、おかれる可能性がわりとあったりする、ガチ一般人のマイノリティとは話がちがいますからね? むしろ、例の航空会社に喧嘩を売った車椅子のひとのように、いやもっと合理的に、直接法律に反映するよう闘争すべき立場ですからね?
「民進党は大きな勘違いをしているのではないか。東京都議選の敗因分析に向けた党内議論を見ていると、そんな疑問を抱かざるをえない」
新聞記事をさらりと見ている身からすると、そのように思える。
「蓮舫氏が戸籍を公開すれば、党勢は上向く。そう本気で思っているのか。旧民主党政権の挫折から4年半。民進党が民意を受け止められない大きな原因は、そうした的外れな議員たちの言動にこそあると思えてならない」
これはまっとうな意見だと思うのだ。
「「二重国籍」問題で、蓮舫氏の説明が二転三転したことは、公党のリーダーとして不適切だった」
まさしくそうだ、と結構な層が思ったりするんではないだろうか。
しかし朝日さんが考える、党勢衰退の根本理由は:
「象徴的なのは原発政策だ。なし崩しの原発回帰を進める安倍政権に対し、民進党が脱原発依存の旗を高く掲げれば、鮮明な対立軸を示せるはずだ。そのことが分かっていながら、電力会社労組などへの配慮を優先し、政策をあいまいにする。大きな民意を見失っていることが、党勢低迷の根本的な要因である」
―しかし、この点、
こういう、ご自分の道楽を「正しい生き方に目覚めた私は、あなた方愚民より深いことわかってるのよ」文脈で語るのはやめていただきたいものです。 https://t.co/Dl5j1600cQ
— 樫原辰郎 (@tatsurokashi) 2017年7月10日
―こういう問題もある。
要は、自宅に冷蔵庫等々をもたない生活は、マジガチな山奥で手近に取れるものだけで生きていくパターンか、都市でカネモチがコンビニ等々を冷蔵庫扱いするくらいでしか(まず)実現できず、より多くの人が『近所のコンビニを我が冷蔵庫に』という生活を送る場合、お店の冷蔵庫・冷凍庫機能は拡充する必要があり、どっちみち安定的電源の供給を必要とし、結果として自然エネルギーではなく従来型の大規模発電―しかも、そのうちでも計画的な大発電を延々続けることが可能な原発に依存する社会を要求することになる。
要は、『持続可能ではあると世界的によさそうだが、とにもかくにも、さしあたり自分は十二分に欲望充足できるように』というのが我々の欲求であって、その点に注意を向けないと選挙等々で微妙に勝てなかったりするんじゃないかなーと。
「本人の政治判断とはいえ、プライバシーである戸籍を迫られて公開すれば、例えば外国籍の親を持つ人々らにとって、あしき前例にならないか」
そりゃ悪しき前例になる可能性はあるよ。なんだってそうだ。しかしその時点での(さらに想像が及ぶ限り未来の)利害得失を十分に考慮して行動しようねと言う程度の水準もまたあり、戸籍問題発生時期の蓮舫議員は、そのプライバシーを明かさないことで支持率低下の可能性を買い取ったのであった―他人にはきぱきぱモノを言えと追及する姿がかっこいいが、どーも自分のこととなると口をにごすわ、二転三転するわ、というイメージをつくり出し、それによる党首への不信感を買い取ったのだ。これはこれで悪しき前例ではあるまいか。それを過ちとみて正そうというわけだ、この話は。
蓮舫の話、なんか「選管が国籍確認してるからそれでオシマイの話」みたいなリプが複数来てるんだけど、いや別にあの話って二重国籍それ自体が問題だったわけじゃなくて、蓮舫の説明が会見の都度コロコロ変わったから信用を喪ったんだろって言ってるだろうがよ。
— knt(黒猫亭) (@chronekotei) 2017年7月12日
(こころから頷いている)
なお私は旧来風のリベラルの系統の影響が強いはずで、なるほど解放闘争の成果として出自を問わぬ社会的な合意を云々という理屈は理解するし、私自身も差別かましてくる者たちと戦うのであるが(まあ、それが主任務ではないので、火の粉がふりかかってきたときくらいだが)、蓮舫議員の場合は往生際が悪すぎた。
マイノリティだというだけで、マジョリティには求められもしないことを説明してまわることを要求される、これが差別的な構造の基礎にあるよ、ということは、人文学を専門とするからには、世に伝えていかねばならんなとニュースを見ながら再三思うわけでして。
— せんだい歴史学カフェ (@SendaiHisCafe) 2017年7月12日
(こころから頷いている)
なお蓮舫議員については「マイノリティだというだけで」が当てはまってないものとおもわれ、その点は擁護者は注意すべきとおもう。
…権力者ですからね? メディアに守ってもらえもしない、SPついたりもしない、経済的にも劣位におかれていたり、おかれる可能性がわりとあったりする、ガチ一般人のマイノリティとは話がちがいますからね? むしろ、例の航空会社に喧嘩を売った車椅子のひとのように、いやもっと合理的に、直接法律に反映するよう闘争すべき立場ですからね?
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