空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

トルコはソマリアとの国際旅客線を運航する

2012-03-09 18:00:00 | ソマリア関連
 3月6日の記事。ここ20年ではじめて,モガディシュ「国際」空港は最初の本格的な民間旅客機の着陸を見た―トルコ首相Recep Tayyip Erdoganは,ソマリア首都が立ち入り禁止区域だなどという常識に挑戦しようとしたのであった。この運航は,先のロンドン会議でトルコ外相が約束したものでもあった。

BBC Somalia: Turkish Airlines begins flights to Mogadishu 6 March 2012

 東アフリカ諸国とは一応ラインが通じてはいたが,この領域外からは(少なくとも私が知る限り)初めて。
 相手はTurkish Airlines。二週間に一回の運航。経由地はスーダン・ハルツーム。ソマリアのビジネスマンやディアスポラの交通が便利になることが期待される。

 ソマリアが平常化するにあたっての重要な一歩なわけで,この便は非常な祝福を受けている。

 トルコ副首相Bekir Bosdagが搭乗している。出迎え筆頭はソマリア大統領Sheikh Sharif Sheikh Ahmed。国連関係者やその他大使たちも当然臨席。「今日はソマリアにとって偉大な日だ」,ソマリア政府広報官Abdisalam Mohamudは言う。女性たちの一団が歌や踊りで着陸を祝福。

「これはね,非常に明るい一歩だよ。この六か月かそこらで我々が目撃しているいくつものステップのなかでも。私たちは,日常が回復しつつあるのを見て実に幸せだよ」―モガディシュの住民はBBCに言う。

 Turkish AirlinesのFaruk Sazar氏は,着陸を確認して「我々はソマリアの人々と世界をつなごうと思う。近い将来,ソマリアが安定した,非常に普通の国になることを希望する」という。

 ソマリア外相Abdullahi HajiはBBCに,「この便はソマリアのディアスポラたちに帰国の便宜を与えるだろう。我々をより近しくしてくれる」「平和と発展とのためになるものと信じるね」と語る。

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