ちょっと古めの記事をめもめも。
インド,西ベンガル州のMurshidabad県では牛に写真つきIDカードをつけることに相成った。
さすが牛を聖獣とする国,一頭一頭写真つきで管理するのかと感心あるいは納得される方もおられるかとおもいますが微妙に話はずれるのでして。
BBC news, South Asia Photo ID cards for Indian cattle By Subir Bhaumik,30 August 2007
インドでは牛の輸出は厳禁なのだそうです。牛→輸出→行った先で食肉,これではヒンドゥーの魂が納得しない。ところが隣国はヒンドゥーではありません。お祭りの時期にはたっくさんお肉食べたいのです!
そんなわけで国境地帯では牛の密輸がこっそり大々的に行われているのだそうです。なんでもお隣,バングラデシュに,西ベンガルから一日2万~3万頭も流出している…らしい。
ID・写真で登録しておけば抑止力にもなり,売り払われても個体の識別ができようというもの。とりあえず一県でためしてみて,上手くいくようなら全州に拡大する方針のご様子。
つまり,『聖獣を食肉にするために売り払うだなんてけしからん!』という方向での措置であることは確かなんですが,その背後ではその聖獣を売り払う動きが,しかも大々的かつ堅固に存在するわけなのです。
理念と現実とは,かくも隔絶するものであるなぁというお話でありました。
インド,西ベンガル州のMurshidabad県では牛に写真つきIDカードをつけることに相成った。
さすが牛を聖獣とする国,一頭一頭写真つきで管理するのかと感心あるいは納得される方もおられるかとおもいますが微妙に話はずれるのでして。
BBC news, South Asia Photo ID cards for Indian cattle By Subir Bhaumik,30 August 2007
インドでは牛の輸出は厳禁なのだそうです。牛→輸出→行った先で食肉,これではヒンドゥーの魂が納得しない。ところが隣国はヒンドゥーではありません。お祭りの時期にはたっくさんお肉食べたいのです!
そんなわけで国境地帯では牛の密輸がこっそり大々的に行われているのだそうです。なんでもお隣,バングラデシュに,西ベンガルから一日2万~3万頭も流出している…らしい。
ID・写真で登録しておけば抑止力にもなり,売り払われても個体の識別ができようというもの。とりあえず一県でためしてみて,上手くいくようなら全州に拡大する方針のご様子。
つまり,『聖獣を食肉にするために売り払うだなんてけしからん!』という方向での措置であることは確かなんですが,その背後ではその聖獣を売り払う動きが,しかも大々的かつ堅固に存在するわけなのです。
理念と現実とは,かくも隔絶するものであるなぁというお話でありました。
インドから牛が来なくなったら困ります。
バングラデシュの牛は結構貧弱で、インドから牛が来ないと、
イスラム教のお祝いなんかの日に食べるお肉が少なくなります。
実際イード(断食明けと、その3月後)の前にはインドから大量の牛が来ます。
結構いい値段です。
この牛どこの?と聞けば、自分で育てた!って声より、インドの!
というものの方が良いものだったり・・・。
一日2~3万頭は消費して無いでしょうが、宗教イベント毎に食べられる牛は相当なものでしょう。
今月から断食月(ラマダン)です。
昼間の断食から開放される夕飯に牛が来ないとなったら!
大変なことになるでしょう(笑
インドとしては,豚ならいいんでしょうけど,今度はムスリムのほうで具合がわるい。もう,みんな鶏と羊ですませちゃぁどうか。
…インドにしてみても,多少牛を減らして密度をどうにかしたほうが,一頭当たりの餌の量も確保できるようになるんじゃぁ,と思ってみたり。