空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ナイジェリア南東部Imo州で「赤ちゃん工房」が摘発

2013-05-11 20:56:12 | ナイジェリア事情
BBC Nigeria 'baby factory' raided in Imo state 10 May 2013

 ナイジェリア南東部Imo州で「赤ちゃん工房」が摘発された。17名のティーンエージャー(妊娠済み)と赤子11名がとある家から救出されたという。

 なんでも,赤子を売ろうとしてるっぽい女性を探してたりしていたという。

 このあたりの論理は,微妙にわかり辛い。各文章を分離し,再構成する必要があると思うが―

・貧しい未婚の女性は,うっかり妊娠するとつらい立場に置かれる。しばしば社会からつまはじきにされるのだ。
・当局がいうには,こうした絶望に囚われたティーンエージャー(の妊娠しちゃった子)たちは,その辺の(悪徳な)医院に騙され,赤ん坊を引き渡すよう強いられたりするという。
・赤ん坊はカネになる。2011年の当局の発表では,一人当たり$6,400にもなるという。
・買い手・購入理由は:不法養子縁組用,児童労働用,[児童]売春用,または殺して呪物にするための素材。
・そゆのの流入先のひとつは,EU。売春向けに人身売買が行われるが,その流出元はナイジェリアや中国であるという。

 とすると,「望まぬ妊娠」をした若い女性をひっかけて適宜監禁し,子供を産ませ,子供を奪えばいいだけじゃないかと思われるが,

・今回救出された女性はみな,とある23歳の男性によって妊娠させられていた

 とあって,…そうか,妊婦を捕えて子供を産ませ,ベビーシッターやらせている間にまた妊娠させるわけか。なお食事は一日一回,外出禁止とのことで,そんなに大事にしているわけではない。

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