空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「時はきませり」

2013-05-09 21:12:15 | ナイジェリア事情
BBC Nigeria attack: Nasarawa cult ambush 'kills 23 police' 9 May 2013

 ナイジェリア中部Nasarawaで,地元民兵団が警察を襲撃,警官23名が死亡したという。これは州広報官による発表であって(確認死者数というわけだろう),州警察の長の発表では,さらに17名が行方不明である。

 …襲撃されたのは60名の警察の一団であるという。

 彼らは,禁令が発せられているOmbatseなる”cult”の指導者を逮捕しに向かうところであったという。

 どうもこの集団は,地元の人々に自派への忠誠を宣誓させようと強いていたのだそうで,もしその通りなら,民主主義的価値の点からいって邪教であるな。

 しかも面白い?ことに,[キリスト教の]教会であれ,[イスラム]モスクであれ出かけて行って自派の教えへの帰依を求めるのだという。

 警察が襲撃を受けたのは,Eggonなる民族集団のshrineの近くという。主都Lafia近くのAlakyoなる村のこと。

 この集団,Ombatseは「時は来たりthe time has come」なる意味のEggon語であるという。

 Eggon集団はナイジェリアの縮図とでもいうべきものとある―キリスト教徒もありムスリムもあり,伝統的な彼らの民族宗教を拝んでもいるという。



【お仕事】の関係上のメモでもあったり。学生さんに,ちょっと簡単にものを考えてもらう課題によいかなと。

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