名護の件、いろいろ考えてきた。権力との戦いを沖縄に担ってもらって、具体的に自分自身では何もできないヤマトのリベラル、左派の情けなさ、不甲斐なさに尽きる。沖縄の人々がいつまでもこんな重たい戦いを背負えるはずはない。
— 山口二郎 (@260yamaguchi) 2018年2月6日
この自己批判は尤もなことであり、率直なものであり、賞賛すべきものと思う。
この裏返しの例がいつ・どこにあったか―と考えてみるべきなのだ。
戦後、権力の暴虐に対して立ち上がり、現場・地元の人々と寄り添いながらともに戦い、信頼を得て、勝利した運動はあったのか、どうか。
もちろん、存在した。
そして今、”リベラル”を声高に自称する人々の多くは、かつての先人たちのようには活動していないのではないのか。
他方、この”リベラル”によって御用学者と誹謗される種の人々こそ、かつての先人たちのように活動しているのではないのか、どうか。例えば福島をめぐって信頼を得てきたのはどのような人々であっただろうか。
東北沿岸諸県は、はたして、避難所まできてブルーシートにひざついて被災者と語った天皇と、例えば社民党と、いずれを支持するのか、どうか:
なお、社民党の数ある狼藉のうちの一つがコレ。
— 林 智裕 (@NonbeeKumasan) 2018年1月15日
「てめえら豚はうすぎたねえプルトニウム米でも喰ってな!!」とツイートした人物を社民党は公認。批判されると、こともあろうにその発言を擁護。
自らが誹謗中傷した被災地よりも自己保身が大切な社民党の存在意義を認めない。https://t.co/WwXb3J4CL0
どういう客層を想定しているのかな、という重大なメルクマールだったりしましたね。
で、他の類例を想起するに―
山中先生のことは叩きに行くのに、デマばらまいた武田邦彦教授とか白石草准教授とか、ヘイトスピーチばらまいた早川由起夫教授とか安冨歩教授のことはスルーなんですね。共同通信は。
— 林 智裕 (@NonbeeKumasan) 2018年1月25日
@kyodo_official
— 林 智裕 (@NonbeeKumasan) 2018年1月25日
武田邦彦中部大学教授、白石草一橋大学准教授、早川由紀夫群馬大学教授、安富歩東京大学教授、林衛富山大学准教授、島園進東京大学教授などが福島に対して何をしてきたかを、どれだけ被災地を苦しめてきたのかをマトモに調べた方が、はるかに有意義な記事が出来ますよ。
―こうして私は、山口二郎氏が、類例たちのなかでは一頭地を抜いて優秀なひとなのだという認識を新たにする。たとえば「具体的に自分自身では何もできないヤマトのリベラル、左派」が、沖縄の運動の(まあ悪い言い方をすれば)寄生虫になっていて、沖縄の運動を力づけることができなかったということを自認するのである。勇気ある判断というべきじゃないか。危機を単にあおったり、他人を責めているだけの人々とははるかに水準を異にする。
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