空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ユースフ大統領,ナイロビで入院:ソマリア

2007-12-06 00:05:36 | ソマリア関連
 ソマリア暫定政府大統領アブドゥル・ユースフ氏は外遊先,ケニア,ナイロビで病院に搬送。入院中。気管支炎と伝えられる。
 容態については情報錯綜。深刻な状態である,と名を明かさない病院関係者は言うが,大統領側近筋は重大な問題はないと火消し中。

SomaliNet Somali president Yusuf hospitalised Tue. December 04, 2007 10:57 am.- By Mohamed Abdi Farahこの記事はAFP経由。

 入院既に2日目。SomaliNet Somalia president still in hospital as Islamist dismisses talk Wed. December 05, 2007 07:38 am.- By Mohamed Abdi FarahこちらはReuters経由。すいません内容読まないし,元記事辿りもしません,私生活方面がちょっと,あのその。

 ちょっとだけ訳:ナイロビ病院にて駐ケニア大使Mohamed Ali Nurは大統領―彼は72歳と自称するが,人によっては80歳に近いとも言う―について言う。彼は肝臓移植を受けたロンドンの病院でかかりつけ医に会う前に,ルーチン・チェックを受けている,と。
「我々は(病状に関する)諸主張を好まない。私はただ,彼は調子よく,実際のところエクササイズもしているというだけだ」

 しかしですね,13年前に臓器移植をうけ,大統領職をこなし,外交団を率いて大陸間を移動しようというのは結構な無茶ではあるまいか。

 ともあれほんとに情報錯綜。ユースフ氏は酸素マスクを使用するほど悪い,だとか,…セキュリティ・オフィシャルが「深刻だserious condition」といったとされるとか:Reuters UK Somali gov't denies president in serious condition Tue Dec 4, 2007 12:56pm GMT…本当だとしたら,君,警備係やめなさい,多分,向いてないから…。

そのほか,見つけた記事を:
BBC Somalia's leader 'has bronchitis' 5 December 2007
Garowe Online Somalia’s aging president off to UK for medical treatment Dec 4, 2007 - 2:08:01 PM

 ああ,BBCに触れられていますが,フランスの軍艦がWFPの援助船の護衛をしてるんですよね。政府はMarka港への入港を差し止めてる,とか書いてありますが。海賊の跳梁に対して,地味ながら強力なメッセージを送るフランスさんであります。

 ソマリア再解放連盟Alliance For the Re-Liberation of Somalia (ARS)? ああいたねぇそんな人たち。読まなくても彼らの主張は,「まずはエチオピアの撤退だ。話をするならそれからだ」でしょうけど,欧米的には「まずテロ支援・容認方針を止めろ。話はそれからだ」でしょうね。

 最近は数箇所同時攻撃だとかできてて,al-Shababはとりわけ練度の点で重要な進展があったようですが一国の政治を執るなら政治力を増強すべきなんじゃないかと思う今日この頃

 それにうっかりAU軍まで標的ですっと言った所為で,ウガンダ人まで殺す気のないハウィエさんたちと路線対立があるとか聞きますが,大丈夫ですか反政府派。 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アフガニスタンはあきらめない☆ | トップ | 微笑とやさしさの国タイ☆ゲー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ソマリア関連」カテゴリの最新記事