空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

みていた記事メモ(2014-09-30)

2014-09-30 21:28:19 | Newsメモ
BBC Mexico politician Braulio Zaragoza gunned down in Acapulco 28 September 2014

 メキシコ、アカプルコで、同僚と朝食取ってた政治家が暗殺されたという記事。近寄ってきた三人の男が銃撃、その場で救急隊員が来る前にBraulio Zaragoza氏は死亡。犯人は捕まってない。

 先週も政治家が誘拐され、そののち焼死体で発見されたことがあったそうで、メキシコってコワいっぽい。いやまあ私は行かないで済むだろうけど。

BBC Kidnapped Mexican Congressman Gabriel Gomez killed 25 September 2014

 その、下院議員さん(!)が焼死体で発見されたという記事。国の中央部Zacatecas州での出来事。車の運転手さんと一緒にやられちゃったのだそうで―なんともはや。

 周知の通り、ドラッグ・カルテルのアレコレのおかげで危険な地域ではあるが、さすがに連邦レベルの政治家の暗殺は珍しいmore rare、という。しかし2011年にもこの近くでMoises Villanuevaなる下院議員さんが暗殺されているそうで。rareの意味が日本人的にはなんかちがう。

BBC Mayor of Mexican town of Ayutla shot dead in Jalisco 4 August 2014

 メキシコ、Jalisco州Ayutlaで町長さんが暗殺されちゃったという、8月の記事。いや、彼が農場に帰ったら、使用人に殺害されたというのだが、犯罪組織が背後にあるかと警察が言うとのこと。ちっちゃい町なのだそうだが、1ヶ月少々前には警察署副所長が殺害されていたりとか。

 でっかいカルテルの根拠地だそうで、この7年ほどで地域指導者が50人以上殺害され、未解決だとか。まあ納得できない死亡を暗殺のせいにするということもあるにはあるとしても、結構な暗殺があることは事実でしょうし。


BBC Peru earthquake kills eight in Andes village 29 September 2014

 ペルー、アンデス山脈で地震。マグにチュード4.9。直下で、しかも家屋が日干し煉瓦製ではひとたまりもなく。

東洋経済 日本は「イスラム国」掃討に行きたがっている
笠井潔×白井聡、『日本劣化論』延長戦(後編)
 2014年09月29日

笠井「日本も有志連合に入れとアメリカからいわれる可能性はあって、集団的自衛権を認めた今、拒否することはもうできません。では、どうするのか

 それは集団的自衛権とは基本的に無関係。この時点で情勢判断等については読む価値がない記事だなと思わされる。

白井「いまISの話がでましたが、この話は僕もリアルに感じていて、多国籍軍を組みそうだという気配があります。しかし、いまのところ呼ばれていない。これは安倍首相の心情を慮れば、生徒がハイハイハイと手を挙げているのに、なんで先生は指してくれないんだろうという状態でしょう

 敵手を無力な幼児扱いするのは悪い癖ですよ。相手が本当に自分が望んだとおりの無力な愚劣な存在かどうかは、概ねこちらの希望や思想とは無関係に決まりますから。

白井「でも、日本側からみれば、解釈改憲までやって軍事力を行使できるようにする政治勢力は、当然、歴史修正主義的な、昔懐かし派に決まっています。大日本帝国を全面的に肯定したいという欲望に憑りつかれたファシストであるのは自明の理です

 どこまで自明の理かは留保の必要があろうが。

 まあなんというかどうでもいいというか、白井聡先生については、科研費などという日帝残滓の恩恵に浴するのは矜持が許さないという方針の先生らしく、『金曜日』とかに書いていらっしゃれば宜しいかと。

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