空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

al Shababはナイロビ・バス停攻撃事件の責任を否認する

2012-03-18 21:24:47 | ソマリア関連
 この件の続き。

BBC Nairobi grenade attack: Al-Shabab denies Kenya blast 12 March 2012

 11日のケニア・ナイロビのバス停留所破壊行動。4発の手榴弾により6名が死亡(ケニアのDailyNationによれば7名めが死亡したとか),60名以上が負傷する大事件でしたが,当局から名指しで非難されたal Shababは自らに責任はない―自派の攻撃行動ではないと声明。自分たちは「この騒動にいささかの責任もない」のである!

 ―しかしケニアのソマリア介入以来”攻撃するぞ”と脅迫してきた団体として,あまり相応の言葉とはいい難い。

 al ShababのSheik Mohamed Ibrahimが言うには,「al Shababはナイロビを襲った手榴弾攻撃に関与していない」「我々は実際,こんな低規模な攻撃にかかわってなどいないのである」とAFPに語る。

 BBC SomaliサービスのMohammud Aliに言わせれば,しかし,al Shababが攻撃に関与したことについて言いよどむshyのはあまりないことではある。しかし,ケニアにおける諸種の爆弾事件で常に関与を疑われながらも,al Shababは犯行声明を出してこなかった―という。

 ―ナイロビの(これと同様の)バス停攻撃に対しても。

 ケニア副大統領Kalonzo Musyokaは市民に平静を求める。これはケニア人民のテロに対する戦いの決意をしぼませることができると考える連中による攻撃だ」。「困難な時節ではあるが,この事件は我々の決意を固めることだろう」。



 …まあなあ…。al Shababが求めるケニアにおける自由って,[al Shabab自身による・または一定以上の提携関係にある犯罪集団による]誘拐の自由まで含むだろうから…。

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