庭には、スイセンが何種類かあります。ヒガンバナ科スイセン属(ナルシサス属)。
その分類について「英国王立園芸協会(RHS)」というところの分け方が基本となっているようです。
俗にラッパ状だからラッパズイセンととらえている人が多い(私もでした)ようですが、調べると随分と違うようです。
スイセンのお勉強 花弁(花被片)や副冠(副花冠)の図解の説明があります。
主な種類が写真いりで分かりやすい
そして、たどり着いた、とても「分かりやすくかつ正確」に思えるページが、
球根植物写真館 さんの 水仙花図鑑 です。左サイドの葉の種類をクリックするとそれぞれの写真と説明が開きます。
このデータを参考にして、うちの庭の5種を分類してみました(とはいえ、100%の自信はありません)。とても分かりやすいので、水仙花図鑑さんの説明書きをお借りして引用します。
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
ラッパズイセン

「一茎一花で、副花冠が花被片(花弁)と同じか、それより長い品種です。ヨーロッパに広く分布するプセウドナルキッススN.pseudnarcissus L.の仲間(亜種・変種)をベースにして作出されました。副花冠(ラッパの部分)が長いのは、この原種の性質を受け継いでいるためです。花色は黄、白色ですが、近年はピンク色も選抜されています」
大杯(タイハイ)スイセン(ピンク水仙)

「大杯水仙の中では、美しいピンク水仙の育種が進んでいます。最新の品種では副花冠がより赤くなっています・・」
※「『大杯(タイハイ)スイセン』 一茎一花で、副花冠が花被片(花弁)の3分の1以上あり、花被片より短い品種です。大カップ水仙とも呼ばれ、我が国では最も良くみられる園芸品種です。丈夫な品種が多いのも特徴で、地植えによる維持は比較的容易です。」
八重咲きスイセン

「多弁化になった八重咲き品種で、大変豪華な花容です。副花冠や蕊が弁化した部分の花色を、記号で識別します。八重花自体は非常に古くから存在し、野生種にも八重個体があります。園芸種の起源は芽条変異と云われています。」
小杯スイセン

「一茎一花で、副花冠が花被片(花弁)の3分の1以下の品種です。小カップ水仙とも呼ばれますが、国内では余り市販されていない園芸品種です。」
(庭の写真は俗にいうニオイスイセン)
冬に咲いていたニホンスイセン

(ここだけ別のページの説明から) 「ニホンスイセンは房咲きのタイプになります。強い香りがあり、3cmくらいの小さな花をたくさんつけます。」
水仙の品種 「スペインのカナリア諸島原産のフサザキスイセンが中国で野生化したのは「シナズイセン」日本に野生化したのは「日本ズイセン」と呼ばれてる。日本ズイセンは昔から正月用に切り花として親しまれてる。フサザキスイセンは平安時代遣唐使などによって薬草として持ち込まれた。」
※ 4月12日に追加 ⇒ この後に咲いた3種のスイセンの様子
※ 5月1日に追加 ⇒ 詳しく知りたい人のために ⇒ 冒頭のリンクの「図解の説明」からも想像できるが、「分類番号と配色記号」で分類されている。
分類番号1~13 ←たくさんの品種の写真にもリンクしている特筆のページ
配色記号
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