・・・雌雄異株で,雄花序は直立(上の写真),雌花序は下垂します(真ん中の写真)。秋に翼のある実がなっています(下の写真)・・・
自然薯は多年草のツル植物で、夏の盛りにツルの葉わき近くから花穂を出し、白い花を房状に咲かせます。雌雄異株で、秋に入ると雌花穂には3枚の翼をもつ種子が数個連なって下がります。この頃になると葉は鮮やかな黄色になるため、それを合図に掘り出して食用とします。ツルの葉のつけ根に生じるムカゴを土に蒔くと、2年後には種薯にまで成長します。
・・・むかごとは、植物の茎や葉のつけねなどにできる、 養分をためた小さなかたまりです。 これを撒いておくと、芽が出てちゃんと親の植物になります。 しかし種とは違って、その植物の一部が塊になったもので、できた子供は遺伝的には親と全く同じ、いわゆるクローンです。 ヤマイモのむかごは、割ってみると地下の芋と全く同じです。 たくさん採るといろいろに料理して食べることができます。 むかごご飯は有名ですが、塩茹でするだけでも結構いけます。
・・・夏には葉腋から穂状の花序を付ける。果実は大きな三つの陵があり、それぞれの陵が中に種子を含んでいる。種子のほかに、葉腋に発生するむかごによって栄養生殖する。・・・