いまだに裏金を各課に現金で保管していることが明らかになりました。
7月28日中日新聞は「現金で裏金保管 総額数千万円か 複数の岐阜県職員が申告」、複数の県職員が、現在も「裏金を現金で保管している」、数千万円に上るとみられる、申告せず、その後に発覚した場合は「隠ぺい行為に当たる」として処分対象にする構え。
7月29日の岐阜新聞は「今も数千万円保管 複数の職員が申告」、98年以降にも(裏金)を作った可能性がある、裏金づくりが現在まで継続していなかったかを調べている。
7月29日の読売新聞は、「裏金、各課に保管 岐阜県調査チーム」、飲食費や慶弔費に充てるため課内で蓄えていた模様だが、すでに流用された裏金も相当額にのぼるみられる。
「副知事の自宅に現金50万円入りの封書が届いたことから、組合管理の口座以外にも裏金が保管されている疑いが浮上していた」というが、この問題が発覚して2日目の7月6日の私のブログに書いたOBの話が段々と現実味を帯びてくる。
岐阜県庁 裏金を集めた裏口座。職員組合に。指示は幹部から全庁的
ある電話。OB。「1億とか2億とか言うけど、自分たちの感覚では、実際より一桁は少ない・・・一つの事業所なら1千万はあった・・・『個人に預ける』という片付け方もあった。それじゃ、『ネコババだ!』と思った・・・」
全国で裏金を調査した自治体は判明額を返還させていた。しかし、 岐阜県は調査しないことを表明、 その実、組合に隠し、それとは別に各課で温存し続けていた、個人で持ち帰っていたというなら、他県に例のない著しい悪質な行為、体質だ。
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● 現金で裏金保管 総額数千万円か 複数の岐阜県職員が申告 7月28日 中日
岐阜県庁の裏金問題で、県調査チームに対し複数の県職員が、現在も「裏金を現金で保管している」と申告していたことが27日、分かった。調査チームはこれを受け、自主的な提出を求める指示を出した。職員による裏金の保管総額は判明していないが、数千万円に上るとみられる。
裏金づくりの実態を調べる職員アンケートに対し、複数が匿名で「現金で保管している」と申告。このため調査チームは24日に各部の主管課幹部に対して自主的申告と情報提供を指示し、保管している場合は早急に県への提出を求めたという。申告せず、その後に発覚した場合は「隠ぺい行為に当たる」として処分対象にする構え。これらの現金は、いったん県職員組合の管理する口座に移し替えられたり、組合が現金で保管していたりするものとは別。裏金の処理に困った一部の職員が保管を続けていたとみられる。裏金問題の発覚直後、調査チームトップの原正之副知事の自宅に現金50万円入りの封書が届いたことから、組合管理の口座以外にも裏金が保管されている疑いが浮上していた。
● 今も数千万円保管 複数の職員が申告
29日岐阜新聞
98年以降にも(裏金)を作った可能性がある、裏金づくりが現在まで継続していなかったかを調べている。
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
● 裏金、各課に保管 岐阜県調査チーム
7月29日 読売新聞
岐阜県の職員が組織ぐるみで、旅費や食糧費から工面した裏金を職員組合の預金口座に隠していた問題で、口座に預けた以外に、県庁の課内で保管されている裏金があることが、原正之副知事をリーダーとする調査チームの調べでわかった。こうした裏金の総額は、報告されているだけで1000万円を超えており、調査結果を近く発表する。
調査チームが職員にアンケート調査をしたところ、預金口座にプールされた1億4600万円の裏金とは別に、「現在も裏金が各課に保管されている」という回答が複数寄せられた。
組合の口座に付け替えられた裏金と同様、飲食費や慶弔費に充てるため課内で蓄えていた模様だが、すでに流用された裏金も相当額にのぼるみられることから、調査チームでは、弁護士3人による検討委員会の協力を得て解明を進める方針だ。
(2006年7月29日 読売新聞)
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