統一地方選の昨年2007年4月、その直後の選挙傾向を振り返るある報道に驚いた覚えがある。
「オンブズマン候補が大量に落選した理由~不正追及のプロが壊滅寸前」 ・・・・・・(大汗)
下記に引用するとおり、専門家の指摘は「地方議会でも政党化が進み、無所属が不利」、というもの・・・ふむふむ。
さらに専門家は、「一軒一軒挨拶して回るくらいの地道な活動をしなければならない」・・・今回、そんなことは一切していない私。
ここ山県市。
昨日、市民の方から来たメール、「寺町さんの人気、あかまる急上昇中」
メールを疑うつもりはない・・・とはいうものの、もしかして誰かの作戦なんだろうか??
いずれにしても、勉強会では、みんなハッパをかけてきたほうだから、気を抜くつもりはない。
◆当選後。さぁ、議員として働くための講座のスタート
でもやっぱり、「開けてみるまで」分からないのが選挙というもの。
ところで、最近は、緊張が高まってきてか、朝は4時前に目が覚めてしまう。
その緊張のせいでか、「血圧も上昇」してきて、健康にはマイナス。
はやく、ゆっくりと寝れるようになりたいとのホンネ。
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ここのところ6位、7位、8位あたり
● オンブズマン候補が大量に落選した理由~不正追及のプロが壊滅寸前
Jan Jan 2007/05/03
「オンブズマン候補が軒並み落選……」
4月22日に投票が行われた統一地方選挙から1週間経ち、後始末を終えた候補者たちが取材に口を開き、その事実が判明した。
都内に限ってみると、区長や区議、役所、役人などによる税金のムダづかいを追求してきたオンブズマンの現職議員や新人のオンブズマン候補は軒並み、落選している。落選した1人は「壊滅状態ですね」と自嘲気味に語る。
港区では4期目の当選を狙った現職の秋元幸久氏が41票差で落選した。秋元氏が当選した1期目に、役人が私的な飲み食いに税金を総額3000万円つかったというスキャンダルを、地を這うような地道な調査の末に秋元氏はつきとめ、返還を求める住民訴訟を起こして、1998年に3000万円の不正支出を区民の手に取り戻した。「役人が最も恐れる議員」といわれ、役所を厳しく追及してきた。これまで上位当選してきただけに、落選という結果に本人は大きなショックを受けた。敗因の理由を「選挙への取り組みが甘かったということにつきる」と秋元氏は総括する。
武蔵野市では、前市長の交際費のムダづかいを突きとめ、市長相手に返還を求める訴訟を6件起こして、3件で全面勝訴した現職の三宅英子さんが2期目を目指したが、最下位から2番目という惨敗に終わった。前市長とは、6期目の任期途中で職を捨て、衆院選へ出馬した自民党の土屋正忠・衆院議員のことだ。三宅さんの支持者は「弁護士も立てずに本人訴訟で、前市長の不正支出を返還させるため、三宅さんはたった1人で長年戦い、勝訴した。同僚議員ですらその実績は評価せざるをえないくらいに、活躍された方です。残念でならない」と悔しがる。
練馬区でもオンブズマンで現職の藤野克彦氏が再選を果たせなかった。藤野氏は率先して政務調査費をインターネットで公開するなど、情報公開の徹底を実践し、議会で区長や役所を厳しく追及してきた。
渋谷区では市民団体『オンブズマン渋谷行革110番』の代表で新人の大貫三平氏が938票を獲得したが落選した。あと、164票多ければ、当選できた。渋谷区はこの4年で40億円かけて巨大なハコモノが2つ建設され、さらに、120億円かけて新たな「複合施設」を建設する。典型的なハコモノ行政で、「税金で大手ゼネコンだけがボロ儲けしている」(大貫氏)状態だ。ある経済誌が都内自治体で「渋谷区は『行政透明度』ワースト1」と指摘したことがあるくらい、情報公開に後ろ向きだ。大貫氏は「大型開発中心の中止」「区政の情報を全て公開する『超透明』な行政の実現」「政務調査費の廃止」など、独自色の強い公約を掲げた。他候補との違いを鮮明に出したつもりだったが、有権者には届かなかった。
オンブズマン候補が今回、なぜ大量に落選したのか。選挙コンサルタントを営む専門家は次のように指摘する。
「民主党の候補が大量に当選したように、地方議会でも政党化が進み、無所属が不利になってきている。あと、オンブズマン系の人に共通しているのは、地元への浸透が足りない点です。不正追及に専念するあまり、有権者に自分の主張や政策、実績を伝えることが疎かになっている。ハッキリいえば、大半の議員がやっているのは、次に当選するための自己アピールです。選挙ではそういう、『選挙プロ』を相手にするのですから、オンブズマン系の人も選挙戦略を立てて、チラシをもって一軒一軒挨拶して回るくらいの地道な活動をしなければならない」
大貫氏は4年後を目指し、「今後は区民との交流を積極的に行っていくつもりです。これまでは、役人と激しくやりあうことがあっても、区民と対話する機会はほとんどなかった。顔と名前を覚えてもらう努力の重要性を身にしみて感じています」と語る。
今回は辛酸を舐めたオンブズマンには、4年後の再チャレンジを期待したい。
(及川健二)
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