今朝4月10日の朝日新聞、社会面・・・チカラが一気に抜ける記事。
もちろん、決して記者が悪いわけでなく、状況がおかしいだけ。
記事の見出し 「ポスター代水増し・山県市議選 『みそぎ』再出馬 無投票の公算大」
無論、その可能性は3月21日の立候補予定者説明会のときに「定数ちょうど」しかきていないことから、懸念されてきた。
記事の「無投票当選になれば『みそぎ』の機会が失われる公算が大きくなってきた。」 とのとおりだ。
昨日、知人が教えてくれた。「共産党が候補者擁立断念と3月30日付けのニュースに書いて配っている」と。
続けて「みんなのために、なんとか選挙にしないとあかん」。・・・
そして、今朝の新聞報道。
政党、しかも共産党が候補者を出さないなんて・・・
記事 「引退の意向を示している共産現職の後任選びは難航しており、ほかに立候補の動きは見られない。」
ある種、政党の無責任さを感じる。現職が次ができないことは明らかだったというのだから、なおさらだ。
ともかく、私も、「無投票阻止のために、『届け』だけ出して」と何人にも頼んできたけど・・・
自治体合併後の初の選挙である4年前の4月。
有権者の範囲が突然拡大するわけだから、どうなるか誰にも分からない。
出る以上は、上位でとは思っていた。結果は上から4位。
当時の報告 ⇒ 2004年4月24日 新しい風ニュース148号
今回、争点作りもちゃんと練り、今までで一番、準備をしっかりとやってきた。
そうなのに・・・
昨日知人の女性議員から来たメール。
市民運動から出て、連続3期トップ当選してきたすごい人。
「 > ともまささん、リラックス!リラックス!
(ブログをみてたらついそんな声をかけたくなりました)。
とはいっても当事者はそうはいかないですよね。」
そういえば、産廃処分場問題で知れた御嵩町は、昨年の夏が議員選挙だったけど、無投票だった。
市民運動での知り合いの女性議員に選挙後に会ったとき、「無投票でよかったね」と言ったら、
「悔しいーー! 有権者がどう判断するか見たかったのに!!」
無投票が如何にマズイことか、伝わった。
今、自分がその可能性に直面して、なお、よく分かる。
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2008年4月10日 朝日
ポスター代水増し・山県市議選 「みそぎ」再出馬 無投票の公算大
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
選挙公営制度を悪用した不正請求問題の端緒となった岐阜県山県市議違(定数16)が13日告示される。
立候補を決めているのは16人。詐欺容疑で県警に書類送検され、「反省の情が認められる」として起訴猶予になった当時の市議6人のうち、2人が今回も立候補を表明しているが、無投票当選になれば「みそぎ」の機会が失われる公算が大きくなってきた。
9日時点で届け出の事前審査を済ませたのは、現職14人、前職1人、新顔1人。引退の意向を示している共産現職の後任選びは難航しており、ほかに立候補の動きは見られない。
市議会では、4年前の市議選をめぐるポスター代水増し事件で、書類送検された市議のうち5人が辞職。宮田軍作氏(66)だけが現職にとどまった。今回も立候補の準備を進める宮田氏は「責任のとり方は様々。市民の要望や提言を吸い上げ、市政に反映させることが必要」と説明。
昨年11月に辞職した武藤孝成氏(58)も「手続きミスとはいえ責任をとって辞めたが、こんな理由で政治の道をあきらめたくなかった」と立候補を決めた。いずれも「許してもらえるか、民意を問う機会」と位置づけている。
辞職組のうち、残る4人に立候補の動きはない。前市議の1人は「誤ったことをした以上、行政のチェックなど、他人に対して強く(問題や課題を)指摘することに戸惑いを感じてしまう」と漏らす。4人が立候補しないのも、無投票が予想される理由の一つだ。
昨年6月に県警の捜査が発覚後、市議会は、市民からの「水増し」議員の辞職勧告請願や自主解散を求める請願をすべて否決。自浄作用より司直の判断を待った。
一方で、今年3月には、議員の期末手当加算と政務調査費、費用弁償の廃止を全会一致で決め、市議らが職務関連の犯罪で逮捕された後も職にとどまろうとするなら、市民説明会を義務づける倫理条例も制定した。「一連の議会改革は選挙を意識したパフォーマンスだった」と冷めた目で見る市議もいる。
市民の目も冷ややかだ。スーパーで買い物をしていた無職男性(61)は「本来なら、選挙戦になって大勢の中から代表を選べればいいけれど、もう誰も出たい人がいないんだから仕方がないよね」とあきらめ顔だった。 (上田真由美)
【キーワード】 ポスター代水増し事件 04年4月の山県市議選で、公費負担のポスター代を水増し請求したとして、県警は昨年7月、市議7人(うち1人は嫌疑なしとして不起訴)、県議に転じた前市議1人と印刷業者らを書類送検。市が設けた調査委員会は、議員らが14万~28万円を不正請求(総額149万1千円)したと認定した。岐阜地検は12月、議員らを起訴猶予にした。
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