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てらまち・ねっと



 市長が議会への出席を拒否するという信じられない自体の鹿児島県阿久根市。
 議会からリコールの声も出る阿久根市長。
 
 そのあたりは、2010年3月5日のブログ ◆エスカレートする阿久根市長/マスコミが傍聴席にいる・本会議拒否/判決に従っては市政運営ができない
 で整理した。

 その後も、騒動は続き、委員会に出席する職員に「答弁するな」と指示し、さらに議員の反発状況を作った。

 市長と対立している市職員労働組合の役員ら職員8人には、市が主催する市民懇談会(14日)への出席を8日付で命じて、組合との対立を演出。
 
 流会になった市議会は今日10日再開とあって、どうなるか注目されている。

 ところで、ここ山県市も今日が本会議の再開。
 議場での議案質疑がある。

(関連のエントリー) 2009年2月26日のブログ
    ⇒ ◆熱い阿久根市劇場/市長は職員の退職金・給与公開。議会不信任議決を誘導、解散/定数16に28人

   2009年3月24日
    ⇒ ◆なまの阿久根市/議会と市民と市長の話し合いの場も/候補者まとまらなければ不信任再議決は流動

 他に、2009年6月21日のブログ、2010年1月25日のブログなど。

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●阿久根市長の出席拒否、法の想定外に議会苦慮
     2010年3月5日 読売新聞
 地方自治法には、自治体の首長が議会に出席しない場合の罰則規定はない。法の想定外のケースと言えそうだ。

 同法は115条で「地方公共団体の議会の会議は、これを公開する」、121条で「地方公共団体の長は、議会の審議に必要な説明のため議長から出席を求められた時は、議場に出席しなければならない」と定めている。

 竹原市長の対応はいずれの条文にも反している。総務省行政課は「議案の提案者である市長が議会に誠意ある対応を取っておらず、道義的責任は当然ある。しかし、法律には、議会に出席しなかった場合にどうするかという規定まではない。議長は出席を促し続けるしかない」と話す。

 市長はすでに予算案を議会に提出しており、議会が独自に審議し、議決することはできるという。同課は「議決にあたり、市長の説明を聞くことは法的要件ではなく、議会が完全に行き詰まるわけではない。ただ、予算の提案権は市長にしかなく、その説明を聞かずに進めるか、議会がどう考えるかにかかっている」と指摘する。

 事態打開のため、議員が市長不信任案を提出する方法もあるが、阿久根市では昨年4月にも不信任案が可決され、出直し市長選で竹原市長が再選されたばかり。

 反市長派の市議は「前回の市長選から1年もたっておらず、市民は一連の混乱にうんざりしている。不信任案を出すのなら、確実に勝てる候補が必要」と打ち明ける。市議らの間では、市内の若手企業経営者ら数人の名が挙がっているが、擁立に向けた具体的な動きには至っていない。市長が議会出席を拒み、議会側も打つ手がない異例の状態が続きそうだ。

 一方、1月に阿久根市の会社社長らが設立した市民団体は、竹原市長の市政運営や政治姿勢を検証し、改善の余地がなければリコール(解職請求)も辞さない、としている。

●鹿児島・阿久根市長:毎日新聞など批判 市議会欠席続く
       毎日新聞 2010年3月5日
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は5日、午前10時開会の市議会本会議に執行部全員の出席を拒否し、同市議会の空転は2日目に入った。市長は毎日新聞などマスコミ5社を名指しし、議場へのカメラ持ち込み禁止を求める「要求書」を浜之上大成議長に提出した。4日夕も地元民放3社だけに対し市長室での取材に応じるなど、「メディア選別」ともとれる動きをしている。

 市長が名指ししたのは毎日新聞のほか、朝日新聞▽読売新聞▽南日本新聞(本社・鹿児島市)と、TBS系のMBC南日本放送(同)。【馬場茂】

●阿久根市長、議場に姿=閉会間際で流会に-鹿児島
      2010/03/05-18:50 時事
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、市議会本会議への出席を拒否している問題で、同市長は5日、午後4時の閉会間際に議場に姿を見せたが、議会運営委員会は「予定の7人全員が質問できない」として流会を決め、市議会は前日に続き空転した。

 傍聴席に「一部マスコミ」がいることなどを理由に4日から議会への出席を拒否していた竹原市長は、午後3時半すぎ、議場に現れると、市議に向かい「(一部マスコミの)カメラと議会どちらが重いか。メディアが重かったというおかしな話だ」と批判。また、流会が決まり引き揚げる議員に対し、「今からできますよ。会社員は5時、6時まで仕事をするのに」と声を掛けた。

●阿久根市長、議会ボイコット 怒り、戸惑い
       朝日 2010年03月06日
 マスコミが議場にいることを理由とした阿久根市の竹原信一市長の「市議会ボイコット」は前日に続き5日も行われた。竹原市長は本会議が終わる直前になって議場に現れたが、議会側はこの日の開催には応じなかった。竹原市長は「議会が要求を受けなかった」と責任転嫁の発言。「議会軽視」「身勝手だ」。議員や市民からは怒りや戸惑いの声が上がった。(周防原孝司、三輪千尋)

 空転が続いた午後3時すぎ、議会事務局に竹原市長側から「本会議に午後3時35分から出席したい」と意思表示があった。それを受けて、市議会議会運営委員会を開催。だが、残りの時間で総括質疑を行うのは無理があるとして10日に開催することを申し合わせ、全員協議会に諮った。

 全協は3時40分ごろに始まった。同じころ執行部が議場に入り、竹原市長も3時50分ごろに自席に着いた。

 全協は最終的に総括質疑の延期を決定。ため息をつきながら議場に荷物を取りに戻った反市長派の議員に、薄ら笑いを浮かべた竹原市長から声が飛んだ。「まだ時間あるよ。ちゃんとやろうよ」

 「バカにするな」。議員からは怒鳴り声が飛んだ。「なぜ朝から来なかったんだ」「2日も待たせておいて」。議員名が書かれた札をたたきつけるように倒して帰っていく議員もいた。

 議場には市長派の議員4人と竹原市長と執行部だけが残った。竹原市長は「文書はちゃんと出した。それに議会が応じてくれれば良かっただけの話だ。議会(の進行)よりもマスコミが重いということだ」と議場で話した。市長派のある議員は「市長は出てきたけど今度は議会が拒否。面白いな」と大声で笑った。

 反市長派の議員は「まったく理解できない」と怒りが収まらない様子。「許せない。市長の資質がまったくない」と話した。

 市長に向けられる市民の目は冷ややかだ。農業の男性(57)は「市長は議員としっかり議論して市民のために取り組んでほしい」と話した。会社員の男性(55)は「何もコメントできないぐらいあきれている」。パートの女性(51)は「マスコミが傍聴席に入ってまずいことでもあるのでしょうか。市長として議会に出席するのは当たり前のことではないでしょうか」と首をかしげた。

●阿久根市長:「不信任出せ」議員を挑発 課長には答弁禁じ
      毎日新聞 2010年3月9日
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は8日の市議会産業厚生委員会で「わいどんとはもう語らん(お前たちとはもう議論しない)」「不信任を出せ」などと激しく議員を挑発し、説明を拒んで退席した。担当課長にも答弁しないよう命じたといい、委員会は1時間足らずで閉会した。市長の本会議への出席拒否など、阿久根市議会は異常事態が続いている。

 委員会は学童保育などを審議する予定で午前10時に開会した。当時は、報道陣を含め傍聴者はいなかった。

 同委員会の木下孝行委員長らによると、市側から生きがい対策課長が出席。委員の質問に、課長が「市長から一切答えるなと命令された」と答えたため、委員長が市長に出席を要求。

 姿を見せた市長に、委員が「なぜ課長に説明もさせないのか」とただすと、「議会は前から自分に不信任状態。だから説明の必要はない」などと一方的に話し、激高した様子で席を立ったという。

 木下委員長は竹原市長の振るまいを「市民不在の市政。議会の調査権を侵害している」と厳しく批判した。

 竹原市長は今月4、5日、「マスコミが議場で取材している」として、本会議を欠席。予定していた10年度当初予算案の総括質疑に入れず、2日連続で流会した。

 竹原市長は08年12月にも「議会は市長不信任を可決し解散してもらいたい」と議会側を挑発。市長不信任案の可決後、議会解散と、市長不信任の再可決を経て出直し市長選が行われた。【馬場茂】

●阿久根市長、課長らに答弁禁止令 ブログで議会批判
      朝日 2010年3月8日
 8日開かれた鹿児島県阿久根市議会の産業厚生委員会で、継続案件の説明を求められた担当課長が「市長から発言を禁止されている」と答弁を拒んだ。委員会が竹原信一市長を呼んで説明を求めたところ、市長は「議会がしっかり議論していない」などと発言し、退席。

 さらに市長はこの日更新したブログで、今後の執行部の議会答弁について「『市長から言われました、答えません。市長の命令です』これでいきます」と課長らに訓示したことを明らかにした。

 委員会は昨年12月議会から継続調査としている学童保育など保育行政案件について検討するため、午前10時に開会した。担当の生きがい対策課長が答弁を拒んだため、竹原市長を呼んで「なぜ答弁させないのか」と尋ねたところ、市長は「私は再選されても議会からは不信任の状況で聞き入れてくれない。

 議会がしっかり議論していない」と返答。案件の説明をしないまま10分間ほどで退席したという。

 委員会は時期をみて、再びこの案件を審査することにした。
 市議会の定数は16。木下孝行委員長は「議会ルールを無視している。意に沿わない議会が悪いといわれても困る」と話す。4人いる市長派の1人、石沢正彰議員は「反市長派議員は市長の足を引っ張ることしかやっていない。市長はいろんな機会を通じて市民に説明責任を果たしていくと思う」と市長を擁護した。

 一方、竹原市長は同日午後6時すぎにブログを更新。時期ははっきりしないが、市長が課長会で訓示した内容を掲載した。

 ブログではまず冒頭で「あらゆるところで足を引っ張ろうとする議会とは決着をつけます」とした上で、「議会ははっきり言って『多数派の人たちは邪魔するために質問をする』という状態です。こんなのに皆さんが全部答える必要はない。『市長から言われました、答えません。市長の命令です』これでいきます」とした。

 ほかにも「今のバカみたいな状況は、決着しなければいけない。本当ならば、前の選挙のときに不信任を受けて、また私が再選したのだから、私に任せるというのが市民の意向、意思の反映である。多数派議員たちはまずそこのところが納得できていない、分かっていない」と議会を批判。「議会とは決着をつけます」とした。

●「給与払わないと告発」元係長が阿久根市長に通告
      2010年3月5日22時12分 読売新聞

●阿久根市長「ブログ修正する」 障害者3議員と面会、謝罪は拒否
       南日本 2009-12-19
 阿久根市の竹原信一市長は18日、自らのブログ(日記風サイト)に障害者差別とも取れる記述に抗議するため同市役所を訪れた「障害者の政治参加をすすめるネットワーク」の議員3人と面会、「ブログを修正する」と述べた。謝罪はなかった。

 熊本市議会の村上博議員(59)らが、非公開での面会後に会見して明らかにした。竹原市長は取材に応じなかった。ブログは同日、問題の記述部分が消え「ただいま 修正中」となった。

 3人によると、「傷ついた人がいれば謝るべきだ」などの指摘に対し、竹原市長は「議論のきっかけになった。謝罪には値しない」と答え、記述については「乱暴(な表現)だった。修正します。あとは私に任せて」と述べた。

●阿久根懲戒免職訴訟が結審 市側「裁判所に人事論じる資格なし」
 南日本新聞 2009 12/25 15:00

●阿久根市長ブログ 天皇制記述を修正
        南日本 2009-12-22
 阿久根市の竹原信一市長が市議時代の2007年6月、自らのブログに天皇制批判の記述をしていた問題で、21日までに、「天皇」「どこの馬の骨ともわからない家系」などの記述が削除されるなど修正された。

 問題の記述は、「天皇について考える」をテーマに、6月7日付で5回にわたり掲載された。・・・

●阿久根市長ブログ批判 右翼街宣車60台が集結
      阿久根市長ブログ批判 右翼街宣車60台が集結 2010-01-25
街宣車数十台が連なり渋滞する国道3号の阿久根駅付近=24日午後2時すぎ、阿久根市

 阿久根市の竹原信一市長が自身のブログ(日記風サイト)に記述した天皇制を中傷する文章などをめぐり、右翼団体の街宣車約60台が24日、同市内で市長を批判する街宣を行い、幹線道路などが一時渋滞した。

 県警によると、街宣車は午前中、薩摩川内市内に集結。国道3号を北上し、午後から阿久根市内で街宣した。100人を超す警察官が市役所や竹原市長の自宅周辺、主要交差点などで警戒したが、交通事故など目立ったトラブルはなかった。

 住民からは「こんな騒音被害がなぜ許されるのか。市長に直接文句を言うべきだ」「市長はこれ以上騒動を起こさないでほしい」など苦情の声が聞かれた。竹原市長は同市内で、南日本新聞の取材に対し、「取材には答えない」と話した。

●現・元市議6人不起訴 阿久根、枕崎市政調費の詐欺容疑 鹿児島地検
    2010/02/27付 西日本新聞朝刊
 鹿児島地検は26日、領収書を偽造して政務調査費をだまし取ったなどとして、詐欺などの容疑で告発されていた鹿児島県阿久根市の現職市議1人と元市議4人、同県枕崎市の現職市議1人の計6人について「政務調査費の趣旨を逸脱するまでの悪質な使い方はなかった」として不起訴処分にした。

 不起訴の内訳は、現職の阿久根市議と枕崎市議が嫌疑不十分。阿久根市の元市議は嫌疑不十分と起訴猶予とした。

 6人は2002年度-05年度の政務調査費で、議員任期満了後にファクス機器を購入したり、領収書のない調査旅行費を受領したなどとして、住民から県警や地検に告発された。それぞれ07年9月-昨年12月、詐欺や有印私文書偽造などの疑いで立件された。

 このうち、元阿久根市議はプリンターなどを購入したとする領収書8万4千円分を偽造して政務調査費をだまし取ったとして、市議会でも問題となり、07年9月の定例会で辞職勧告決議案が出されたが、賛成少数で否決されていた。この容疑について、地検は「偽造とは確認できなかった」とし、嫌疑不十分とした。

●阿久根市長、組合役員に市民懇への出席命令
       2010年3月9日20時34分 読売新聞
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)が、市長と対立している市職員労働組合の役員ら職員8人に、市が主催する市民懇談会への出席を命じていることがわかった。

 8日付の命令書では「職員研修の一環」としているが、反市長派の市議らは「市長の支援者がいる場で、職員を糾弾するのが狙いではないか」と話している。

 市民懇談会は、竹原市長が就任した2008年9月以降、各地で開催。市長が市政の現状などを報告するが、市長支持者が多く集まる傾向がある。

 今回の市民懇談会は14日夜。市長は市職労役員4人と、昨年4月の人事異動で降格後、市公平委員会が降格を取り消す判定を出した3人を含む計8人に出席を命じた。

 反市長派の市議は「市長は職員に口封じをするなど、強権的な色合いを強めている。懇談会では8人をつるし上げにするかもしれず、出席して監視する」と話している。

●阿久根市長は議会に出席を…市民団体要請
          2010年3月9日22時43分 読売新聞
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)が開会中の市議会本会議への出席を拒否した問題で、市民団体「阿久根の将来を考える会」(川原慎一会長)は9日、市長に議会に出席するよう求める嘆願書を提出した。

 考える会は「議会の出席は市長の義務。親が小学生に学校に行くように言っているようなもの」と苦言を呈した。

 嘆願書は、会の発起人で養鶏業、西平良将さん(37)が市長室を訪れ、提出した。市長は「受け取りました」とだけ話したという。

 市長は4、5日、「マスコミが議場にいる」として本会議への出席を拒否。市議会は審議ができず、流会になった。市議会は10日に本会議を再開するが、市長が出席するかは流動的だ。


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