1-1.圧力容器内の状態を解析コードで推定(2・3号機)
水位計の不確かさを考慮した保守的なシナリオでは、燃料の大半は原子炉圧力容器下部に溶融して移動したと評価。
水位計の指示値を基にしたシナリオでは、燃料は損傷したもののほとんどは元の炉心位置に残っていると評価。
4-3.格納容器内の状態に関するまとめ(2・3号機)
燃料は損傷・溶融したものの、一部は炉心部に残り、一部は原子炉 圧力容器下部プレナム又は原子炉 格納容器ペデスタルへ落下。
評価結果は、「地震発生前に燃料 があった位置にほぼ残っている状 況」 から「損傷燃料の一部が格納 容器底部に滴下」まで推定の幅が ある。
現在、注水は給水系配管と炉心スプレイ系(CS系)配管から実施中 であり、格納容器内の各箇所の温 度は100℃以下で安定。
よって、いずれに移動した燃料も注水により概ね水に接する状態で 冷却されているものと評価。
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