東京都のコロナ感染者が爆発的拡大といわれながらも5000人台でいる。
そもそもは、検査数との関係で陽性が表に出ず、「隠れ感染者」「隠れ陽性」の問題が・・・・などと言われる。
そのことは、以前から指摘されていたこと。
ともかく、首都・東京の事実が隠されているとするなら、私たち国民は何を信じるのか・・・
次に来るであろう変異株「ラムダ株」のことも同様。
確かに、五輪のころ、南米に居た女性から「ラムダ株」が日本に入った、との旨が報道されたことは記憶にある。
しかし、それが「五輪関係者」であったことは、報道されていなかった。
それが、最近、ばれてしまったらしい。
厚労省が公表しなかった、とされているが、政府や五輪主催関係者らが隠していたことは疑う余地のないこと。
五輪が「ラムダ株」を持ち込んだ・・・ではあまりに都合が悪い。
結局、隠蔽とはこういうこと。
≪アルファ株もデルタ株もそうやって広がった≫という指摘をどう受け止めるのか。
そんなことで、今日は次にリンクし、抜粋しておく。
●新型コロナ 東京都『制御不能な非常事態』続く ”隠れ感染者”にも懸念/fnn 8/20
●東京都が「積極的疫学調査」縮小!「隠れ陽性」と「死後コロナ判明」の激増を専門家が強く危惧/日刊ゲンダイ 8/17
●東京都新規感染5386人 岡田晴恵教授「検査足りてない五輪で検査できたのに」/デイリースポーツ 8/18
●ペルー由来の変異株「ラムダ株」を国内初確認 羽田空港に到着した女性から/東京 2021年8月7日
●五輪関係者から7月上陸「ラムダ株」は厚労省ノーマーク! 市中蔓延は時間の問題/日刊ゲンダイ 2021/08/17
●「検査数も水際もスカスカ…冬なら致命的」ラムダ株の追跡不十分、政府は五輪に『忖度』して非公表に?/東京 2021年8月21日 06時00分
なお、昨日8月20日の私のブログへのアクセスは「閲覧数1,858 訪問者数999」。
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●新型コロナ 東京都『制御不能な非常事態』続く ”隠れ感染者”にも懸念
fnn 8/20
・・・(略)・・・増える10代以下感染者 職場内感染も高い水準に
「今週は、10歳未満、および10代の割合が上昇した」
6月中旬以降、50代以下の割合が9割以上で7月以降は20代が3割を超えている。そんな中、今週は10代の割合が増えており、若年層を含めたあらゆる世代に感染リスクがある、と改めて警鐘を鳴らされた。
感染経路では家庭内感染が64.4%とこれまで同様最も多いが、職場内感染も1704人と極めて高い水準となっていて、従業員が体調不良の場合、積極的に受診や休暇取得を進めることが最も重要、などの指摘も出された。
夜の繁華街に中高年 ショッピングセンターも人出増
夜の繁華街で遊ぶ人々のなかで40歳~64歳の中高年の割合が高い、との分析も示され、仕事帰りにまっすぐ家に帰るよう協力が呼びかけられた。また、大型ショッピングセンター内のフードコートの人出が、前回の緊急事態宣言中に比べ高い水準で、市部ではコロナ流行前に近い水準に戻っているという。
・・・(以下、略)・・・
●東京都が「積極的疫学調査」縮小!「隠れ陽性」と「死後コロナ判明」の激増を専門家が強く危惧
日刊ゲンダイ 8/17
東京都は濃厚接触者や感染経路を詳しく調べる「積極的疫学調査」を縮小する方針を各保健所に通知した(10日付)。重症化リスクの高い高齢者施設や医療機関の調査を優先させる。保健所の負担が軽減される半面、陽性者の発見はおろそかになる。この先、「隠れ陽性」と「死後のコロナ判明」が激増する恐れがある。
・・・(以下、略)・・・
●東京都新規感染5386人 岡田晴恵教授「検査足りてない五輪で検査できたのに」
デイリースポーツ 8/18
・・・(略)・・・ TBS「Nスタ」に出演した岡田晴恵白鴎大教授は、
「きょう5000人を超えたということは、自宅療養と(入院)調整中の方が上積みになっているわけですから、一番やらなきゃいけないことは、陽性率が高いということは検査が足りてないということですから、東京五輪であれだけ毎日ルーティンで検査ができることが示されているわけですから、そのリソースを国民に向けて、検査を増やして陽性の人、陰性の人をきちんと拾っていくことが1点。遅いかもしれませんけど、措置病院のことを至急、可及的につくって、集約的に見ながら自宅で中等症の方がおられるということを改善して、重症にならないようにさせなきゃならない」
と指摘した。
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●ペルー由来の変異株「ラムダ株」を国内初確認 羽田空港に到着した女性から
東京 2021年8月7日
新型コロナウイルスの変異株で南米ペルー由来とされる「ラムダ株」が、羽田空港に先月到着した女性から確認されたことが6日、厚生労働省への取材で分かった。国内初確認となる。
厚労省によると、女性はペルーに滞在歴があり、7月20日に羽田空港に到着。検疫が実施した検査でコロナ陽性が判明した。その後、国立感染症研究所が詳しく調べたところ、ラムダ株と確認された。
ラムダ株については、海外メディアなどで「中和抗体を弱める特性があり、ワクチンの効きが悪い恐れがある」との特性が指摘されている。
●五輪関係者から7月上陸「ラムダ株」は厚労省ノーマーク! 市中蔓延は時間の問題
日刊ゲンダイ 2021/08/17
すでに日本に上陸していたことが分かった、南米ペルー由来の新型コロナウイルスの変異株「ラムダ株」。先月、空港検疫で五輪関係者から初めて確認されていたのに、厚労省はメディアに問われるまで公表しなかった。
心配なのが、上陸を許したラムダ株が、この先、市中に蔓延することだ。西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「アルファ株(英国株)やデルタ株(インド株)の上陸から市中への蔓延プロセスを見ると、まず流行国からの渡航者のコロナ陽性が空港検疫で見つかり、その後、市中に広がっています。空港検疫の抗原検査は精度が低いため、検疫をすり抜けたラムダ株の感染者が『陽性』と知らないまま、市中で行動しているのでしょう」
まだラムダ株かどうか確定していないが、8月12日にも羽田空港に到着したペルーに滞在歴がある50代男性と30代男性のコロナ陽性が確認された。
また、ラムダ株は中南米を中心に40カ国以上で確認されている。
●「検査数も水際もスカスカ…冬なら致命的」ラムダ株の追跡不十分、政府は五輪に『忖度』して非公表に?
東京 2021年8月21日 06時00分
南米で多数の死者を出した新型コロナウイルスの変異株「ラムダ株」が初めて、五輪関係者によって国内に持ち込まれた。
厚生労働省はラムダ株の脅威の低さを理由に公表せず、機内でラムダ株陽性者の近くにいた濃厚接触の可能性がある人の追跡も十分でなかった。上陸から1カ月、ラムダ株が水際で留まったのか、市中に出たのか、確認は難しい。(沢田千秋)
◆脅威度低かった?
新型コロナ変異株は脅威の高い順に「懸念すべき株(VOC)」「注目すべき株(VOI)」に指定される。世界保健機関(WHO)はラムダ株をVOIに指定するが、国立感染症研究所はどちらにも指定していない。
理由について、脇田隆字所長は「南米で多くの割合を占めるが世界的には減少傾向。デルタ株を上回る感染性があるとは考えておらず、輸入されるリスクは非常に限定的」と説明した。
検疫で見つかった陽性検体の全てを、感染研がゲノム(全遺伝情報)解析しているため、今回の発見に至った。感染研はラムダ株発見を厚労省に報告し、誰でもアクセス可能な国際データベース「GISAID」に登録したが、厚労省は公表しなかった。「公表対象のVOCではないため」(担当者)という。
◆後手後手の厚労省
ラムダ株への市民の関心は高い。WHOによると、ラムダ株は2020年、ペルーで見つかった。ペルー、チリ、エクアドルを中心に拡大し、ペルーの死者は約20万人に上る。人口100万人あたりでは、約6000人で世界最多。2位ハンガリーの2倍で断然多い。アルファ株がまん延した英国は約2000人、デルタ株のインドは約300人、日本は約120人で、ペルーの深刻さが際立つ。
8月に入り、ラムダ株陽性者が五輪関係者と判明し、公表しなかった政府への批判が広がった。加藤勝信官房長官は18日、「国民の不安解消につながるような形で公表するようにしていく」と、方針見直しに言及したが、同日夕、さらなる不手際が発覚した。厚労省は、機内での陽性者の濃厚接触候補者リストを、関係自治体や五輪組織委に送っていなかった。候補者は全員、自宅などに戻っており、保健所による適切な健康管理や迅速な検査は行われなかった。
◆「公表しなかった姿勢は論外」
濃厚接触の可能性があったのは、陽性者の列と前後2列ずつの全座席で、大型旅客機に搭乗していた場合、約50人が候補となる。だが、厚労省は今回の候補者数を公表していない。居住地も非公表とし、五輪関係者を含む「全員に発熱などの症状はなかった」としている。
医療ガバナンス研究所の上かみ昌広理事長は「ラムダ株を発表しなかった姿勢は論外だ。五輪中に感染拡大しており、出したくなかったのでは」と憤る。濃厚接触者から市中にラムダ株が広がった可能性は残るが、現在のPCR検査ではラムダ株の確認はできず、発見は容易でない。
「アルファ株もデルタ株もそうやって広がった。厚労省の責任は重い。水際対策が難しいなら、英国のように徹底的な検査態勢を取るしかないのに、日本は検査数を絞り水際もスカスカ。あの株が日本の冬に来たら致命的になりかねない」
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