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てらまち・ねっと



 西郷輝彦さんが自らの前立腺がん(去勢抵抗性前立腺がん)の治療のためオーストラリアに渡ったのが、昨年4月末。
 世界で最新の前立腺がん治療と位置付けられるPSMA療法を受けるため。
 時々、状況報告があったが、それにしては日本への帰国が遅い、と感じていた。

 昨年の秋ごろは、納得のいく治療のために、最大限の時間を使っているのかと思っていた。

 しかし、今年2月に訃報。
 すでに9月に帰国、日本の病院に入院し、前立腺がんでなくなったとの報道。
 最後までの頑張りに敬意をあらわすとともに、お疲れ様・・・。
 PSMA療法が完ぺきではないことは言われていたけれど、私はやっぱり、他の療法よりはすぐれていると思うから、渡豪しての治療の選択は良かったとおもう。

 状況が想像できる報道がいくつかあったので、今日は、リンクし、一部は抜粋して経過をより認識しておくことにしよう。

●西郷輝彦さん急逝  前立腺がんは「NET化」すると1年生存率27%/日刊ゲンダイヘルスケア 2022年02月26日 
●西郷輝彦氏が望みをかけた最先端の「PSMA標的内用療法」とは/ M&A Online 2022/02/25
●追悼・西郷輝彦さん LINEで知人に明かした「今度こそやりたい」と強調していたこと/デイリー新潮 2022/02/22
●西郷輝彦さん、10年間のがんとの闘い 全摘出、再発、転移、抗がん剤治療、海外へ/女性セブン 2022.02.24
●西郷輝彦さんで注目、PMSA治療とは?前立腺がん、50歳過ぎたらPSA検査を/ビジネスジャーナル 2022.03.10  

 もちろん、上記の報道の前には、ご本人のWEBにリンクし、最後の
 ≪●第4弾 がんが消えた編 衝撃の画像公開 完/西郷輝彦公式チャンネル  2021/08/29≫(今日の後半のトップにリンクしておく)
 から、一部抜粋してご本人の報告を見る。

【 西郷 輝彦/前立腺がん最先端治療を求めてオーストラリアへ渡った私は、1回目2回目と治療を重ね、2回目にしてついに消えたがんをこの目で見た。しかし、何の影響かわからないが、PSA数値が異常な上昇を続け、
 オーストラリア側の医師からは「治療を中断して日本で調べた方がいい」
 日本側からは「がんは消えている。あとはあなた次第だ」と促される。
 私はどの道を選ぶのか。苦渋の決断が迫られる。・・・(略)・・・ 】

 ということで、その「PSA数値が異常な上昇」の様子を確認した。
 上記の「西郷輝彦公式チャンネル  2021/08/29」から画像をコピーし、切り貼りして、オーストラリアでのPSAを列記。
「6/15 510」
「7/01 480」
「7/29 510」
「8/16 800」

 ・・・・この数値はとても高いレベル。
 ・・・・ただ、・・・うーん、近いうちにブログに載せるけど、私の昨年一年間の「告知から2年目の経過」の中に記したPSAの数値は、もっと高いときが結構ある。
 しかも、現在はもっと高い・・・・(汗) (汗) (汗) ・・・(笑)

 なお、昨日3月18日の私のブログへのアクセスは「閲覧数1,269 訪問者数731」。

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●第4弾 がんが消えた編 衝撃の画像公開 完
      西郷輝彦公式チャンネル  2021/08/29
 西郷 輝彦/前立腺がん最先端治療を求めてオーストラリアへ渡った私は、1回目2回目と治療を重ね、2回目にしてついに消えたがんをこの目で見た。
しかし、何の影響かわからないが、PSA数値が異常な上昇を続け、
オーストラリア側の医師からは「治療を中断して日本で調べた方がいい」
日本側からは「がんは消えている。あとはあなた次第だ」と促される。
私はどの道を選ぶのか。苦渋の決断が迫られる。
・・・(略)・・・
上記の「西郷輝彦公式チャンネル  2021/08/29」から画像をコピーし、切り貼りしてPSAを列記。

「2021/6/15 510」 「7/01 480」 「7/29 510」 「8/16 800」
 

● 西郷輝彦さん急逝  前立腺がんは「NET化」すると1年生存率27%
     日刊ゲンダイヘルスケア 2022年02月26日  DR.中川 がんサバイバーの知恵
・・・(略)・・・ 西郷さんの前立腺がんを巡っては昨年9月、「がんが消えた」と語ったことが話題になりました。2011年に全摘した前立腺がんは、17年に骨転移が見つかり再発。治療で抑えていたものの、昨年になってマーカーのPSA値が急上昇。背中や肺にも広く転移したことから、豪州で日本未承認のPSMA治療を受けたところ、劇的な効果を生んだことが報じられました。

 その元気な姿からすると、今回の訃報に驚いた方は少なくないでしょう。前立腺がんには、治療せず経過観察で済む穏やかなタイプと、転移や再発を繰り返す難治性のタイプがあります。西郷さんは後者でした。

 PSMA治療は、前立腺がんと転移部分のみに集まる放射性薬剤を用いた放射線治療のこと。西郷さんはそれを3回受ける予定で渡豪したそうで、注目はその経過です。1回目は効果がない上、PSA値が上昇。2回目で「がんが消えた」といいます。
 西郷さんがユーチューブに投稿された画像を拝見すると、胸の病巣の一部は確かに改善しているように見えますが、上腕骨にはがんの骨髄への浸潤と思われる影が確認できます。しかも、「がんが消えた」とする一方で、PSA値は800まで上昇した
そうです。

 その経過から推察されるのは、前立腺がん細胞の一部が変異した可能性です。PSMA治療は、変異する前の細胞の性質に反応するため、変異した細胞には効きにくくなります。そうすると、同じ治療に対し、一部の転移病巣に効果があり、ほかには効果がないということがまれですが、起こりうるのです。そうだとすると、変異前の治療なら、より効果的だったかもしれません。

もう一点考えるなら、神経内分泌腫瘍(NET)化した可能性もあるかもしれません。NETは肺の小細胞がんのような性質を持つことが知られています。前立腺がんが進行しながら、元の性質を変えてNET化し、肺などに転移することが注目されているのです。
 NET化した前立腺がんの治療は、肺の小細胞がんと同じ治療を行い、抗がん剤のシスプラチンとイリノテカンを併用します。それでも進行が極めて速い。1年生存率は27%、2年生存率は10%とされます。


 がんは、早期発見を心掛け、病理検査を欠かさず、その性質に即した治療を選ぶこと。西郷さんの闘病生活は、その重要性を物語っていると思います。ご冥福を祈ります。

●西郷輝彦氏が望みをかけた最先端の「PSMA標的内用療法」とは
      M&A Online 2022/02/25
ただ、本場の豪州で治療を受けた西郷さんが亡くなったことからも分かるように、PSMA標的内用療法も万能ではない。西郷さんも「PSMA標的内用療法でがんは消えたのに、PSA(前立腺腫瘍マーカー)が上がっている」と、自身のYouTubeチャンネルで不安を語っていた。

 前立腺がんの5年生存率が高いのは完治したためではなく、進行が遅いのに加えてホルモン治療によってがん細胞を一時的に抑えることができているからだとも指摘されている。最先端治療のPSMA標的内用療法が日本で承認されたとしても、前立腺がんの早期発見・早期治療が重要なのは言うまでもない。

●追悼・西郷輝彦さん LINEで知人に明かした「今度こそやりたい」と強調していたこと
       デイリー新潮 2022/02/22
 歌手で俳優の西郷輝彦さんが20日、前立腺ガンのため、都内の病院で死去した。75歳だった。西郷さんは日本では未承認のガンの最先端治療を受けるため、2021年4月末に豪州へ。昨年9月下旬に帰国し、同10月から入院していた。

 西郷さんが都内の病院に入院したのは昨年10月。西郷さんと親しい芸能関係者によると、前立腺ガンの治療のため訪れた豪州から同9月下旬に帰国したものの、自宅で「気分が悪い」と訴え、病院に搬送された。
 病院では「肺に水がたまっている」との診断を受け、治療を受けた。その後、回復に向かい、今月末には退院する予定だったが、容体が急変した


・・・(略)・・・渡豪したのは昨年4月末。その際、出国がガン治療のためであると所属事務所を通じて公表した。
 この治療は1カ月半ほどの間隔をおきながら3回行う。1回目の治療は劇的に効いた。腫瘍マーカーの値が急に好転した。
 治療は点滴のみ。このため西郷さんは「これだけか」と驚いたという。入院の必要もなく、病院の近くにマンションを借り通院した。
 豪州滞在中の同8月22日には中継で日本テレビ「24時間テレビ」に出演した。スタジオから体調を問われると「元気ですよ」と笑顔。「私のガンが消えた画像をこの目で見たんです」と語り、回復を信じ切っていた。
 さらに「(自分の治療経過を報告する)YouTubeでご覧いただきたいと思ってます。奇跡は起こります」と呼び掛けた。だが、最後の配信となった4回目の西郷さんは顔色が悪く、治療結果への戸惑いを隠さなかった。

 2回目の治療の後、状況が暗転したのだ。西郷さんと親しい芸能関係者によると、前立腺癌腫瘍マーカー検査(PSA)の数値が急伸した。
 このため、現地の医師は「3回目の治療をやめて日本に帰るという選択肢もある」と言ったが、西郷さんの希望で3回目の治療も行われた。
 そして9月下旬に帰国。本来は8月下旬に戻ってこられるはずだったが、現地の病院の都合で伸びた。帰国後は体調不良が続いた。
・・・(略)・・・

●西郷輝彦さん、10年間のがんとの闘い 全摘出、再発、転移、抗がん剤治療、海外へ
      女性セブン 2022.02.24
・・・(略)・・・ そんな彼の前に立ちはだかったのが、前立腺がんだった。最初に発見されたのは2011年だったが、当時は病気を公表することなく、極秘のうちに前立腺を全摘出。
だが、6年後の2017年11月に再発が発覚した。背中に激痛が走り、検査をしたところ、医師から告げられたのは非情の宣告。「骨への転移」だった。あまりの進行の速さに、主治医は緩和ケアをすすめたが、西郷さんは完治を諦めず、積極的な治療を選んだ。その日々はまさに“死闘”と呼べるものだった。
 「抗がん剤治療によって髪の毛がどんどん抜けていったのです。猛烈な吐き気などにも襲われ、壮絶な闘病生活が続きました。それでも西郷さんは治療と仕事を両立させていた。その不屈の精神力には本当に頭が下がりました」(テレビ局関係者)

・・・(略)・・・夫婦だけで渡豪していたこともあり、撮影も編集も西郷さん自らが担った。そのYouTubeは、昨年8月末、4本目の「がんが消えた編」と題した動画を最後に更新されていない。

「骨に転移したがんは80%ほどが消えていたのは事実。ですが、PSA(前立腺特異抗原)という腫瘍マーカーの数値は上がっていたのです。西郷さんは、残って治療を続けるつもりでしたが、オーストラリアの病院からは日本での治療を勧められていたそうです」(前出・テレビ局関係者)
 
 帰国したのは9月末。日本での治療再開を選択した西郷さんに、またもつらい事実が突きつけられた。
「日本の病院で“がんが消えていない”と診断され、再び10月から都心の大学病院に入院することになりました。とはいえ、本人は前向きで“あと5年は歌うぞ”と元気そうでしたよ」(前出・西郷さんを知る芸能関係者)

●西郷輝彦さんで注目、PMSA治療とは?前立腺がん、50歳過ぎたらPSA検査を
      ビジネスジャーナル 2022.03.10  文=吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト
PSA検査で前立腺がんの早期発見も(「Getty Images」より)
 歌手で俳優の西郷輝彦さんが2月20日、前立腺がんのため亡くなった。生前、前立腺がんの闘病記録をYouTubeで公開し、がんに臆せず戦う姿はファンのみならず多くの人に希望を与えた。また、西郷さんがオーストラリアで受けた前立腺がんの最新治療であるPSMAに関心が集まったが、西郷さんの前立腺がんが消えることはなかった。

 果たして、PSMA治療は西郷さんにとって良い選択だったのだろうか。PSMA治療について、くぼたクリニック松戸五香院長の窪田徹矢医師に聞いた。

「西郷さんの前立腺がんは『去勢抵抗性前立腺がん』というもので、一般に前立腺がんの手術や放射線治療後に再発・転移した場合の治療では、男性ホルモンの分泌を抑制するホルモン治療が行われます。このホルモン治療が効かなくなってしまうのが去勢抵抗性前立腺がんです」

 近年、日本における前立腺がんの罹患率は増加傾向にあるが、早期に発見できれば治る可能性は高い。

「前立腺の早期がんの場合には5年生存率は99%ですが、そのうち25~35%の人が再発する傾向にあります」
 一般に早期発見できればがんは治るといわれる昨今だが、早期がんでも悪性度が高い場合には、再発する可能性が高いという。


「悪性度の高さが関連しています。採取したがん細胞を『グリーソンスコア』という分類法に基づいて顕微鏡で見たとき、がん細胞の顔つきが悪いものを“開く精度が高い”と言います。悪性度が高いがんは、血流に乗って他の臓器や組織に転移しやすい傾向にあります」
 前立腺がんの再発の場合は、他の組織や臓器へ転移した状態で発見されることも多いという。

「西郷さんのケースでは、再発が判明してから日本で可能な限りの手を尽くしたと思います。ホルモン療法や化学療法など、ありとあらゆることをやってもがんが消えないという状態だったと推測します。そこでPSMA治療を受けようということになったのだと思います

PSMA治療とは?
「PSMA治療をわかりやすく言えば、点滴で行う放射線治療です。前立腺がんの細胞には、PSMA(Prostate Specific Membrane Antigen)という特殊なタンパク質が出てきます。このPSMAに放射性物質のルテシウムが選択的に結合するため、ルテシウムを点滴で体に注入し、PSMAを持つがん細胞だけを狙い撃ちする治療です」

 PSMA治療のメリットは、抗がん剤治療に比べ副作用が少なく、がん細胞を小さくできることだ。PSMA治療はドイツで2017年から始まった前立腺がんの最新治療で、日本では未承認だ。

「現状では、いくつかの医療機関がPSMA治療を希望する患者さんを海外の医療機関に紹介を行っています。日本では放射性物質の取り扱い基準が厳しいことと、必ず回復するということが約束される治療ではないので、日本での保険適用は難しいかもしれませんね」

PSA検査で早期発見が可能に
・・・(略)・・・PSA検診が前立腺がんの早期発見につながるので、前立腺がんの啓蒙という点でも西郷さんの影響力は偉大だと感じています」

 前立腺がんは、リンパ節や骨に転移することが多く、肺や肝臓などに転移することもある。早期の時点では自覚症状がほとんどないため、定期的にPSA検査を行うことが非常に重要だ。
・・・(略)・・・

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