アメリカの「フェイスブック」が上場する、ということが話題になっていた。
その刺激が世界経済を引っ張るということも。
ところが、上場した2日目には急落。
予想外のことに、冷え込みが加速という。
それらには、想定される要因もあるようで、少し情報を見てみた。
そんな中に利用者の状況のデータもあった(今日のブログ末に本文を抜粋・引用)
それは「投資信託のモーニングスター」の記事中の図。
とても分かりやすい。
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ともかく、3日目も下がった株価。今後は??
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●フェイスブック初値は42・05ドル、公開価格を11%上回る
産経 2012.5.19 00:52
18日、米カリフォルニア州のフェイスブック本社でナスダック上場を祝うザッカーバーグCEO(中央)(フェイスブック提供、ロイター)
米フェイスブックは18日、米ナスダック市場に新規上場し、株式の取引が始まった。
初値は42・05ドルで、公開価格の38ドルを約11%上回った。
●フェイスブック株急落、上場時価格13%下回る
(2012年5月22日 読売新聞)
【ニューヨーク=小谷野太郎】21日の米ナスダック市場で、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)世界最大手の米フェイスブックの株価が一時、33ドルをつけ、18日に上場した際の売り出し価格38ドルを約13%下回る水準まで急落した。
午前10時50分(日本時間午後11時50分)現在、前週末比4・46ドル(11・7%)安の33・77ドルで取引されている。
フェイスブック株は、18日の取引で一時45ドルまで上昇したが、その後は売られ、初日の取引を38・23ドルで終えていた。
市場では、上場時点で1000億ドル(約8兆円)を超える時価総額に対し、売上高の少なさなどで、「株価は割高」との見方があった。
●フェイスブック株、上場2日目終値11%安 公開価格割れ
日経 2012/5/22 9:53
【シリコンバレー=奥平和行】21日の米株式市場で、上場2日目となる米フェイスブックの株価が下落した。終値は前週末より4.2ドル(約11%)安い34.03ドルだった。
公開価格の38ドルも下回った。
市場関係者の間では18日午前に発生したシステム障害や、上場直前に公開価格や売り出し株数を相次いで上積みしたこととの関連を指摘する声が出ている。
日中の高値は36.66ドル、安値は33ドルだった。18日に約1046億ドル(約8兆3000億円)に達した株式時価総額は約931億ドルまで減少し、節目となる1000億ドルを割り込んだ。米IT(情報技術)大手との比較ではアマゾン・ドット・コムを5%程度下回る水準だった。
フェイスブックの新規株式公開(IPO)を巡っては「10年に一度の大型案件」などと市場関係者の間で事前の期待が高まっていた。だが2日目で公開価格を下回ったことにより、「足元の業績と比較しても評価が高すぎた」など手のひらを返したような論評が相次いでいる。
●フェイスブックが公開価格割れ 上場2日目で
産経 2012.5.22 08:17
【ワシントン=柿内公輔】21日のニューヨーク株式市場で、18日に上場した交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックの株式が前週末比4・20ドル安の34・03ドルで取引を終えた。上場2日目で公開価格(38ドル)を割り込んだ。
下落率は11%で、一時は14%近く値を下げた。上場初日につけた初値の42・05ドルも大きく下回った。
フェイスブックはIT企業の資金調達で最大規模の株式公開(IPO)を果たし、個人投資家を中心に買い注文を集める一方、市場では「業績に比べて株価の先行きへの期待が過大」との見方も広がり、株価が伸び悩んでいる。
●どうしたフェイスブック株 わずか2日で急落「公開価格」も下回る
j-cast 2012/5/22 19:02
2012年5月21日の米ニューヨークのナスダック株式市場で、上場わずか2日のフェイスブックの株価が急落した。公開価格(38ドル)をも下回り、終値は前週末より4.2ドル(約11%)安の34.03ドルだった。
ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)最大手、フェイスブックの株式上場は、「10年に一度の大型案件」と期待が大きかっただけに、そのショックもまた大きいようで、地元紙などでは市場関係者のコメントとして「足元の業績と比べて評価が高すぎた」との酷評されている。
デイトレーダーが「見切り売り」
5月18日に新規上場したフェイスブック株の終値は、公募・売り出し価格に比べて0.23ドル(0.6%)高い38.23ドルだった。
初値は42.05ドルと、比較的好調な滑り出しをみせたように思えたが、高値は45ドル。安値は売り出し価格と同じ38ドルと、前評判が高かったわりには案外な結果だった。
それでも、この日の時価総額でグーグルの1957億ドルには及ばなかったものの、アマゾン・ドット・コムの963億ドルを上回る1046億ドル(キャピタルIQ調べ)と、1000億ドルを突破した。
ところが、取引2日目の21日も「勢い」のない状況のままだったようだ。野村証券・投資調査部のシニアストラテジスト、村山誠氏はこう説明する。
IPO(株式の新規上場)株狙いの投資家には、短期的な値動きで売買してサヤを抜く投資家(デイトレーダー)と、長期保有を目的に、グーグル株やアマゾン株のような、将来の値上がりを期待する投資家の2通りいる。
フェイスブックの場合は、売り出し価格の38ドルと高値の45ドルの値幅で推移していた。そのため、「50~60ドル程度の上昇を期待していた短期売買を中心とする投資家は、フェイスブックの力不足といいたいのでしょうが、結果的に思惑が外れて早めに売ってしまおうと動いたのだと思われます」とみている。
当初、市場関係者のあいだでは「50%程度の値上がりは堅い」との見方もあっただけに、デイトレーダーの中には損を承知で売る、「見切り売り」に出た投資家も少なくなかったようだ。
また、上場直前に売り出し株式数を増やしたことやナスダック市場の取引障害も影響したとされる。
●フェイスブック株めぐり投資家がナスダック提訴、取引障害で
ロイター 2012年 05月 23日 06:26 JST
米フェイスブックIPO、Mスタンレーの対応で当局が調査検討 米ベスト・バイ1株利益が市場予想上回る、通年利益見通し維持 デフレ脱却を問う:日銀は2%の物価目標必要=自民政調会長代理 12年の世界成長率は3.4%、ユーロ危機がリスク要因=OECD [22日 ロイター] 米ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手フェイスブック(FB.O: 株価, 企業情報, レポート)株の扱いをめぐって、投資家がナスダックOMXグループ(NDAQ.O: 株価, 企業情報, レポート)を相手取り、マンハッタン連邦裁判所に訴えを起こしたことが、裁判所の記録により明らかとなった。
原告は、ナスダックの怠慢により同社株の注文が迅速かつ正確に執行されなかったと主張している。
●Mスタンレー、フェイスブック株注文の相当数が未約定=関係筋
ロイター 05月 22日 02:23 JST
米フェイスブックIPO、Mスタンレーの対応で当局が調査検討 米ベスト・バイ1株利益が市場予想上回る、通年利益見通し維持 デフレ脱却を問う:日銀は2%の物価目標必要=自民政調会長代理 12年の世界成長率は3.4%、ユーロ危機がリスク要因=OECD [ニューヨーク 21日 ロイター] モルガン・スタンレー・スミス・バーニーが扱う、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手フェイスブック(FB.O: 株価, 企業情報, レポート)の株取引に関し、上場初日となった前週末18日に受けた注文のうち「相当程度」が未約定のままになっている。関係筋が21日、明らかにした。
この関係筋は匿名を条件に、米東部時間21日午前9時(日本時間午後10時)のモルガン・スタンレー・スミス・バーニーの社内会議後に電子メールを受け取ったことを明らかにした。それによると、同社は手作業で約定作業を行っている。
モルガン・スタンレーの広報担当者やナスダックOMXグループ(NDAQ.O: 株価, 企業情報, レポート)からのコメントは得られていない。
●フェイスブック株、下げ止まらず=上場3日目、見切り売り続く
ヤフー/ 時事通信 5月23日(水)1時1分配信
【ニューヨーク時事】22日午前の米ナスダック市場では、インターネット交流サイト(SNS)世界最大手、米フェイスブックの株価が一時、前日終値比9%安の30.98ドルまで下落した。
この日は上場から3日目。短期的な利益を狙った投資家による見切り売りが続いているとみられ、下げ止まる気配がない
●フェイスブックが8・9%続落 収益に疑念拡大
河北 2012年05月23日水曜日
【ニューヨーク共同】22日のニューヨーク株式市場で交流サイト最大手フェイスブックの株は続落し、前日比3・03ドル(8・9%)安の31ドル(約2500円)で取引を終えた。上場3日目で公開価格の38ドルから約18%の下落となった。将来の収益性に疑念が広がり、売りが膨らんだ。
ロイター通信が22日、上場手続きを担った幹事証券の米モルガン・スタンレーのアナリストが「上場直前にフェイスブックの売上高の見通しを引き下げた」と報じたことが嫌気された。
一部の投資家にのみ伝えていたとされ、低調なフェイスブック株に影響を与えた可能性がある。
●フェイスブックのIPOは失敗だったのかフェイスブック
その1/投資信託のモーニングスター
株価 34.03ドル
(約2,720円)
実績1株利益 0.31ドル
実績PER 109.7
時価総額 727億ドル
(約5兆8,160億円)
発行済株式数 21億3,800万株
5月21日時点
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を展開する米facebook<FB>(フェイスブック)が18日、米ナスダック市場に新規上場(IPO)を果たした。初値は42.05ドルと公開価格の38ドルを11%上回り、一時45ドルまで上昇したが、結局終値は公開価格を0.6%上回る38.23ドルとなった。21日には一時前日比13%安の33ドルまで下落、結局前日比11%安の34.03ドルと公開価格を下回る水準で取引を終えた。
株価は予想に反して上昇しなかった米モーニングスターでは、フェイスブックが18日の米国市場で投資家の高い関心を背景に「舞台の中心に立った」とした。その上で、投資家の需要が高かったはずなのに、終値が小幅高となったことは非常に驚きだとしている。PERが100倍以上とバリュエーション面で割高感が強かったことや、既存株主の売却が増加したこと、また、ゼネラルモーターズ<GM>が同社の有料広告から撤退したことなどが株価の重しになったと指摘した。
また、フェイスブックが株式の売り出し数を増加させた点について、良い点と悪い点両方あったと見ている。
株式公開以前からのフェイスブック株主にとっては、一般投資家の高い関心を背景に、公開価格に大きな影響を与えることなく株式を売却することが出来た(それだけ需要があった)。一方で、こうした株主たちが株式を当初想定よりも多く売り出したということは、フェイスブック株を持ち続けることが自分たちにとって圧倒的に有利ではないことを示唆しているとした。
メディアの論調は総じて「失敗」ロサンゼルス・タイムズは、「株価はウォールストリートやシリコンバレーの高い期待を大きく下回り、同社株への投資に対する疑問が高まった」とし、IPO初日は失敗したとの論調で伝えた。アナリストの見方として、株価の水準が高すぎる可能性や新たなユーザーの獲得に鈍化傾向が見られること、また、モバイルでの収益に見通しが立っていないことなどを理由として挙げている。GMがフェイスブック上での有料広告を打ち切った点についても触れ、9億人のユーザーを収益につなげるための解決策が得られていないことに対する懸念が広がったと米モーニングスターと同様な見方を示した。
ただ、最大の失敗は会社や株主が新たな投資家を犠牲にして利益を最大化しようとしたことだろうとしている。フェイスブックは14日、公開価格を34-38ドルと従来の28-35ドルから引き上げ、最終的に上限である38ドルとした。こうした行為が、地位を確立したライバル企業であるアップル<AAPL>やグーグル<GOOG>の収益を基にした企業価値をはるかに上回ることにつながったとしている。
ウォールストリートジャーナルはナスダック市場の取引でシステム障害が起こったことも投資家がフェイスブック株から離れる原因になったとの見方を伝えた。同紙によれば、トレーダー達は現地時間午前11時半に取引が開始された後、注文がそのまま執行されるか、またはキャンセルされるかを確認するため2時間以上待機していたといい、取引の状況が不透明だったことがフェイスブックの売買が滞ったとの見方を報じている。
・・・・・・(略)・・・
●広告だけではないフェイスブックの成長余地、ネット決済手数料が急伸
その2/投資信託のモーニングスター
●新興国におけるフェイスブックの大きな存在感、先行きの成長の源泉にも
その3/投資信託のモーニングスター
新興国におけるフェイスブックというと、10年12月にチュニジアで端を発したジャスミン革命をはじめとするアラブの春で情報拡散ツールとして注目を浴びたことが想起されるが、足元ではユーザー数に占める割合が拡大しており、同社の成長への寄与が期待される点も見逃せない。
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の統計調査を行っているソーシャルベーカーズによると、フェイスブックの国別ユーザー数の1位はもちろん米国なのだが、2位以下はブラジル、インド、インドネシア、メキシコ、トルコと新興国が並ぶ。日本のユーザー数が23位の870万人なのに対して、日本より多い22カ国のうち新興国は14カ国とフェイスブックにおける新興国の存在感は極めて大きい。
図表1:フェイスブックの国別ユーザー数
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(出所)ソーシャルベーカーズのデータを元にモーニングスターが作成
12年5月9日時点
また、年齢層が先進国と異なる点が大きな特徴となっている。先進国では35歳以上の中高年層が4割程度を占めるのに対して、新興国では24歳以下が4割以上と若年層が多い。人口動態的に新興国の方が若年層の割合が高いことが影響している。ほかにも新興国の場合、人口に占めるフェイスブックユーザーの割合が米国と比較して低い。米国では国民の51%がフェイスブックユーザーであるのに対して、ブラジルは23%、インドは4%となっており、ユーザー数が伸びる余地が大きい点は注目される。
図表2:フェイスブックユーザーの年齢層
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(出所)ソーシャルベーカーズのデータを元にモーニングスターが作成
12年5月9日時点
一方で新興国のなかでも人口に占める割合が高い国もあり、UAE(アラブ首長国連邦)が64%、カタールが64%、シンガポールが57%などは国民の多くがフェイスブックを用いている。UAEは中東で最もフェイスブックの浸透率が高く、カタールが続く。アラブの春に代表される政治運動を目的として若年層を中心に広がりを見せているようだ。シンガポールでは、リー・シェンロン首相が公式ページを開設。国民の不満を直接受け付けるなど好評を博しており、4月23日には同首相の夕食の写真が掲載されて話題にもなった。
ただ、収益面から見ると、購買力の小さい若年層の多い新興国よりは、購買力の高い中高年層が多い先進国の方が魅力的。米国で昨年11月のブラックフライデーにウォルマートが6,000万人のフェイスブックユーザー向けに広告を打ち出して効果を挙げたが、ユーザーの年齢が若い新興国ではまだ、マーケティング効果は小さいだろう。
12年1-3月期のユーザー一人当たりの売上高も北米が1.21ドルに達したのに対して、新興国の多いアジアが0.53ドル、その他(アフリカ、中東)が0.37ドルにとどまっており、収益性は低い。ただ、新興国ですでに多くのユーザーを抱えているだけにユーザー単価の上昇で売上高成長が見込める点は先行きのプラス材料だ。
フェイスブックは、株式公開の目論見書で米国以外でのユーザー数を増やすことが課題とされており、新興国も重要なターゲットとみられる。10年1-3月期には売上高の91%が北米と欧州で新興国の多いアジアとその他(アフリカ・中東)地域はわずか9%だったが、12年1-3月期にアジアとその他地域の割合は19%まで上昇。今後も新興国での収益拡大が同社全体の成長のカギを握りそうだ。
・・・以下・・・(略)・・・
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