愛知県や名古屋市は、感染者が暮らす市区町村や具体的な立ち寄り先は公表していない。その対応に疑問の声が上がっているようだ。
情報不足が原因とは断定できないが、病院とジムでクラスター感染が発生し、感染者数の増大を招いている。大好きな名古屋だぎゃ。もう少しかんこーしてちょうせんか。。
さて、大好きなイタリア。
中国からの直行便は止めたものの、欧州諸国経由で入国する中国人感染者が多数おり、気が付いたら感染が急速に広がっていたような印象だ。
あの国も高齢化が多い国だ。基礎疾患のある患者はコロナウイルスに罹患すれば重症化することは避けられない。
大好きなイタリアがつぶれてしまうようでただ悲しい。
旅行好きの女性に連絡してみたが、「日本は新型コロナウィルスに騒ぎすぎじゃない?」とのこと。ほんとにそうだろうか。
2002年11月に中国広東省仏山市で発生したSARS。その後、香港、台湾などから感染した人の移動によって、世界中へ運ばれ拡大した。今回の新型コロナウィルスでは、台湾政府の動きは早く、台湾の人々の自衛意識も日本人のそれと比べてけた違いにも高い。
台湾政府は、中国人観光客の入境を2月6日から全面禁止。中国と結ぶ直行旅客機および客船の運航を大幅に制限。クルーズ船停泊も原則禁止に。
過去2週間以内に中国、香港、マカオへ渡航した外国人も入境禁止。SARSの教訓を生かした政府の動きの早さ、そしてTVメディアを使って手の洗い方を教えるなど国民への周知の徹底で、感染の拡大も最小限となっている。
レストランの入り口では、民間レベルで手のアルコール消毒が推奨されており、ホテルのクロークでは体温チェック。台中・台北の街の中はマスクをする人がほとんどで、してないのは日本人の観光客ぐらいのもの。。
台湾政府はマスクの輸出禁止措置をとり、国内で生産されるマスクを政府がすべて買い上げているという。現在は国民が買えるマスクの枚数を制限して、転売できないようにしており、転売には厳しい罰則を設けられているらしい。14日には台湾の厚生省にあたる衛生福利部が日本への渡航について、警戒レベルを「注意」に指定。
一方、日本の政府は中国への忖度重視。対策はすべて後手後手だ。
不要・不急の旅行・外出は、控えるべき。感染しない確率よりも、感染した場合の損失の大きさを考慮すべき。ぼくたちは自らの手で自分自身を守らなければならない状況にある。
新型コロナウイルスのパンデミック。世界経済がコロナにおびえている。
中国人観光客の減少はもとより、中国国内の経済活動が抑制されることに加え製造業のサプライチェーンなどを通じて世界経済がシュリンクしつつある。
2003年に感染が広がったSARS(重症急性呼吸器症候群)の時より経済への打撃が大きくなるのは確実だ。
約100年前に大流行したスペイン風邪の致死率は2.5%と意外に低く、このため、スーパースプレッダー(一人で感染を広げる人)が出現。より多くの人が感染した。
台湾の弾丸旅行で経験したこと。
まず、街中ではほとんどの人々がマスクをしている。日本と比べ、その比率は明らかだ。日本は満員の通勤電車などで半数には程遠いが、台湾では90%を超える。マスクを着けていないのは、明らかに外国(日本人)旅行者と思える人ばかり。
マスクをすることが地元に人たちに不快感を与えるのではと心配していたが、逆にマスクをしないことの方が地元の人々に不安を与えるもよう。自分は大丈夫のアッピールよりも、他の人々に気を遣うことが重要だ。要は不要不急の外出は控えることだ。これが日本人には到底できない。
人が集まる各要所においては、体温測定がなされていた。ホテルのクローク然り。すべての旅行者を管理することは難しかろうが、やらない日本よりはマシだ。
専門家の間では楽観論と悲観論が交錯しているが、“世界恐慌”という大きなリスクを抱えているのは間違いない。
平渓(ピンシー)のスカイランタン。熱気球の原理を用いた天燈(ランタン)を飛ばし、先祖へ平穏無事を告げご加護を祈ることから始まった台湾の伝統行事。多くの人々が願いを込めて天燈を夜空に放つ。その歴史は古く、古代中国の三国時代、蜀の智将、諸葛孔明が敵方に星と見間違えさせるために夜空に放ったのが起源とされている。
ランタン飛ばしは18時から3時間にわたって開催。いい写真をと思えば、昼頃から地元台湾のカメラマンたちに混じってベストなカメラポジションでスタンバイする必要がある。
その会場に日本語の怒声が響き渡った。
「あっちへ行ってよ。2時間も前から待っているのに。ちょっと!!!私の靴に座らないでよ(;'∀')」
日本のおばちゃんが、台湾のおばちゃんにクレームをつけている。それも日本語で。・・・大したものだ。
一方、台湾のおばちゃんも激高。
「シャラップ!!!!!起来 喂你在说什么去某处」
中国語と英語で反撃。
日本じゃない外国の地で大声でいちゃもんをつける「大阪?のおばちゃん」の勇気には感心したが、中国系の人に対して大声でバトルを挑むのはちょっと無謀かなと思う。
この騒ぎに会場の警備員たちもやってきて、双方をなだめようとする。だがラチがあかない。しかもポリスの一人は、この騒ぎをカメラで録画している。やがて、女同士の口争いが男どもを交えた日台の言い争いに・・・
電車の席に荷物を置いて自分の領域を主張するのはやめましょうとの車内アナウンスもあり、千葉の山奥でもない限り日本ではあまり見かけなくなった。
それでも、例年、桜の木の下の場所取りは相変わらずだ。公共のスペースを他人とは絶対に共有しない・・・これが日本の常識なのかもしれない。
だが、これは世界では通用しない。余裕のスペースがあれば一人でも多くの人と共有する。これがグローバル・スタンダード。
第一、ランタン飛ばしが始まればみんな総立ちになり、座って観るどころの話じゃなくなる。現地に行ったら現地に従うしかない・・・と思うのだが。。
中国大陸から台湾への個人旅行を停止してから半年。新型肺炎(COVID-19)拡散防止と相俟って、台湾の人たちはこれ幸いとしているかと思いきや、そうでもなさそう。
日本でもそうだが、台湾の観光地も中国人旅行者の姿がうそのように消えて閑散としていた。
台湾の旅行業界はもちろんのこと、ホテルや飲食店などへの影響かなりのようだ。
台湾の人々の中国への好感度は低いように思う。年配の人たちは「嫌いだ!」と言ってはばからない。だが、台湾の経済が中国に大きく依存していることから、年配の人たちには表立って「嫌い」とは言いつつも中国とは適度な距離感をもってなんとかやって行こうとする人が多いようだ。
一方、若い人たち。米国と中国の間でバランスが取れる場所を探している様子。一国二制度の香港の反中デモを土台に、中国に対し根強い不信感を持っているのは明らかだが、なかなか本音がでてこない。かなり中国を警戒している。
台湾には日ごろお世話になっているぼくだ。ぼくのYoutubeの動画は台湾の人々がよく見てくれている。個人的には中国の人々に対し反感は持っていないが、台湾には良好な未来があってほしいと願っている。がんばれ台湾。美式餐庁。