夏の白く輝く砂浜もよいが、晩秋の柔らかい光に照らされた街並みが映える季節となった。
赤や黄に染まった葉、実をつけた木々、さまざまな虫の声も聞こえてくる。五感を使って楽しめる秋は、「芸術の秋」と呼ぶにふさわしい季節だ。
この「芸術の秋」。アメリカでは、芸術には季節はないらしい。秋だからといって、特別にアートな気分がふつふつとわき出てくることはないとのこと。そう言えば、コロラドの山奥の田舎町で、週末にクラシック音楽の演奏会を手ごろな値段で楽しむことが出来た。
世界的な指揮者による演奏だったが、演奏会はまさに草の根。市民ボランティアによる運営で、コンサートは、当日の立ち席で安く聴くことが出来る。芸術は日常なのだ。
パリでも、美術館は子供があふれていた。学校の授業で、子供たちが絵を眺めながら床に座って先生話を聞いていたりしている。その説明の内容はなかなか高度のものだったように記憶している。
1840年11月に誕生したClaude Monet(クロード・モネ)は、光に夢中になり、1日のうちの光の異なる色彩を描いた。たった一つの風景が、あらゆる時間帯、あらゆる天候のもとで表現されている。
さてさて、こんな話を始めたのも、最近、久しぶりに芸術に触れる機会があったからだ。
バレエ・スタジオの発表会。昔から、バレエ・ダンサーを写真に撮るのが夢だったのだ。その夢が一歩前進した。この日のため、ドラマを構築する絵作りのイメージトレーニングに励んだのだが、撮影許可を頂いたのは発表会本番のみ。・・・ドキュメンタリーにはほど遠い写真になってしまった。
ダンサーの写真撮影がシビアに制限されているのは、盗撮する輩が多いとのことで、無断で公開された写真に深く傷けられることがあるからとのこと。
写真屋は写真に写った人々を守る義務がある。だからネットで写真は公開しないが、ダンサーたちのしなやかで、かつ、切れのいい演技に深い感動を覚えた。まさに、芸術。。力不足ながら、ぼくらしさを写真に残して行きたい。
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