イーペンランナーインターナショナルのコムローイ会場は、チェンマイ市街地から北に20km離れた『ドゥドンカサターランナー』という礼拝所。チャーターソンテウ(赤色)で〜200バーツ。ただし、国道1001号線を北上すると、大渋滞に巻き込まれる。
イーペンランナー・メーリムのコムローイ会場は、チェンマイ市街地から北に15km離れた『ノーススタディーセンター』。こちらもソンテウ(赤)のチャーターで〜200バーツ。国道121号線を利用するがのんびりとした田舎道だ。
いずれも自力で行くことは可能なのだが、チケットの現地入手は難しく、日本からコムロイ・ツアーか現地のオプショナルツアーに予約参加するのが確実だ。
今年もコムロイは現地旅行会社のツアー。日本語ガイドさんは30代のナットさんだった。彼は銀行員で休日のバイト。どうもチェンマイの銀行員は副業が可能らしい上、普段も定時に帰れるとのこと。
彼は日本に留学に来たことがあるらしく、日本食のファン。ちなみに「ナット―」も食えるらしい。そういえば、チェンマイにはタイの納豆「トナオ」があるようだ。茹でた大豆を藁ではなく、身近なシダやチークの葉で包んで作るという。
トナオはタイの北の方や、ミャンマー、ラオスの食文化のようだ。
・・・てっきり納豆は、平安時代後期、源義家(八幡太郎)が後三年の役で兵糧として豆をワラに詰めたことが発端と思っていたが、南はインドから北はネパールまでアジアの各地にバラエティに富む発酵方法・調理法であるらしい。
まあ、日本でも西の人たちは好んで納豆を食べないみたいだが。。
チェンマイは11月でも気温が高め。日が傾いても、30℃越えだ。暑い。飲物は手放せない。イーペンランナーインターナショナルお祭りの屋台で、「Butterfly Pea Tea」を発見。「Pee」じゃなくて「Pea」だ。バタフライのおしっこじゃなくてエンドウ豆のこと。エンドウ豆の花を乾燥させたハーブティ。
色はブルー。それもとても濃い色のブルー。あとでネットで調べたら、お茶の色はアントシアニンによる発色で、『アンチエイジング効果』『血行促進効果』があるらしい。レモンを入れるとピンク色になるとのこと。
血行促進効果のためか、一気に飲み干したら滝汗。新陳代謝が高まるようだ。大量の汗をかくため、ダイエット効果やデトックス効果があるかも。
暑さに慣れているタイの女性たちでも、この暑さの中で優雅な動きとは言え伝統舞踊で体を動かすと汗をかくようだ。
写真を撮らせてもらった彼女は、化粧をしているせいか顔汗はあまり目立たないが、口の周囲に細かいサラサラの粒汗。なのでハンカチで拭いてあげてパチリ。
彼女の肌がしっとりしているように見えるのは、汗がサラサラしているからなのだろうか。大粒の汗をダラダラと流しているぼくとは大違い。それともタイ人は汗腺の機能が日本人よりも優れているのだろうか。
・・・とにかく暑いぞ。
チェンマイのイーペン・サンサーイ祭り。コムローイ祭りとも呼ばれるランタンを夜空へ飛ばしてお仏にお祈りする伝統行事。
みずからのけがれや災いをコムローイと称すランタンに祈りを込め、天界にある仏塔に向けて解き放つ。
タイ北部の方言で、イーは数字の2、ペンは満月を意味する。かつては2月の満月の夜に行われていたという。今はロイクラトン祭りと同時期に開催されるようになったため、ロイクラトン祭り、イーペン祭り、コムローイ祭りといろいろな呼び方がある。
コムローイを上げるイベントは、微妙に日にちをずらして7会場で行われる。チェンマイのコムローイ祭りを世界的に有名にしたのは、ドゥドンカサターランナー(メージョー大学)のイーペンランナーインターナショナルだ。
ノーススタディーセンターのイーペンランナー・メーリムは、参加人数が8,000人と規模が最大で、一斉に空にあがるコムローイは感動的だ。
それぞれのセレモニーに味があって、満月の夜空を埋め尽くすコムローイは街全体で1万個とも。チケット無しでも楽しめる場所がたくさんある。
・・・多くの人が日々幸福に暮らせますように。。
ネガイヲカナエタマエー~~\(-ω- )三( -ω-)/~~バサッ (-人-。)
去年のコムローイ
https://blog.goo.ne.jp/tetujin282014/e/76dc21f19bdfd81e45c4aa604099e8bd
そろそろ人波も減ってきたが、通りに面したレストランやバーでは、チェンマイの夜を楽しんでいる人たちでまだまだいっぱいだ。この時間は主に欧米系。外でお酒を楽しむ習慣が薄いチャイニーズやタイの人々は、さっさとホテルへと帰還したもよう。
ナイト・マーケットのすぐそばには、タイの人々に愛されてる象のマークのチャーン・ビールの特設ブースが開いていた。ちなみにチャーン・ビールは。タイ人に似合わずやや個性の強いビールだ。
タイの良い所は、こうしたイベントを開くときは、まずお客さんがくつろげるイスとテーブルをしっかりと用意すること。そしてテーブルといす席に見合った規模のカウンターを設置することだ。
日本なら、カウンターだけ。なので、日本のイベントでは、列を作ってカウンターに人が並ぶほど人気だが、座るところがないからみんな立ち飲み。
さすがは「おもてなしの国」とか皮肉も言いたくなる。地域サービスが縦割り構造だから、スペース・飲食業者・メディアの意思統一が図れず、そのため貧弱なものとなる。
さて、タイには日本のようなグデングデンの酔っ払いはいない。たまには例外もいないわけではないが・・・。なによりも特筆すべきは、観光客が道路にポイ捨てする生ごみや空き瓶などが、早朝には地域住民たちの清掃活動できれいにかたずけられていることだ。地域全体で祭りを盛り上げる。これぞ本来あるべき姿だね。
去年のロイクラトン↓
https://blog.goo.ne.jp/tetujin282014/e/d58beac5bd324e84efda6e79bff7f3f7
チェンマイのイーペン祭り。タイの灯篭流しだ。
市内を流れるピン川の川面に浮かぶクラトン(灯篭)は天の川のように幻想的。タイで最も美しいお祭りとして有名だ。
農業の収穫に感謝し、水の女神コンカーに祈りをささげ、罪を謝罪し、自らを清める。クラトンは紙やバナナの葉で作られている。花を飾り、ろうそくや線香を立て、悪運とともに自分の髪の毛などを入れる。最近は若いカップルが一緒に灯篭を流す姿が目に付く。
チェンマイの若い女性に何をお祈りするのかを聞いてみたことがあるが、教えてはもらえなかった。すごく恥ずかしがってたから、きっと個人的なお願いなのだろう。日本人だって願い事の内容は口外しないものだ。
日本の灯籠流しは、三途の川を渡り闇の国へ帰る祖先の霊魂を送る船だと思うが定かじゃない。仏教にはこうした教えはなく、日本古来の習俗に由来する。なので、タイの灯篭流しとは意味が違うように思える。日本のカップルが一緒に灯篭流しをしないのもそのため。・・・だろうね。