今年も、減圧症にかかることもなく、一年を無事に終えることができました。tetujinと一緒に潜ってくれたバディの皆様、また、安全なダイビングをご指導いただきました雲見のイントラの皆様、そして、まとまりの無いこのサイトを応援してくださった皆様、ありがとうございました。
今年はどんな年だったのでしょうか? どうぞ、来年も良いお年をお迎えください。
来年も、よろしくお願いします。
P.S. Keikoさん~。見捨てないでくださいね。
一生ついていきますんで・・・・・・。
今年も、減圧症にかかることもなく、一年を無事に終えることができました。tetujinと一緒に潜ってくれたバディの皆様、また、安全なダイビングをご指導いただきました雲見のイントラの皆様、そして、まとまりの無いこのサイトを応援してくださった皆様、ありがとうございました。
今年はどんな年だったのでしょうか? どうぞ、来年も良いお年をお迎えください。
来年も、よろしくお願いします。
P.S. Keikoさん~。見捨てないでくださいね。
一生ついていきますんで・・・・・・。
東京タワーが満50歳を迎えたらしい。50周年は、人間に例えれば働き盛りであり、各職場の中核として活躍している年齢と思う。
しかし、一方では、体力的にはピークを過ぎ、無理が利かない年齢でもあるかもしれない。
50歳を過ぎて、青年時代よりも体力が増強したと言う人もいない訳ではないが・・・・・・。そりゃ、若い頃、運動をしていなくて、歳をとってからいろいろ始めたんだろうと邪推したりしている。
先日、右足骨折後の定期点検で通院したときのこと。待合室の長いすに隣り合わせたアラフィフの会話に”ピンコロ”という言葉があった。思わず”朝からピンサロ?”と思って聞き耳を立てたのだが、そうじゃない。
つまり、健康で活力のある”ピンピン”した状態で長生きして、ある日、突然、コロッとあの世に旅立つのが理想の姿と言う。決して長患いせず、ちょっとだけ欲を言えば、親しい人との別れのために2日くらいの余裕があれば最高とのこと。
東京タワー。モスラが巣をかけて壊しちまったのはいつのことだけ・・・・・・。そういえば、ゴジラが上陸するたびに、ぶっ壊されていた。
映画「三丁目の夕焼け」で、建設途中の昭和30年代頃の景色がコンピュータグラフィックスでよみがえっている。当時は、日本の威信をかけての建設だったらしい。
東京タワー。この先も、我々の夢と希望を乗せてデジタル放送の電波を送り続けるのだろうか。
東京都墨田区に建設されることが決定した第2東京タワー(すみだタワー)。この新タワーが2011年に完成することによって、東京タワーは50数年間務めた電波塔としての役割を終えることになる。
新タワーは、高層建築物が増えて電波障害が起きる可能性があるためと、携帯電話などで放送を受信するワンセグ放送には600メートル級の電波塔が必要になるために建設される。高さは610メートル。東京タワー(333メートル)の約2倍、カナダのCNタワー(553メートル)を抜いて世界で最も高い建築物になる。
5年に一度の改修工事に8億円がかかる東京タワー。役目が終われば、ピンコロとなるのだろうか。まだまだ、アラフィフ。ぼくらの希望を背負って、さびつかずにがんばって欲しい。
先日、帰宅途中の電車で。
「ちょっと!!」(゜Д゜#)ゴルア!!
若い女性の声が響いた。見ると、つり革につかまった彼女の後ろを通って、反対側の列の電車のシートに腰をかけようとした老人のジャケットの胸ポケットのボタンに、彼女の大きな網目のマフラーが引っかかっていた。
とにかく、一人分だけ空いていた座席に無理に腰をかけた老人。それに伴って、マフラーを引っ張られて、座席の前まで移動させられてムッとしている女性。
「失礼!!!!」
彼女は、あたりはばからずに大きな声で、ボタンに引っかかったマフラーをはずそうとする老人を制すると、自分で丁寧にそのマフラーをはずしたのだった。
こんな時、まず、どっちかが謝らないか?
ぼくは日本人はそんな人種だと思っていた。スタバやマクドが愛されるノーコミュニケーション(?)な今だけど、ここまで日本人は変わってしまったとは思ってなかった。
そういえば、駅構内で、人と鉢合わせしても、謝る前に先に突き飛ばされる。メガロポリスTokyoは、そんな都会になってしまっている。それが嫌で、癒されに下田まで行くのだが。。
ダイバー同士で挨拶をしてくれる人は、・・・・・・それでも少ない。グループが違えばなおさらだ。
みんな、自分のカラを守ることで精一杯のようだ。日本人は、そんなカラを持つ生物になってしまっている。
良くも悪くも、そんな時代なんだろう。ぼくだって、他人に対してカラを持っている。
だからこそ、ぼくは挨拶を返してくれる仲間を、ことさら大切にしたい。自分ひとりで潜っているわけではない。バディが必要なのだから。
さて、この時期。寒い海に飛び込む勇気を与えてくれるダイバーはいませんか?背中を押してくれたら、潜る勇気がわいてくるんですけケド・・・。やや切実なお願い。「私をダイビングに連れてって」
忘れられない一枚の写真がある。悲しいほどピンボケの水中写真。その片隅には、見覚えのあるウェットスーツ。
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ぼくがダイビングに夢中になってた頃の話だ。もう、20年も前。ちょうど、バブル景気時代に公開された『ホイチョイ3部作』の第2作、原田知世主演の映画『彼女が水着に着替えたら』の前の年あたりのことだったと思う。バブル経済に浮かれ、若者の海外でのリゾートダイビングは当たり前のこととなっていた。
ぼくは機材のセットを終え、そろそろ5mmのツーピースでは限界を感じてきた11月の伊豆海洋公園の石浜に座って、ダイビングツアーのメンバーとその日の一本目のダイビングを待っていた。
そのときぼくの横には、同じようにツーピースのウェットスーツを着た白髪のシニアの方がいた。その日、ぼくのバディをしてくれた方だった。当時、シニアの初心者ダイバーって珍しかった。ダイバーと言えば、ぼくのように、はでな色のウェットスーツを着たアドバンスに挑戦中の生意気な若者ダイバーか、真っ黒のプロ仕様のウェットスーツを着た年配のインストラクターかのどちらかだった。
「城ヶ崎海岸(伊豆海洋公園)は、冬がきれいだね」
とぼくに話しかけてきたその方。
「そうですね!!」
ぼくがそう応えると、こんな話を聞かせてくれた。
「私は前はそんなにダイビングに興味はなかったんだ。でもうちのカミさんが大好きでね・・・・・・伊豆の海に潜っては、サカナの写真を撮るのがとても好きだったんだ。
良く撮れたものを家に飾るんです。ある日カミさんにどうしてもと言われ、2人でここに来たんです。体験で潜るためにね。潜ってからやみつきになってね・・・・・・オープンウォーターのライセンスを取って、時には2人で海外へ潜りに行ったりしたんですよ。
でもカミさん・・・・・・(ガンで)亡くなってしまってね・・・・・・。今日は3年ぶりに潜りに来たんですよ。上手くはないんだけど、こうしてカミさんの使っていたニコノスも持ってね。良く撮れた写真を仏前に飾ってあげるつもりなんですよ」
その方は笑顔で話してたけどぼくは涙を堪えるのに必死だった。素晴らしい夫婦愛の話と、楽しそうにサカナを追っかけていたその方の笑顔は忘れられない。奥さんが隣で笑ってるように感じていた。
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そのブランクダイバーから届いた一枚のクリスマスカード。カードには、恐ろしくピンボケした水中写真と、その片隅には、見覚えのあるウェットスーツが写っていた。
当時、写真を印刷できるプリンターなどはなく、写真を使ったカードはすべて写真印刷。最低でも数十枚は注文しなければならないから、たぶん、そのピンボケ写真がベストショットだったのだろう。
片隅に写っているダイバーは、ぼくだ。あの時、海底のカサゴにちょっかいを出しに行ってたのだが、彼は、バディとしてそばについていてくれたんだ。
”クリスマスカードに水中写真なんて”と思っていたのだが、忘れられない一枚となっている。
Merry Christmas!
ダイビングボートで、ポイントに到着したダイバーたちは、船べりに腰をかけ、イントラのカウントダウンに合わせて、背中向きに一斉に背中のタンクから海面へ落下していく。これがシッティング・バック・ロール・エントリー。海中エントリーを果たしたダイバーたちは、潜降ブイへと水面を泳ぐことになる。
この時、船べりに座ったチーム員全員がエントリーのタイミングを合わせるのは、タイミングがずれた場合に、先に入水したダイバーの上に、タンクから落ちて激突することになるからだ。
このほかに、入水方法としては立って船べりをまたいで、大きく1歩踏み出すジャイアントストライドがある。特に大型ボートや岸壁などで使うエントリー方法だ。
雲見のボートは、船べりに腰を掛けるシッティング・バック・ロール・エントリー。このときに、イントラからダイバーに指示されるのは、ゲージやオクトパス(予備のエアホース)を股の間に挟むこと。これを忘れると、船べりに引っ掛けて、オクトパスなどを破損してしまうことになる。ゲージが付いている高圧側を破損すれば、高圧空気が漏れてホースが暴れ、思わぬ怪我をすることがある。
さて、このシッティング・バック・ロール・エントリー。入水のショックで、マスクやレギュレータが外れないように、左右の手でマスクのストラップと、レギュレータとマスクを押さえる。
tetujinの場合、右手にはストラップを通したカメラを持って入水するので、カメラを持った掌でレギュレータを押さえて入水する。左手はマスクのストラップ。よく、カメラを顔にぶつけませんかと聞かれるが、今のところ、ぶつけたことはない。
カメラを持って入水するダイバーは、右手にカメラ、左手でマスクとレギュレータを押さえる人が多いようだ。これだと、頭の後ろのストラップには手をかけることができず、つねに、エントリーのときにマスクのストラップがはずれてしまうらしい。したがって、ストラップを直すまでは、マスクが外れないように、鼻から息を出して内圧をかけることは厳禁らしい。
一応、ぼくはストラップを左手で抑えているせいか、これまでにストラップが外れたことがない。外れないもうひとつの理由として、このシッティング・バック・ロール・エントリーの際に、タンクから入水するのではなく、どうも、頭から落ちているようなのだ。ストラップに水の抵抗がかからないから、外れないのかもしれない。すなわち、一人バックドロップ。入水後は船からすぐに離れるのだが、ぼくの場合は、回転のモーメントがあるため、そのまま体を伸ばすと、どうしても船に向かって泳いでしまう。どっちが船なのか方向が分からなくのは、エントリーの際に、目をつぶってしまうせいもある。
今のところ、これでも支障がないのだが、どうしたものかと考えている。というのも、入水した先に、何かがあればそれに頭突きを食らわすことになるからだ。
・・・・・・原因は、海面に落下する際に勢いよく倒れこむからなのだが、なかなかこの癖が直らない。すばやく、船から離れるためにも、次回のダイビングでは、一人バックドロップをやめたい。
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