tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

土曜のジャガイモ(12) 

2012-03-31 21:50:41 | 料理のサイエンス

 

じゃがいものご当地といえば北海道。シェア8割の収穫量を誇る全国一の産地だ。料理の用途に応じて、男爵薯やメークインのほか、約50種類もの品種が作付けされている。
じゃがいもは収穫後の時期や貯蔵方法で、質が変化する。このため、粉質感たっぷりの男爵粉質はサラダ向き、粘質のメークイン粘質は煮物向きと言われる。
北あかりは、「男爵」を改良した品種で、 別名「ゴールデンポテト・栗じゃが」とも呼ばれ、黄色っぽく粘着性があり、じゃがバター向き。
 
北海道で非常にポピュラーなじゃがいもの食べ方の一つは「いももち」だ。北海道に行けば、どこの居酒屋にも必ずと言っていいほどある。

その作り方は  

<材料(4人分) >
・男爵いも(大2個)・片栗粉・醤油・砂糖・サラダ油

<作り方 >
1. じゃがいもの皮をむき、大きめに切る。
2. じゃがいもを茹でてつぶし、片栗粉を加えて粘りがでるまで木べらで混ぜ、好みの形に成型する。
3. フライパンに油を引き、揚げ焼きにする。
4. 醤油と砂糖を混ぜたたれを3.の焼きあがったものに塗って器に盛る。




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長靴下のピッピ

2012-03-28 22:19:24 | cinema

 

なにをどういう風に間違えていたのだろう。アストリッド・リンドグレーン作の「長くつ下のピッピ」と黒柳徹子作の「窓ぎわのトットちゃん」。
主人公の語感が似ているからだろうか。・・・いつの頃からか2つを混同していた。両方ともに読んだことがないから、単純なる勘違いだ。恥ずかしながらこの年まで、「長くつ下のピッピ」は黒柳徹子氏が書いた小説だと思い込んでいたのだ。

ベニスの裏町のレストランで、壁にかけられた大型の薄型テレビで、赤毛のおさげに、左右色違いの長くつ下をはいた少女の奇想天外な旅の物語を放送していた。
もう少し遅くなればサッカーの試合の放送が始まり、カウンターの地元客たちは大いに湧き上がるのだが、まだ宵の口だ。テレビでは子供向けの番組しかやっていない。

・・・黒柳徹子氏は知らない間に世界的な作家になったんだ!
日本を遠く離れたイタリアの地のレストランのテレビに映る赤毛のおさげのピッピを観て、黒柳徹子作と勘違いしていたぼくは、短絡的にそう思い込んでしまった。
自分の誤りに気が付いたのは、ホテルに帰って、フロントにいたお姉さんと話をした時だった。
彼女の茶色の瞳と明るい栗色の髪から、さきほどテレビで見た「赤毛のおさげのピッピ」を思い出し、
「ピッピ・ロングストッキングって知ってる?」
と聞いたら「アストリッド・リンドグレーンでしょ」との答え。
てっきり、クロヤナギテツコ氏の名前が出てくると思い込んでいたから、びっくりした。その場は、「うん、そうだっけ?」でごまかし、日本に帰ってきてから調べて自分の思い込みがやはり間違いだったことがわかった。

ぼくには子供の頃に兄と観た忘れられない映画がある。「ぼくらの冒険旅行」。
ユーゴスラビアの戦時の児童ドラマだ。1963年ベニス児童映画祭金獅子賞。
第二次大戦中、ナチ占領下のユーゴスラビア人の抑留所で、病気の少女の願いをかなえるため、2人の男の子が故郷のリンゴを手に入れるため旅に立つというストーリー。
長くつ下のピッピの一場面を観ていて、「ぼくらの冒険旅行」で子どもたちが野宿していたシーンを思い出していた。

ぼくの旅行はすべて、この映画が原体験になっている。
もう「ぼくらの冒険旅行」のプリントは、日本には残っていない。ネットで探したが、世界にもDVDは出てなさそう。・・・いい映画なんだけどなあ。

・・・「The New Adventures of Pippi Longstocking (長くつ下のピッピ)」ならDVDで観れる。
黒柳徹子氏に敬意を表してこちらを観てみるか。


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ランチde世界放浪(8)

2012-03-27 22:16:52 | 日記

 

ベトナムのファーストフードじゃね?フォー。
 ベトナム料理・ビストロ オーセンティック
   東京都台東区浅草1-1-12 浅草地下街
    03-6802-8545

「深夜特急」を書いた沢木耕太郎氏がサイゴンを訪れた時、言葉の通じない町中でなんとか生きていけると思ったというフォー(「一号線を北上 せよ」より)。
ベトナムは、中国語の「越南=南方に建てた越の国」に由来する。古来から中国文化の影響を強く受けてきて、中国の華南同様に米食文化だ。
だが、料理の付け合せなどに生野菜やコリアンダー(ザウムイ)、ドクダミ、バジル、タデなどの香草やもやしをふんだんに用いる点は、ラオス、カンボジア料理に近いのかもしれない。

ベトナムで最もポピュラーな麺類の一つは、平打ちライスヌードルのフォー。スープは、ビーフ、チキン、あるいは魚介ダシ。これに香草やもやしを加えて食べる。
好みによって生の唐辛子(?t)、ライム(Chanh)、タマリンド(Me、酸味料)で味付け。ベトナム料理はあまり辛いというイメージがないが、ベトナム唐辛子は日本の唐辛子に比べてぴりりと辛い。

「一号線を北上 せよ」は、沢木耕太郎が50代になってベトナムを旅した時のエッセイだ。
彼は、カメラマン横木安良夫の写真紀行「サイゴンの昼下がり」 、近藤紘一の「サイゴンから来た妻と娘」に触発されてホーチミンに向かう。
時代も社会も、そして彼自身も年齢を重ねて旅のスタイルは変わっていた。「深夜特急」のころのような若さと体力に任せて好奇心が向くままにという旅ではなくなっていた。
だが、メコンデルタの豊穣さが伝わってくる。いつかは行ってみようっと。
アオザイ姿の女性の色気が伝わるベトナム。。


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そうだ!京都に紀行。

2012-03-26 22:22:31 | プチ放浪 都会編


 


春のアジ、夏のツバス、秋のカワハギ、冬のイワシ。
房総では冬の地魚というとマカジキだが、所変われば品が変わる・・・京都では今の時期、ウルメイワシ、カタクチイワシが旬のようだ。
・・・イワシの炊いたん
冬になるとイワシは身がしまってくる。塩焼きにするには少々脂が落ち気味だが、あっさりとしていて、しかもその味はしっかりと。

イワシや、サバなどの脂の多い青魚には、少し濃い目の味付けがよく合う。
関東では梅干を入れたりするが、京都ではやっぱりショウガ。
ほのかに香るショウガに加え、七味でアクセントをつけている。
冬のイワシに合う酒はやっぱり熱燗かな。辛口の熱燗がいい。

緑の濃い「路地もん」のホウレンソウ。これがすごく甘くておいしい。寒くなるほど味が良くなるのかな。〆に粕汁、そして「ちりめん山椒」のお持ち帰り。
あー幸せ。。。


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春の匂い

2012-03-25 22:16:28 | プチ放浪 山道編

 

 

気付けば、風が春の匂いを孕んでいる。

サルやシカは、厳寒の間、木の芽や皮をかじり、飢えをしのいで過ごす。
このため、数年前から、奥日光の自然が危機にさらされている。シカによる食害が激しくなってきたのだ。
天敵のニホンオオカミが絶滅したため個体数が増加したこと、それに加えて、暖冬による積雪の減少が厳寒期でも奥日光のシカの生息を可能にしているためだ。
シカのような草食獣は適応力が大きく、餌が少なくなればそれまで口にしなかった植物も食べる。シカのような大型草食獣の個体数が増加しつづければ、植生に大きな影響が出てくる。いまの奥日光の自然の危機とはそういうものだ。

小田代原は電気柵でまわりを囲っているのでその内側は青々とした草が生い茂り、夏には花もたくさん見られる。しかし、柵の外側では痛々しいまでに草が食べつくされ土が露出してしまっている。花どきのはずなのに見事なほどに花がまったく咲いてない。たまに茂っている草は、よく見ると同一種だったりする。シカが食べない草だけが残っているのだ。
もっと標高の高い日光白根山でもシカの食害により高山植物が減少しつつある。弥陀ケ池のほとりにあったシラネアオイの大群落は完全に消失。代わって、有毒植物のバイケイソウが増えている。

シカの食害で森の樹木に立ち枯れが広がると、木の根による表土の保全能力が衰退し、大雨などで河川への土砂の流入が増加する。保全能力の衰退は土砂崩れなどの災害も引き起こす。
また、河川や湖沼に大量の土砂が流入し、こうした場所に生息している水生動植物への悪影響を及ぼす。土砂の堆積により川の水深も浅くなり、川に棲む水生昆虫や魚たちの生息環境も悪化することになる。
もちろん、水源が荒れるとその川が流れ込んでいる海の魚も減少する。

・・・シカの生息環境を変えてしまったのは人間の都合だ。この3月、奥日光では水源維持のため害獣駆除が行われるという。この日見かけたシカの親子。追っ手を逃れて生き延びてくれたらと思う。。


風はまだ冷たいけど、地面の上で小さな水色のオオイヌノフグリが咲いている。

菜の花が咲いて、梅が咲いて。そろそろ桜の便りかな。

子供の頃、「春に匂い」の次にくるのは、「新学期の匂い」だった。
新しい教科書やノートの匂い。期待にみんな胸をふくらませているんだろうなあ・・・。


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