tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ありがとう。ニコン。

2011-01-31 22:55:03 | プチ放浪 都会編

 
 
 
 

ぼくの相棒、ニコンの老化の話をしたが、今日はぼくの目の老化の話。
加齢黄斑変性。人の目はカメラに例えると、水晶体がレンズ、網膜がフィルムの役割を果たしている。
網膜のなかでもっとも重要な部分は、ものを見る中心となる黄斑(おうはん)。黄斑に異常が発生すると、視力に低下を来し、その部位が中心部だと深刻な話となる。加齢黄斑変性は、黄斑の加齢に伴う変化によっておこる疾患で、高齢者の失明原因のひとつらしい。
つまりは、カメラで言うフィルムが経時劣化したのに相当する。

もともと、緑内障で医者通いをしていたのだが、極端にものが見え難くなり、かかりつけの医者から大きな病院を紹介された。診察の結果は脈絡膜から発生する脈絡膜新生血管の滲出。その発生原因はまだわかっていない。パソコンなど眼への光刺激が原因のひとつとも言われている。

さて、修理方法だが、なんと眼球への薬剤のインジェクション。点眼とかの生易しいもんじゃない。眼球に注射針を突き刺し、薬剤を注射する。1ヶ月ごとに計3回。
昨年の10月から修理を開始。せんだって、3回目の注射を終えた。
麻酔を点眼してからの注射なのだが、目に針が入る瞬間は、麻酔が効いていても、ひたすら怖い。体中の筋肉が猛烈な緊張でこわばる中、注射はものの2~3分で終わる。が、怖い。
2度目の注射では、看護婦さんが注射の間、ぼくの右手をそっと握り締めていてくれた。
まぶたが閉じないように、透明のテープで、見開いた眼球ごと固定されるのだが、注射されるぐらいなら、失明したほうがマシなんて気もしてくる。

こんなんで、右目の視野がゆがんで見える。したがって、写真のピントはカメラ任せ。
こんなんだから、相棒のニコンと仲良く年をとっていかざるを得ない。
ニコンがぼくの目の代わりをして、写真を撮ってくれている。
ありがとう。ニコン。


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ぼくのニコン

2011-01-30 22:43:32 | bad news

 
 
 
 
 

機械が嫉妬する。新しいマック(パソコン)や、車を購入した時に、それまで使っていた機械たちが、タイミングよくというか、まるで自分の捨てられている運命を自覚したように、ともし火が消えていくような感じで壊れることがある。人はそんな時、「古い機械が新しい機械に嫉妬したから・・・」などとよく言う。
新しい機械を購入する動機は、例えば、10分に一度、爆弾マークが出るとか、バックファイヤーするとか、満足すべき性能を示さなくなったからなのだが、そんなことも忘れて、「新しい機械」が来たとたん、動かなくなった機械に「嫉妬」したのかなと思うのは、それだけ愛着があった証拠なのだろう。

ぼくのニコンが壊れた。購入して3年。パラグライダーで失速し、地面に激突、脚を脱臼骨折して入院。そのリハビリのため、あちこちを散歩をするようになった。そして、相棒として買い求めたのがニコンだった。
このブログへのデビューは2008年4月。野毛の大道芸で、ベリーダンスを踊るYOSHIEさんにレンズが釘付けに。
http://ameblo.jp/bellydancer-yoshie/
それ以来、ニコンは週末の散歩には必ず連れ出していた。

そのニコンのシャッターが、たまに引っかかってエラーが出るようになった。信頼性の高いニコンだと思っていた。戦場カメラマンが愛用するのも、メカニカルな部分が頑丈で、最悪な場合でもシャッターだけは切れるからと聞いていた。
銀座のサービスセンターに持っていったら、やはり、修理が必要とのこと。
受付のメカニックが言うには、相当、使ってますね・・・と一言。
週末に平均200枚ぐらいの写真を撮る。1年に直すと、約1万回。もうすぐ3年目になるから、3万回のシャッターだ。この辺が最近のカメラの限界なのだろうか。
どうにも、水中カメラのつもりで買ったオリンパスE-PL1を、ニコンの代わりに野外に連れ出すようになってから、ニコンがすねてしまったように思えてならない。
キムタクが「傷だらけのカメラが ボクは好きです」
って宣伝してるけど、ぼくのカメラには傷が無い。だが、老化が進んでいる。
これからも ガシガシ 老いを増やしていくんだろうなあ。
カメラに そして 自分自身に
ぼくのニコン。。


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1月のしえと

2011-01-29 21:36:07 | 日記

  
 

店内に一歩入ると別世界。そんな雰囲気を味わうことができる店がある。
例えば、パリのキャバレーや、新宿のピンクサロン・・・じゃなくて、おしゃれなカフェなど、
あるいは、もっと身近に、駅前のスターバックスコーヒーとか。
それぞれの店に特有な、ゆったりとした時間と空間で、くつろぎと癒しを与えてくれる店はあるのだが、
カフェしえとはもっと、違った次元のくつろぎを与えてくれる。
http://www.shuhari.co.jp/blog/sb.cgi?cid=5
すべての空間に心がこもったような、古くからの時間が作り出したもてなしの場。そんなお店だ。


この日は、夜明けの小江戸の町を撮ろうとしてイメージどおりの写真が撮れずに落ち込んでいた。それなのに、店内に入った瞬間に心が癒された。

写真屋には悲しい性がある。冬のやさしい光にあふれた店内に無性に写欲が湧き出し、全神経がファインダーのなかに集中し極度に鋭敏なる。

今日のコーヒーは「バリ」。いつか飲んだ「バリコピ」。現地じゃなきゃ、あのおいしさが味わえないと思ってたのだが、やや苦味のある深い味わいと再びめぐり合えた。

「HANAKO」風の写真も撮れないわけじゃない。
 


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待ちぼうけ

2011-01-27 22:45:23 | old good things

 
 
 
 

北海道を旅する楽しみの一つに、JR北海道の車内誌「The JR Hokkaido」がある。特急電車の車内やツインクルプラザなどで無料で配布している。また、東京では神保町の「書泉グランデ」で入手が可能だ。その中に掲載されている小説家小檜山博氏のエッセイがある。
いつも泣かせる人情話を書いてくれるが、1月号は彼のファースト・デートの思い出だった。

社会人になって間もなくの彼は、見初めた女性をデートに誘う。デートの前には給料の前借をして服装を整え、デート費用も用意。そして、待ちに待ったデートの日。

待ち合わせの喫茶店で彼女を待つも、待てども待てども、彼女は来ない。デートで行くつもりだった封切映画の上映も終わり、彼は肩を落としてとぼとぼ岐路に着く。
当然、心の中は、いいかげんな返事で彼の心を持て遊んだ彼女に対する怒り。彼は、憤懣やるかたなく、自棄酒を飲みに行く。
飲み屋で、冷静になって考えてみたら、待ち合わせの喫茶店は、別の場所。
あわてて彼が、その喫茶店にかけつけると、そこに泣き顔の彼女がいた。
彼女はなんと7時間も彼のことをそこで待っていたのだ。

小檜山博氏は、今の時代じゃ携帯電話があるから、待ちぼうけなど起こらないだろうと書いている。そして、彼女が7時間も待ってくれなかったら、彼は彼女と結婚してなかったかもしれないと・・・。

7時間の待ちぼうけかあ。ぼくは待たせるより待っている方が好きで、いつも、相手が来るかどうかドキドキしながら待っていることが多い。言われてみれば、待ち合わせ場所も約束せず、携帯で連絡を取り合って待ち合わせできる現代は確かに便利で気が楽だが、そのぶん、人を待っている時のドキドキする感じが無くなってしまった。


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inspired by ”HANAKO”

2011-01-26 22:23:57 | 日記

 
 

打倒”HANAKO"ぢゃなくて、inspired by ”HANAKO”をモティベーションに、カフェの写真にトライしているけど、結構、奥が深い。
撮るべきものは限られている上、営業中のお店に迷惑をかけるわけにはいかない。したがって、写真を撮るにはかなりの制約を受けての撮影となってしまう。
早い話が、 ”HANAKO”とは違う視点でぼくにしか撮れない写真をと頑張るのだが、撮った写真を見直すと、どうにも、似たり寄ったりにしか見えない。
・・・アート性をあげるために突拍子もない冒険をする勇気がない。というのは言い訳にしかならないかも。「才能のなさ」をつくづく感じてしまう。。

っつうことで、大きいこと「打倒”HANAKO"」とか書いてごめんなさい。
非力ですた。でも、あきらめないっす。


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