今度の水泳コーチは”どエス”だ。生徒にビート板を持たせ、バタ足させて、ゼイゼイ言わせて喜んでいる。ただ、目の前が真っ暗になりそうなほどの酸欠でゴールにたどり着いても、ヒイヒイ言っているのはぼくだけだったりして、他の生徒たちは平然と先にゴールに着いているので、ひょっとしたら今度のコーチのサディストとしての資質は、思いの外、低いのかもしれない。
っつうことで、レッスン後、ジャグジーでまったりとしている”どエス”の彼女を捕まえていろいろ聞いてみた。
・・・ぼくがバタ足で泣きそうになる気持ちは、自分も練習の時にいつも感じているからわかるとのこと。そうか。ひょっとしたら、”どエス”に思えた彼女は、実際には自分を苛めて喜ぶ”どエム”なのかもしれない。
という話は置いておいて、”どエム”の彼女は自分の水泳の練習のため、週に何度かプールで3kmぐらい泳ぐのだそうだ。そして、彼女がそれにかかる時間は1時間とのこと。
・・・つまり、時速3km。人が普通に歩く速さが時速4kmだ。したがって、彼女はゆっくり歩く人並みの速さで長時間泳げるのだ。すげえ。
っつうことは、例えばベニスの様な運河の町に住んでいたら、ちょっと外出なんていうときは、橋を渡るために遠回りしなければならないが、めんどいから泳いじゃおってことに。
たとえば東京で、朝の通勤に道路が混んでいるから、自転車で走る代わりに東京湾を泳いで横断して出勤なんてこともできるかもしれない。
一方、ぼくが毎晩1時間かけて泳ぐ総距離はたったの400m。時速にして0.4km。これって、泳ぐ生物の中では、クリオネやムラサキコチョウウミウシ並みの低速。陸上で言えば、陸ガメの歩行速度0.2km/時と肩を並べる低速さだ。だから、プールサイドを歩いていくスタッフの女の子を追いかけて泳いでも追いつけるはずがない。。
ということで、水の都ベニスに生まれてなくて良かった。さもないと、毎日会社に遅刻していたことだろう。
って、ここまで書いて、なんと理路整然とした文章展開と結論なんだろうと思わず自画自賛してしまったのだが・・・。ん?なんか間違ってます?
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