外敵から身を守るため、タコは日中の多くの時間を費やす巣穴を慎重に選び、ハウスキーピングに努める。
疑問は、タコの巣穴って、海底の礫や岩に制限されるのだろうか?砂地では、どんな巣穴を使うのだろうか?また、どのような基準で巣穴を選ぶのだろう。
大勢のスキュバダイバーを動員し、多くの巣穴用人工物を用いて、我々は巣穴に用いる固体材料は砂地に住むタコにとって欠かせないもののひとつであることを確かめた。
タコは4つの異なるタイプの巣穴を砂に形成する。「竪穴」と「岩/礫(タコはその下に穴を掘る)」、「空の貝殻」、および、「タイヤなどの人造物」である。38.7%ものタコが人造物を利用し、29.7%が竪穴、21.5%が「岩/礫」で2.9%が貝殻だった。
7.%のタコが巣穴の外にいた。
巣穴のタイプは、水深や海岸からの距離、個体の大きさ、砂の粒度にもよって異なってくる。
(参考文献)
Den ecology of Octopus vulgaris Cuvier, 1797, on soft sediment: availability and types of shelter
Stelios Katsanevakis and George Verriopoulos, Sci. Mar., 68(1), pp.147-157
上の文献は、2001年6月から2001年12月にかけてギリシャの海岸で、ダイバーたちの協力のもとで調査された結果だ。
日本では、伊豆や沖縄の海など、多くのダイバーたちが潜る。ダイビングガイドは、ゲストに見せたい生物の所在情報を交換しあうことはすくないが、調査プロジェクトを組むのなら、日本ほどダイバーの人口は多い国はないので、さらに緻密な調査が可能になる。
伊豆のガイドたちに声をかけて、生態調査などをしてみたらどうだろう。
さて、タコのエッチは一時間に及ぶという話をブログにあげたら、「何言ってんのこのタコ」とのお叱りをいただいた。
水族館で飼われてたタコは、なんと24時間もラブラブだったらしい。
・・・つまりこういうことなのだろう。
「今朝から水槽の蛸壺に2匹いるけど大丈夫?」
「きっとカップリング中なんだよ」
「片方が食べられなきゃいいけど」
・・・
「定時パトロールの記録見たら、あのタコたち、一晩中抱き合ってたみたい」
「って、ことは昨日の朝から24時間だね?」
「すごくない?」
「ぼくたちも、子作りに励もうか?」
「朝からなに言ってんのこのタコ。勤務中でしょ」
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