tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

未成年者に対する悪影響

2020-06-24 22:33:50 | エッチ: よい子は立ち入り禁止

(エッチ:よい子は立ち入り禁止)

ブログ管理者から警告があった。数年前に書いた一つの記事が「法律に触れているとのこと」。至急、訂正して事務局に連絡しろとの内容だった。

記事は英語で書いてあって、内容は、サイパンでダイビングした際に、現地ダイビングスタッフのホームパーティに招かれて楽しかったなあ・・・というものだ。
どうやら、その文章のどこかに「公序良俗に反する行為」があったと判断されたらしい。

なんせ、英語がへたくそにもかかわらず、現地の人々にブログでお礼を述べたつもりで、トンデモナイことを書いちまったのかもしれない。
文章をよく見直そうっと。ちなみに、指摘された記事は即刻デリートしました。なので、もう見れません。

この文章も、第3者から見れば、卑猥で良識に反するのかもしれません。不快な思いをされたなら謝ります。ごめんなさい。


「なに言ってんのこのタコ」その4

2013-06-19 23:01:21 | エッチ: よい子は立ち入り禁止

    

しばらく伊豆の海に潜っていないが、そろそろ夏に向かってアオリイカの産卵が見られるころだろう。
ご存知のとおり、イカもタコも同じ「軟体動物門(Phylum MOLLUSCA)」「頭足綱(Class Cephalopoda)」に属す。
頭足綱にはオウムガイや地球上から姿を消したアンモナイトなど、巻き貝同様の殻を持ったものも含まれ、イカもタコも巻き貝の仲間から進化し、その過程で殻が退化したと考えられている。

そのイカ類のエッチも、タコと一緒だ。
メスには楕円形の斑紋が、オスには線状の斑紋がある。タコと同様に、交接腕は、メスは先端まで吸盤になっていてオスは肉質が突起している。
交接はオスとメスがホバリングしながら行われる。
オスからメスに精莢(せいきょう)と呼ばれる精子の入ったカプセルが渡される。

伊豆のダイビングスポットでは、アオリイカの交接・産卵シーンはさほど珍しいものではない。
あちこちで、初夏から夏にかけて産卵床用に木の枝が沈められ、たくさんのアオリイカが産卵を繰り広げる。
狭い産卵床を奪い合うように複数のメスが代わる代わる産卵のために舞い降り、その直上ではメスを奪い合うオスが、ヒレを大きく拡げ、体色をめまぐるしく変えながら争っている。
アオリイカの交接は「乱交パーティ」。
決まったメスとオスが交接するわけではなく、オスは手当たり次第にメスにアタックしていく。
オスはメスの脚をしっかりつかんで一瞬で精莢をメスに渡し、2~3秒で離れる。
交接中にライバルが現われて邪魔をするのはもちろんのこと、キタマクラという南日本の磯では最も 普通のフグの一つが、体をかじりにやってくるからだ。

体の大きなオスは、他のオスと闘争してメスとペアを形成し、輸卵管開口部に精子を渡す。一方、闘争能力に劣る体の小さなオスはペアを作らずにメスの口の周りに精子を渡す。
つまり、体の大きなオスはメスを背中に背負うようにして下から突き上げる(こらっ)が、体の小さなオスは、メスの背中側から脚をしっかりつかんで、一瞬で精莢をメスの股間(こらっ)に差し込む。タコと違って、イカは脚が10本もあるから、どの脚がだれのやら把握するもの大変かもしれない。
この交接体位の違いは、体の大きなオスは受精に有利な輸卵管開口部に精子を渡すことで、高い受精成功を獲得することによる。
つまり、交接のスタイルは精莢の付着場所に直結し、それは受精する卵の数に反映されることになる。
ちなみに、腹側から交接して輸卵管に精莢を付着させたオスの受精卵は9割。背側から交接したオスの受精卵は1割以下。
もちろんのこと、背側から交接するオスは何匹もいるから、どれがどの子やら。。
でも、種のDNAの多様性は、環境変化への対応を強めるのも事実。ということで、「ま、いっか」と彼らが言っているかどうかはしらない。

・・・真イカ(スルメイカ:アカイカ科)とアオリイカ(ジンドウイカ科)は種類が違うだろ、このタコとおっしゃったあなた。100%正しいです。

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「なに言ってんのこのタコ」その3

2013-06-18 22:26:02 | エッチ: よい子は立ち入り禁止

 

外敵から身を守るため、タコは日中の多くの時間を費やす巣穴を慎重に選び、ハウスキーピングに努める。
疑問は、タコの巣穴って、海底の礫や岩に制限されるのだろうか?砂地では、どんな巣穴を使うのだろうか?また、どのような基準で巣穴を選ぶのだろう。
大勢のスキュバダイバーを動員し、多くの巣穴用人工物を用いて、我々は巣穴に用いる固体材料は砂地に住むタコにとって欠かせないもののひとつであることを確かめた。
タコは4つの異なるタイプの巣穴を砂に形成する。「竪穴」と「岩/礫(タコはその下に穴を掘る)」、「空の貝殻」、および、「タイヤなどの人造物」である。38.7%ものタコが人造物を利用し、29.7%が竪穴、21.5%が「岩/礫」で2.9%が貝殻だった。
7.%のタコが巣穴の外にいた。
巣穴のタイプは、水深や海岸からの距離、個体の大きさ、砂の粒度にもよって異なってくる。

(参考文献)
Den ecology of Octopus vulgaris Cuvier, 1797, on soft sediment: availability and types of shelter
Stelios Katsanevakis and George Verriopoulos, Sci. Mar., 68(1), pp.147-157

上の文献は、2001年6月から2001年12月にかけてギリシャの海岸で、ダイバーたちの協力のもとで調査された結果だ。
日本では、伊豆や沖縄の海など、多くのダイバーたちが潜る。ダイビングガイドは、ゲストに見せたい生物の所在情報を交換しあうことはすくないが、調査プロジェクトを組むのなら、日本ほどダイバーの人口は多い国はないので、さらに緻密な調査が可能になる。
伊豆のガイドたちに声をかけて、生態調査などをしてみたらどうだろう。

さて、タコのエッチは一時間に及ぶという話をブログにあげたら、「何言ってんのこのタコ」とのお叱りをいただいた。
水族館で飼われてたタコは、なんと24時間もラブラブだったらしい。

・・・つまりこういうことなのだろう。
「今朝から水槽の蛸壺に2匹いるけど大丈夫?」
「きっとカップリング中なんだよ」
「片方が食べられなきゃいいけど」
・・・

「定時パトロールの記録見たら、あのタコたち、一晩中抱き合ってたみたい」
「って、ことは昨日の朝から24時間だね?」
「すごくない?」
「ぼくたちも、子作りに励もうか?」
「朝からなに言ってんのこのタコ。勤務中でしょ」


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「なに言ってんのこのタコ」その2

2013-06-16 22:51:29 | エッチ: よい子は立ち入り禁止

 

身を守る硬い殻がない軟体動物のタコのエッチは、互いに体を隠したままのようだ。
オスのタコの右第三腕の先端には吸盤が無く、他の腕と形状が異なっている。この腕を「交接腕」と呼ぶ。
これを使ってメスに精子を送り届ける。
交接腕の先端部は舌状片と呼ばれ、その基部の吸盤側には乳頭という円錐状の突起がある。さらに、交接腕の傘膜付近から先端の円錐状の乳頭まで、腕の後縁に沿って精莢溝という溝があって、この精莢溝と舌状片を通って精子のカプセル(精莢)をメスの体内に挿入する。
つまり、タコの交接はこんな感じ。

「ねえ、そこのお兄さん。カプセルちょうだい」
「あ、おれっすか?いいですけど、おとり捜査とかじゃないですよね?麻薬密売で捕まってゆでだこにされちゃうのはイヤなんで」
「大丈夫よ。こう見えても、わたしも初めてだし」
「そうっすかあ?それじゃあ」
「どこ触ってんのよ」
「すんません。足が8本もあると、どれがどこだかわかんなくて」
「そこよ。そこ」
「ここっすか?」
「なにしてんのよ。このタコ。はやくしなさいよ」
「いやあ、いろいろと準備があるもので」
・・・
「終わりやした」
「あ~あ。気持ちよかった。あなたに会えてよかった」
「おれもっす」
「じゃあ、気をつけてね」
「うん、バイバイ」

この後、メスだこは、海藤花と呼ばれる米粒のような長楕円形の藤の花に似た房状の卵を産み付ける。そして、食事もせずに卵に新鮮な海水を送り続け、一生を終えることになる。

このタコのエッチの一部始終を見続けたダイバーがいる。その行為は1時間にも及んだそうで。。
彼は、まるまるタンク一本分、タコのエッチの観察に費やしたことになる。
・・・すげえ。。


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「なに言ってんのこのタコ」その1

2013-06-14 21:06:03 | エッチ: よい子は立ち入り禁止


(葛飾北斎 蛸と海女)

「なに言ってんのこのタコ」
筆者は実際に言われたことはないが、古い日本映画などでは、真っ赤になって怒ってる男に対してこんな言葉がよく浴びせられる。
・・・ちがったっけ?タコ社長だったけ?

あんまり、かっこよくないイメージのタコだが、調べてみると意外とクール。なので今日はその話。
日本近海で採れるタコは、ミズダコやマダコなど10科20属55種。世界中のタコの1/5種が生息する。
夜行性で、巣穴を出て甲殻類やあさりなどの貝を食べる。海に潜っていると、巣穴の周りに貝殻が散らばっているので巣穴の存在がわかってしまう。
身を守る硬い殻がない軟体動物のタコは本能的に身を隠す習性がある。
なので、一日のうちでエサ探しに出るのはほんの4~5時間。残りの時間は眠っているか、ハウスキーピングに費やしているらしい。つまり、引きこもり。
だいぶ昔、ダイビングマナーが緩やかだったころ、大瀬崎では、ダイバーたちが潜るたびに、巣穴で寝ているタコが引きずり出され、おもちゃにされていた。ひっきりなしに訪れるダイバーにから受けるストレスのため、自分の腕を食べてしまったタコもいるらしい。ごめんよ。。
ちなみに、当時はマダコに「チラミン」という毒があることは知られてなかった。知らないってことは強い。
ダイビングの教科書には、ヒョウモンダコの咬毒が書かれている。毒はふぐ毒で有名な「テトロドトキシン」で、咬まれると呼吸困難になり、場合によっては2時間程度で死に至るらしい。
こんなタコだが、やはりウツボなどの大きな魚に狙われる。なので、タコのエッチは、互いに体を隠したままのようだ。
続きは明日。


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