(Entry 130~133/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L
サイパンはこの時期、鳳凰木の赤い花が強烈な太陽の直射に映えて通りを彩る。北マリアナ諸島のシンボルツリーだ。
ホウオウボク(鳳凰木・火炎樹)
http://873.yokochou.com/zkn060h/hob.htm
学名 Delonix regia Rafin. ジャケツイバラ科 ホウオウボク属 マダガスカル島原産
別名 火炎樹
フィリピン人のダイビングガイド、ヘンリーいわく、「火炎樹=南洋桜」。ネットで調べると、サイパンの「火炎樹」は「花炎樹」とも記載されることがあるようだ。
だが、どうも「南洋桜」とは種類が異なるのかもしれない。
テイキンザクラ
http://e-amo.net/amano/plants/toudaigusa/teikinzakura.htm
[学名] Jatropha integerrima
別名 ナンヨウサクラ(南洋桜)
かつての日本人移民たちの間で、「南洋桜」と呼ばれ、故国を懐かしんだといわれる「テイキンザクラ」。
おそらくはホウオウボク、テイキンザクラ、その両者ともに、かつての日本人移民の方たちの心を癒して来たにちがいない。
その後この島は太平洋戦争の悲劇に襲われるわけなのだが、そんな昔をほろ苦い薬味にして今は観るしかない。
淡くて切なく儚い日本の桜と赤く燃え盛るような情熱的な北マリアナ連邦の南洋桜。
きっと、戦前はヤマトナデシコとチャモロ女性の対比として言われたのだろう。
鳳凰木は、サイパンでは今が最盛期。
葉が見えないほど咲き誇り、木の下はもちろん、その周りの地面 や道路までもが落ちた花びらで緋に染まっている。
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おまけ by Finepix