お願い:いい年こいて、しゃれのわからない人と、13歳未満のお子様は読まないでください。意味の判らない人はほん訳コンニャクを食べること。バブルフィッシュでもOKです。
全国の対人恐怖症で悩む同病者の方々、特に、可愛いあの娘になかなか思いを打ち明けられないでいる真性オタク達に朗報がある。彼女を前にするとドキドキになって舞い上がってしまって、何も言いだせなくなるそんな状態を回避する手法がとうとう見出されたのだ。恐らく、全国に対人恐怖症と戦っている人々は、数百万人をくだることはないと思われる。ここで紹介する画期的な手法が、全国のそうした方々を救う一つの道となれば幸いである。
「ぼくと付き合ってください」
この言葉が問題なのだ。彼女を前にすると、この言葉がなかなか言えない。家でネコを相手に何百回、何千回繰り替えして練習しても、リアルに実物の彼女を前にすると、スラスラ言えるはずのセリフがでてこない。「???」彼女の怪訝そうな顔を前にして、今日もダメだったかと失意体前屈(○| ̄|_)を繰り返す毎日に違いない。
これはもちろん、「断られたらどうしよう」と「断られなかったどうしよう」という2つの矛盾する心が内部で葛藤するために起こるのである。ここで、問題はこの心の葛藤が起こるのを防ぐのは、経験上、不可能であることだ。近将来を見据えリスク管理を行うこと、これは人間にこそできる能力であり、短絡的な思考のままに突っ走るネコどもにはとうていできないことである。
それなら、葛藤をする心に打ち勝って、その大事なセリフをどうやって口にするかである。
そこで、今回提案する方法である。
まず、そのような大事なセリフを口にするためには、シチュエーションというのも大切だ。この方法では、比較的、従来から用いられているシチュエーションを採用している。すなわち、夜景だ。会社帰りでもいい。あるいは、夜遅く、彼女の携帯に電話して、こうささやくのだ。
「月がきれいですね」
これだけだと、なんの効果もないとお考えのようであるが、これを毎日続ける。しかも、少しづつ言葉を変えていくのだ。
「つきがれうすね」
「つきあれうすね」
「つきあうすね」
「つきあってくれ」
この例だと、わずかに5日で、「つきあってくれ」まで進化しているが、実際にはもっと時間が必要だ。少しづつ、少しづつ発音を微妙に変化させていくことで、恐らく、1年後には平気で「つきあってくれ」と言える様になるはずである。ただし、この方法、雨が降ってたらどうするとか、新月だったらどうするとかの突っ込みはしないように。何事も信じて実行することが大切なのだ。
で、「今日は雨じゃん」という返事が来た場合はどうするか。すまん。そこまでは考えていない。各自で答えを出してくれ。
この方法、月に頼らずとも、別の言葉で「付き合ってください」まで進化させることが可能だ。
例えば
「すけあってください」助け合いの心が大切なのは当然のことだ。
「ふけちゃってください」残業中に彼女に<もう帰っていいぞ>というシチュエーションで。
また、彼女が居酒屋でアルバイトしてるような場合は
「つけちゃってください」
赤い羽根募金の彼女には
「つけあってください」
ヤンキーの格好をした彼女に対しては
「つけあがってください」
いずれも、毎日毎日、すこしづつ発音を変えて行き、最後には「付き合ってください」とまで進化させるのがコツだ。その過程で、彼女が「はい」と間違えて答える可能性もある。もちろん、答えたら最後、速攻デートに持ち込むに限る。
事実、私はこの方法をつかって、TSUTAYAでバイトしている彼女をゲットすることができた。
「あのすいません。”もしも生まれ変わったら もう一度 <私を>愛 し て く れ ま す か?/北原愛子”ありますか?」
私の問いに彼女はだまされて彼女は「ハイ」と答えてしまったのだ。
この場合、<私を>の部分をできるだけ相手に聞こえないように言うのがよろし。さもないと「そんなCDはない!」と確定的に返答されてしまうだろう。
さて、彼女をゲットできたら、次はエッチだ。明日はいよいよ、彼女の胸を触る方法を伝授しよう。
(明日へ続く)
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