tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

屋久島(5)

2009-09-30 23:19:43 | プチ放浪 山道編

 
 
 
 

【撮影地】鹿児島県熊毛郡上屋久町(2009.5月撮影)
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・・・号泣した。
不登校の中学3年生の男の子が家出をしての屋久島へのヒッチハイク道中、長距離トラックの女性ドライバーの家に一泊した際に、彼女の自閉症の息子と友情を深めて、翌朝の出発の際、自閉症の子が詩を裏に書いたジグソーパズルを記念に手渡される。

そこに書かれた「浪人の詩」。長距離トラックの女性ドライバーが自分の息子の知らなかった一面を知る。
母親の子を思う気持ちが、ぼくの心を締め付けて泣けた。声を出して泣いたっけ。
屋久島にかぎらず、ぼくが旅に出るのは、こうした人情のふれあいを求めてのことなのかもしれない。

不登校に悩む中学3年生の大介は、学校や家庭の管理から逃れ大人の価値観や押しつけをはね返し、七千年の歳月を生きてきた縄文杉に逢いたくて、無謀にも横浜からヒッチハイクの旅に出る。長距離運送のトラックを乗り継いで九州へ行き、旅の途中で出会う人々に助けられそして助けて、最後は自分の足で険しい屋久島の山道を登る。樹齢7千年という縄文杉に問うた自分探しの旅。生きるということの意味・・・・。そんな少年に、縄文杉はどう答えたのだろうか。彼の目には、屋久島の風景がどのように映ったのだろうか。

ちっぽけな機関車が木材を載せたトロッコを引っ張って走る森林軌道。屋久島の森林軌道ができたのは大正11年らしい。屋久杉伐採の前線基地である小杉谷までの区間を、わずか1年半で完成させたとのこと。最盛期の小杉谷は、多くの作業員住宅や小中学校がある堂々たる集落で、このトロッコを唯一の交通手段としていた。小杉谷は昭和44年に、伐採の終了とともに廃村となり、今では石作りの学校の門柱のみが、往時を偲ばせているだけだ。

 
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港町函館 開港150周年

2009-09-29 22:35:30 | プチ放浪 都会編

 
 
 
 

函館の短い夏が終わり、いよいよ秋がやってくる。
港町函館は、坂の街でもある。路の向こうには海を感じるし、八幡坂の上から函館港を見下ろすと、坂の延長線上に、青函連絡船摩周丸が見えた。
吹き来る潮風が心地よい。

函館の 青柳町こそ かなしけれ 友の恋歌 矢ぐるまの花
(石川啄木:一握の砂)

路面電車に揺られて青柳町電停で降り、ゆるやかな坂を道なりに行くと石川啄木の居住跡地に行き着く。当時21歳の啄木が函館に来たのは1907年の5月のことだった。住んだのはわずか4ヶ月余り。彼もまた「死ぬ時は函館で」と願うほどこの地を愛したようだ。

 
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棚田の秋

2009-09-28 20:59:49 | プチ放浪 山道編

 
 
 
 

里の秋。今も残る稲の「はさがけ」。

そういえば子供の頃、自転車で新しく造成された空き地によく行ってた。

農家があって、その家のおじいさん、おばあさんがいて、馬がいて、牛がいて、山羊がいて、鶏がいて・・・。
犬がいて、猫がいて。。

くもりガラスのはまった玄関の引き戸は常にオープン。庭先でおばあさんがお菓子をくれたっけ。
軒先には干し柿が下げられ、竹が風に揺れ、松の木が枝を張り、地面に放し飼いのワンコが坐っていた。

そんな里の秋を思い出すことができる田舎育ちは、もしかしたら、もう経験できない幸せな時を過ごさせて貰ったのかもしれない。

思えば乏しい子供時代。舗装された路なんて国道だけでしかなく、いつも遊びに行く道は、荷馬車の轍が残る田舎道だった。雨の日には大きなみずたまりができたけど、そこにだけ広い世界が広がってた。


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飛騨高山 2009秋

2009-09-25 22:30:24 | 日記

 
 
 
 

九頭竜湖を走り抜けると峠にさしかかる。トンネルをくぐればそこは「飛騨の国」だった。
寒冷前線が頭上を通過していた白鳥は一日中雨だった。飛騨清美からR158で飛騨高山へ。
峠をいくつも越えてやってきた高山は、ゆったりと散策することを許してくれる歴史と文化が織り成す町だった。

安房峠旧道より、奥飛騨平湯のアカンダナ山。R158安房峠旧道は、静かな紅葉の原生林の中を行く一本道。


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晩夏 雨に煙る白川郷

2009-09-24 22:31:14 | 日記

 
 
 
 

雨に煙る晩夏の白川郷。秋声を告げる風の寂しさ。
秘境飛騨白川郷は落人のかくれ里であった。
雨の降りしきる中、たくさんの人が訪れていた。しっとりと潤いのある風景に心が和む。四季それぞれ素晴らしい景色が広がる。もちろん、深い雪の中の風景も。。

合掌造り集落には、稲穂の実る風景も良く似合う。暮らす人々の営み秋の花々、たわわに実を付けた稲穂、まさに里の旬。

 
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