長野名物おやき。長野県の郷土料理のひとつだ。昔は囲炉裏で作られていたそうだが、もちろん、今はガスコンロにフライパンなんだろう。
おやきの具材は野沢菜やあんこが鉄板。皮の多くは、ふくらし粉を使ったおまんじゅうのような皮。中身がたっぷり。
北信濃では、お盆の頃が親機のシーズンらしい。兄弟姉妹、親戚、離れていた家族など大勢人が集まるお盆に、このおやきをたくさん作ってたようだ。8月1日は「石の扉」。早朝から家族でお墓を掃除して、おやきを作り、先祖の霊を迎える準備をする日とのこと。
いつもは何者をも通さない頑丈で開かずの石の扉。8月1日のこの日ばかりはおやきが通行手形となって、扉に投げつけると扉が割れて通れるようになる。
なので、お墓やお仏壇にお供えするのが大切な慣わしらしい。
柏の葉にはさまれたおやき。また食べに行きたいな。