「天與の花を咲かす喜び 共に咲く喜び」 武者小路実篤
子供のころ、実家のたんすの上に飾ってあった額に、水仙の花が描かれていた。
武者小路実篤の画文だったと思う。
白く清楚な花。頼りなさげに俯く花には、春の日差しを待ちわびる孤高の姿が連想された。
「天与の花を咲かす喜び 共に咲く喜び 人見るもよし 人見ざるもよし 我は咲くなり」
この日の鎌倉はみぞれ。氷雨にぬれそぼった水仙の花。なんだか寒さに俯きがちに見える。
「元気出せよ」
そんな言葉をかけてしまいそうなほどに、凍えている。
「天與」とは、石川啄木は処女詩集「あこがれ」にも出てくる。
「暗這ふ大野に裂けたる裙を曳きて、我また今きく、天與の命を告ぐる
劫初の深淵ゆたゞよふ光の聲」
春はまだ来
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早咲きのアジサイが美しく色づいた。
ヤマアジサイ、ガクアジサイ、セイヨウアジサイなど、おおよそ100種のアジサイ。
クロヒメ、アマチャ、七段花、ベニガクなど、この先、徐々に赤く変化する。
クレナイは、最後は真っ赤に。
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中腹にたつ瀟洒な洋館を使った鎌倉文学館。
鎌倉ゆかりの名前が付いた「鎌倉」「静の舞」「流鏑馬」「星月夜」 といったバラから、アメリカやオランダから輸入された外来種のバラ。
あたり一帯がばらの香りに。
バラの美しさを前にすれば言葉は沈黙する。。
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鎌倉は早くも アジサイの季節に。
長谷駅からほど近い光則寺の境内に早咲きの山紫陽花 が色づき始めていた。
天然記念物のカイドウの木の下に植えられているは、千葉県の清澄山原産の「清澄」。
白地に淡いピンクの縁どりの可憐な花だ。
これから鎌倉はアジサイのシーズンを迎える
光則寺の名は、鎌倉幕府の御家人、宿屋光則から来ている。
日蓮上人が佐渡に流罪になっている間、光則は日蓮の高弟日朗を幽閉した
しかし、後に日蓮宗に帰依し、屋敷を寺にしたといわれる。
境内の後山には日朗が幽閉されたという土牢跡が残っている。
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「きさらぎは梅咲くころは年ごとにわれのこころのさびしかる月」
若山牧水 樹木とその葉(梅の花櫻の花)より
「梅の花が白くつめたく一輪二輪と枯れた樣な枝のさきに見えそむる。吹きこめた北の風西の風がかすかな東風にかはらうとする。その頃になるときまつて私は故のない憂欝に心を浸されてしまふ」という2月。
一瞬何かを想い出し心が暖かくなるものの、その直後には、寂しさが襲ってくる。
穏やかな春の日差しを浴びて咲きほころぶ梅の花を見ていると、凍った心が温かくなって来るかも。
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