今日10月10日は体育の日であると同時に、お好み焼きの日らしいですね。ジュー、ジューってお好み焼きを焼く音が・・・って、そう来たか!
 このHITE RITEを知っていたり、実際に使っていた方は1980年代のマウンテンバイカー。筋金入りです。このHITE RITEは元祖飛び道具。片方をシートポストに、もう片方をシートクランプ(クイック式のね)にセットしておけば、シートクランプのレバーをオープンにしながら座れば、あら不思議、サドルの位置が下がっちゃう。サドルを上げたいときは、シートクランプのレバーをオープンにすれば、バネの力であがっちゃう(そんなスムーズには上がりませんが)という、いたって単純明快な構造と役割でなかなかの人気パーツでした。
 マウンテンバイクの歴史を振り返ってみると、多くのバカパーツが存在したなか、このHITE RITEは逸品だったと思います。某アウトドア雑誌では「サドル&シートポストの盗難防止にもなる」と書かれたこともありますが。
 1990年代になると、マウンテンバイクはコンペティションを中心に世界が回り始め、クロスカントリーはより軽量に、ダウンヒルはサスペンションのストローク量や機能、ブレーキの性能などに走って行って、いつの間にか、HITE RITEのようなパーツの出番がなくなりました。
 最近のマウンテンバイクの原点回帰的指向(これはバイクやパーツなどにも表れているんじゃないかな)になるにつれ、CRANK BROS.の可変式シートポストが多くのメーカーから発売されてます。その源を辿っていくと、このHITE RITEのようなパーツがあったりします。う~ん、マウンテンバイクって面白い!。
 HITE RITEを譲っていただいたQUEST日進の横井店長、ありがとうございました!