トレイル系からダウンヒルバイクまで、最近のバイクの傾向としてSLACK(寝た)なヘッドアングルになってきています。

 SLACKしたヘッドアングルのバイクって、ラフなトレイルでも前につんのめったり、引っかかったりが激減するというメリットがあります。ライディングポジションからのビジュアル的にも前輪の位置がより前方にあって、安心感が高くなります。

 フツーに考えると、ヘッドアングルが寝ているということは直進安定性が向上する半面、コーナーリング、特にタイトなコーナーが苦手になっていきます。

 実際にやっぱりそれは感じるんだけど、バイクの全体的なジオメトリー、特にリアセンターやボトムブラケットの高さ(位置)などが煮詰められていて、イメージほど曲がらないということはないのと、SLACKしたバイクには、それなりのコーナーリングテクニックがあるので、それを覚えると、おもしろいほどしっかりと曲がります。

 ちなみにワダが今一番乗っているSANTA CRUZ / NOMADのヘッドアングルは65度。ダウンヒルバイク並みのぐっすり寝(笑)。

 試乗していただくと、多くの方から「前輪の位置がずいぶん前にある」と言われます。

 でも、低速で曲がるようなタイトなコーナー、いわゆる「つづら折れ」みたいなところでも何気に曲がっちゃうし曲がれちゃいます。得意というほどじゃないけど、ほんとに普通に曲がれちゃう。

 タイトなコーナーを曲がるためには、ちょっとしたテクニックが効いてきます。そして上にも書いた、SLACKしたヘッドアングルのバイクなりの乗りこなし方があります。

 ああ~、マウンテンバイクっておもしろい!。奥が深い!のです。

 そのテクニックとは・・・・・、あとはお店で(笑)。