マウンテンバイクにとってブレーキは絶対に必要なもの。
いくら高性能のバイクでも、ブレーキが効かなきゃ話になりません。
今は油圧のディスクブレーキが当たり前。
僕がマウンテンバイク始めた頃はVブレーキすら存在しておらず、最初に乗ったマウンテンバイクのブレーキはカンチレバーというブレーキキャリパーにモーターサイクル用並の長くてごついブレーキレバーでした。
これが効かなかった。いや、当時はこんなもんだと思っていました。その低い限界の中でどう走るか。だったもん。
そんなブレーキでダウンヒルレースに出たり、大きな山の長い下りとかこなしてました。
Vブレーキが出現したときはあまりの制動力の高さに感動したもん。
マウンテンバイクにとって最重要パーツと言ってもいいぐらいのブレーキ。今は性能のいい油圧ディスクブレーキばかりで恵まれた時代です。
そんなディスクブレーキも手入れをしないと本来の性能を引き出すことができません。
すり減ったブレーキパッドの交換はもちろんですが、ブレーキフルード(ブレーキオイル)の点検、交換も定期的に行いましょう。
SRAMやAVIDのブレーキフルードはDOT。これはクルマなどに使われているブレーキオイルと同じものです。ちなみにSRAM系のブレーキフルードはDOT 5.1といってフォーミュラカーなどレーシングカーに使われているものと一緒で沸点が高くてフェードしづらい性質を持っています。
シマノやMAGURAはミネラル(鉱物)オイルを使っています。ミネラルオイルの特徴は吸湿性があまりないこと。
頻繁に高温にさらされるブレーキフルードはもちろん劣化します。ブレーキレバー(マスターシリンダー)やブレーキキャリパーのピストンの作動によって汚れが発生したりします。
劣化したブレーキフルードは濁ってきて、黒ずんだりしていたら即交換レベル。
バイクパークなどでのライドはそれこそ下っている最中はほぼブレーキかけっぱなし状態なのでかなり過酷な使われ方をしていますので、ブレーキパッドの摩耗チェックとともにブレーキフルードのチェックも受けてください。
写真はもっとも美しいと思うMAGURAの純正ブレーキフルード。その名もROYAL BLOOD。名前も容器もいかしてます。
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