車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

世界の貯金箱博物館 in 兵庫県尼崎市西本町

2023年06月28日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・兵庫県

尼崎市西本町北通、この一画に尼崎信用金庫職員が趣味で集めたものを元に1984年4月に設立された「世界の貯金箱博物館」があります。古代から現代まで、日本はもちろん、欧米・アジア・中東など世界62ヵ国、約13,000点を超える貯金箱を収蔵する世界最大級の貯金箱博物館。

尼崎信用金庫では、貯蓄と人々の暮らしの関わりを示す資料として「貯金箱」に着目。レンガ作りの初代本店を改修し、昭和59年4月に、収集した貯金箱約600点を展示し「昔の貯金箱博物館」として一般に公開してきました。

その後収蔵点数が増加したため、1990年12月に、2代目の本店を改修。「世界の貯金箱博物館」と改称して拡大オープン。現在、世界62ヵ国約14,000点の貯金箱が収蔵されています。

入口正面のメイン展示コーナーでは、世界中の鳥の貯金箱が展示されています。このスペースは季節やイベントに応じて中身が入れ替わるそうですが、それにしてもすごい種類と数(^^;)

貯金箱と言えば豚さん!と言われるくらい有名な豚の貯金箱。ある時、知人と節約の話になった時「私はピンクの豚さんを太らせるのがとっても苦手なんです」と真顔で言われ、大爆笑した事があります。

鳥も豚も良いですが、個人的に動物の貯金箱と言えば「猫」。招福万来の招き猫さんは何と言っても鉄板中の鉄板!!前列に変なのが二体混ざってきますが、無視してください(笑)

福と言えば何と言っても!(こればっかり)、日本を代表する美人の「お多福さん」。今は「おかめ」とか言われて笑いを誘う担当ですが、平安のその昔は美人の代名詞だったんですよ。

女性ばかりではありません。福を招く事ではピカ一の「福助さん」。古いお店のウインドウなどに、今も時折見かける事があります。

でも福の神と言えば、この御両人の右に出る方はいませんよね。屋根の縁起物になったり、福笹の飾りになったり・・「恵比須:大黒様」のコンビは永久に不滅です。

七転び八起きの「達磨さん」。コツコツとためたお金で欲しかったものを購入できた時の喜びは、きっと最高の気分の筈。

「明治の初め、浅草の今戸焼土人形の一種として生まれた宝珠の貯金箱。如意宝珠といわれ、願望成就の珠、意のままに望みを叶えるといった縁起の良い珠。大きな目的のために小銭を少しづつ貯める器として最初に造られ、縁起物貯金箱の代表的なものです。」公式HPより  こちらでは来館記念として、縁起が良いとされる宝珠の貯金箱がプレゼントされます。

今も昔も、人は何かの為にと一生懸命にお金を貯めていたようです。でも昔は銀行は無論ですが、貯金箱なんて小じゃれた物もありません。そこで床下に銭坪を隠してお金を入れていました。時代劇なんかで、畳をはがして溜まったお金を数える場面が出てきます。

日本のお伽噺、昔話に題材をとった貯金箱。前列、たて島の着物を着ているのは、「ゆるキャラ」選挙の組織投票が指摘されて、グランプリを逃がした「こにゅうどうくん」のお父さんの「大入道」さん(笑) 見れば見るほど多彩で、これで入場無料だなんて太っ腹すぎ!

展示品の多彩さに思いがけず時間を忘れてしまった私たち、信用金庫のマスコットキャラクター『信ちゃん』に見送られて終了です。

「世界の貯金箱博物館」の北側に隣接するのは、2001年6月1日にオープンした「尼信博物館」。2階の常設展示室では、旧尼崎城に関する資料が展示され、復元模型も設置されています。また、世界の貨幣も体系的に展示されており、中々に興味深い内容のようです。

初代:貯金箱博物館として活用された「尼崎信用金庫記念館」。1990年1月5日「尼崎市都市美形成建築物」の指定を受けた記念名盤の下に、記念館の詳細が記されています。

「大正10年6月6日、有限責任尼崎信用組合(現尼崎信用金庫)創業時の本店事務所。初代組合長 小森純一翁所有の建物であったが、戦後当金庫所有となり、創業時を偲ぶ記念館とした。当初、現在の約50m南に建っていたが、新本店(当時・現本店別館)建設に伴い昭和47年、現在地に移し再建した。建設時期は明らかではないが、地元の古老の記憶などによれば、明治30年代には既に小森家の建物の一部として建てられていたようで、尼崎に現存する数少ない明治時代の煉瓦造りの建物として、貴重な歴史の証人である。」銘板より

尼崎市出身・在住の漫画家『尼子騒兵衛』さん作の「あましん・イメージキャラクター『あまちゃん・しんちゃん』。昔の丁稚さんコンビです(⌒∇⌒)

訪問日:2009年9月19日

 

コメント (7)
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