郡山市開成、福島県立安積高等学校の敷地内に美しい姿を見せる「安積(あさか)歴史博物館」。
明治17年(1884)9月11日、安積開拓の地に開校した福島県唯一の中学校「福島中学校」。明治22年(1889)3月、安積開拓の桑野村に移転し「福島県尋常中学校」と校名を変更。移転に際しては県会議員の建議が県会で可決された事、また農民が学校用地を寄付するなど、桑野村の協力が大きく関わっていました。
明治34年(1901)、「福島県立安積中学校」と校名改称。昭和23年(1948)4月1日、新学制により「福島県立安積高等学校」と改称し、昭和48年(1973) 3月まで校舎として使用。同年に県文化財に、昭和52年(1977) 6月、国の重要文化財に指定。
翌・昭和53年7月、明治時代に建築された当初の姿に復元するため文化庁の指導により半解体修理工事が行われ、昭和55年9月に終了。昭和59(1984)年9月、創立百周年記念式典が挙行され、安積中学校本館は、「安積歴史博物館」として一般公開される事になりました。
また、創立百周年記念事業実行委員会は、記念事業の一つとして、安積歴史博物館の正面に明治・大正・昭和を代表する「安積健児の像」を建立。
像の制作は、本校四五期卒業生である『佐藤静司氏』。明治・大正・昭和を象徴する学生の姿は、まさに「安積健児」ここに在り。
それにしても・・・楽しみにしている割には休館日のチェックが甘い。とは言え、福島県のほぼ半域を、それなりの長い日程で巡る車泊旅。どこに行ってもこの「残念でした」は付きまとうのですが・・ああそれでも、館内の見学、したかったな・・😭
「安積(あさか)歴史博物館」は、日本遺産「未来を拓いた『一本の水路』」構成要素として、国重要文化財の指定を受けています。
訪問日:2015年6月26日