会津若松市蚕養町に鎮座される「蚕養國(こがいこく)神社」。御祭神は『保食大神(うけもちのおおかみ)・稚産霊大神(わくむすびのおおかみ)・天照大御神』。養蚕守護の総本社とされます。
「日本一社にして延喜式神名帳にある、陸奥一百座の一つ。記紀神代の巻に、「軻遇突知命(かぐつちのみこと)、埴山姫命(はにやすひめのみこと)を娶り、稚産霊命を生奉る。此神の御頭より蚕生れ出でし。」とあり、これが我国の養蚕の始まりである。皇弘仁2年(811)鎮座、承和年中に官社に列せられ、延喜式選定の折、式内の社となる。寛弘7年(1011)に社殿を造営。その時の神官を、蚕養蔵人という。後、兵火のため社殿炎上。保科正之侯により社殿以下を造営。文化4年社殿焼失し、文政2年(1819)松平容敬公、社殿以下を造営、 今日に至る。」公式HPより
この日は「どぶろく祭り」と重なり、境内には沢山の関係者、氏子の方、また参拝者で境内は人の波。これでは御朱印は無理かと半ば諦めつつ御神職の方にお声がけしたところ、思いもかけず優しい言葉をかけて頂き、美しい御朱印を頂く事が出来ました。今更ではありますが、改めて心よりお礼申し上げます。
お蚕さんの繭で作られた、拝殿内奉納額
境内拝殿前より神域を守護されるのは大正三年建立の狛犬さん一対。阿形さんの口元は何があったのか・・・もしや東北大震災の影響ではと思いつつ、何方にも聞く事は出来ませんでした。
境内の一画に枝を広げる「峰張桜」。会津五桜の一つで、寛弘7年(1010)に植えられたと云われています。
右に神楽殿、左に拝殿・幣殿・本殿が小さく見えています。境内には「五社稲荷神社」「鬼渡神社」「護忠霊神」「和霊々社」「宗像神社」の末社もあった筈なのですが、人の多さに負けて・・、と言うよりも邪魔にならないように境内を後にしました。
そうそう、こちらの神社で「灯籠の奉納額」なるものを始めてみました。
阿吽の龍に護られるように、中央に「常夜燈」と刻まれた石造りの奉納額。これまで沢山の府県を訪問し、沢山の神社に参拝させて頂きましたが、まだまだ知らない事が沢山あります。
このあと福島県車泊旅の目的の一つ、会津若松市にお住いのお友達に会いに行きます😊 携帯を持つ手が震えるくらい、嬉しくてドキドキが止まりません。
参拝日:2015年6月30日