松江市東出雲町出雲郷(あだかえ)に鎮座される「阿太加夜(あだかや)神社」。御祭神は大国主命の御子神『阿太加夜奴志多岐喜比賣命(あだかやぬしたぎきひめのみこと)』。配祀『 國之底立命(くにのとこたちのみこと)・須佐之男命・淑母陀流命(おもだるのみこと)・阿志古泥命(あやかしこねのみこと)』
由緒に【天平五年の風土記「阿太加夜社」に比定される古社で、殊に貞観元年七月十一日正五位下を授けられている。社殿 諸建造物は元禄8年3月23日、出雲太守・松平出羽守 源朝臣綱近により造営され、代々の藩主による修造の棟札が現存している。通称「芦高大明神」と呼ばれ近郷の信仰を集めている。】
神門まえ左右より神域を守護されるのは、昭和12年4月建立の出雲丹後の狛犬さん一対。阿形さんは子狛を抱いています。
子狛さんは、口に牡丹の一枝を咥えて親狛を見返っているのですが、その仕草の可愛いこと。 顔立ちがごつい分だけ、仕草の愛らしさとのギャップが何とも言えません(*^^*)
神門内にはそれぞれに矢大神、左大神が座し、その傍らには彩色鮮やかな神殿狛犬も控えています。 青い阿形さんは「俺様、無敵!」。うす緑の吽形さんは「どうしよう~~~~(´;ω;`)ウゥゥ。」って、何があった??
本殿向かって左手に鎮座される「境内社:稲荷神社」。御祭神は『宇迦之魂命』。
社殿の左右より神域を守護されるのは、本当にお小さい神狐さん一対。
決して大きな社ではありませんが、社の横には沢山の神狐さんが奉納されています。
そしてビックリ!!、松江城内の「城山稲荷神社」で見過ごしてしまった「玉を持った神狐さん」に出会えました!!。きっとこの先も良い出会いがありますように・・願いを籠めて「特別な石狐様」。
境内に並ぶ、日本三大船神事「ホーランエンヤ」に使われる「櫂伝馬船(かいでんません)」。「松江・城山稲荷神社」の御神輿を「阿太加夜神社」の本殿に迎える「渡御祭」。
「宝来遠弥」・「豊来栄弥」。七日七夜、出雲の国の五穀豊穣と産業の発展を祈願する10年に一度の神事。想像するだけでワクワクしそうな景色が目の前に広がります。
出雲地方特有の荒神信仰。二本の「斎(いつき)の木」にはそれぞれに藁でできた阿吽の龍が八回巻き付けられています。
龍神はこの「斎の木」を伝って天に昇り、再びこの木を伝って元の地へ戻ると言い伝えられます。ちなみにこの八回巻くという故事から、「はちまき(鉢巻)」という言葉が生まれたそうですよ d(-_^)
ここまで書き終わって・・・はたと気が付きました。稲荷社以外の境内摂社も拝殿も・・・あまつさえ御本殿も画像に残していない事に・・(ノ_-。) 何があった?私? 立ち去り際に見上げた隋神門の龍・・絶対に「バ~~~カ」とか思ってるでしょう(-_-;)
参拝日:2011年5月18日
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『阿太加夜奴志多岐喜比賣命(あだかやぬしたぎきひめのみこと)』、出雲市多伎町に鎮座される「多伎藝神社」の御祭神。
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