安曇野市堀金、支所の近くに「祈願交通安全」と刻のある、1998年生まれの「祝言:酒器双体道祖神」。
真ん丸ふくよかなお顔で笑いかける似たもの夫婦 😊。思わず釣られてしまう素敵な笑顔で、地域の交通安全を祈願し続けています。
新しい道祖神という事で、安曇野市堀金下堀西交差点の一画にある「祝言:酒器双体道祖神」。少女漫画の一コマみたいな可愛らしいカップル。
跪座(きざ)姿の女神の長い髪が尼頭巾みたいだとか、盃を持ちながら女神に寄り添う男神の頭がドンブリをかぶっているみたいだとか・・・決してそんな事は思っていません!!😆😆
安曇野市堀金烏川扇町、覆い屋の下に「握手双体道祖神」一基。
「文政六未(1823)五月 扇町中松下村 」の刻。200年の歳月が二人の表情を消し去り、そうして残されたのは寄り添う睦まじい姿の記憶だけ。それゆえにこそ、言葉にできない優しさが溢れています。
安曇野市堀金扇町中木戸、覆い屋の下に「握手双体道祖神」「天保十四癸卯(1843)二月吉祥日 帯代拾両 」の刻。横に「文字碑道祖神」一基。
扇形の中区の中で手を組み寄り添う二人は、まるでダンスでもしているようなポーズ。曲目は静かなワルツですか?それともアップテンポなタンゴ?「いや、これはオクラホマミキサーだ!」って、ご亭主殿、それはあんまりな😅
安曇野市堀金烏川扇町、覆い屋の下に「握手抱擁双体道祖神」一基。
「天保十四癸卯(1843)正月吉日 扇町中 帯代八両」の刻
女神の長い黒髪と男神の衣冠がまるでお揃いのように見えて、何とも微笑ましいお二人。東北の「こけし」に、こんな顔、いてませんでした?
安曇野市堀金烏川下堀、覆い屋の下に「酒器祝言双体道祖神」一基。「庚申仏塔」二基。その他「文字碑」三基。
中区の上に菊紋。「文政十三寅(1830)正月日 下堀金反甫村中」の刻
輪郭を墨か何かでなぞったようにお顔もお召し物も鮮明ですが、女神の衣装に幅広の帯があるのが気になるところ。どうなんでしょう?
「馬頭観世音菩薩」・「青面金剛」
安曇野市堀金烏川中堀、覆い屋の下に 「酒器:祝言双体道祖神」一基。「天保二卯(1831)二月日 中堀下村」の刻
かなりポッチャリ顔の女神。男神はまるでシルクハットでもかぶっているような・・・時間の流れは、時々突拍子もない悪戯をします。
近くにあった「二十三夜塔」二基。
堀金地区の道祖神紹介、ラストは安曇野市堀金中堀、神明社西に 「祝言:酒器双体道祖神」一基。
「天保四巳(1833)正月 中堀中村中」の刻。跪座の女神がまるで可愛いおばあちゃまのようで、さしずめ男神はおばあちゃまが立ち上がるのを助けているおじいちゃま・・。覆い屋の無い道祖神様は風化が進むのも早いのでは・・と、いらぬ心配をしてしまいます。
撮影日:2016年4月20日
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『道祖神(さえのかみ)=道俣神(ちまたのかみ)=岐の神』、伊邪那美命の死後の姿に恐れ、黄泉の国から逃げ帰った伊邪那岐命が禊祓をした折、脱いだ袴から生まれた。道の分岐点を守り邪霊の侵入を阻止する神。旅人の安全を守護する神。
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