昨日に続いての円福寺、今日は昭和46年(1971)に再建された朱塗りの「仁王門」から。
生憎と金網に邪魔されてしまって満足な写真は撮れませんが、仁王像のイメージは伝わるかな? 私の感想では随分と劇画チックな印象の仁王様ですが、もしかしたら塗りなおしの所為かな・・
仁王門の木鼻には阿吽の象がいますが、こちらも金網で保護されているので、表情は今一つ不鮮明。 でもこれから長い年月を経てゆく建造物なので、こうした保護も必要不可欠なこと。致し方ないですね。
奉納されていた二基の石灯籠は、奉納者も奉納された年代も見忘れましたが、台座には獅子の彫刻があります。 牡丹の花の下で遊ぶのは躍動感溢れる阿吽の獅子、取りあえず狛犬さんの変わり😃
全国の各霊場を巡拝する有縁の巡礼者によって建立された「二十三夜満願堂」。いわゆる月待信仰の一つで、毎月23日が縁日となります。
見上げる位置に建つ鐘楼、中央の梵鐘には「享徳十一年在銘」があり、県指定有形文化財となっています。
これは鐘楼の木鼻の獅子ですが、阿吽共に中々の顔立ち。個人的には仁王門の象よりも気に入ってます。というか・・・多分、獅子が好きなんです😊
参道入り口近くに建立されているのは「稲荷大明神堂」。『正一位飯沼稲荷大明神』を奉安。江戸期には今の観音様の正面右側駐車場辺りに祀られていたそうで、のちに仁王門の並びに移設。 堂内には、嘉永5年(1852)6月、日本橋稲荷総本宮よりこの地に安鎮した旨の記録が残されています。
堂の前にて『飯沼稲荷大明神』を守護するのは、思わず頭を撫でたくなるような可愛いい狛犬さん一対。 しっかりと四肢を踏ん張る姿は「健気」「可愛い」「頑張ってる」そんな形容がぴったり。
「稲荷大明神堂」の隣には、神狐に守られた小さな「石祠(せきし)」。 祠の中に祀られているのは丸い石の様ですが・・それ以上の事はおっかなくて確認できませんでした😅
更にその隣にも、小さな「石祠」が一対の狛犬さんに守護されて鎮座しています。
実は「稲荷大明神堂」に並ぶ二つの「石祠」ですが、2014年の参拝時にはこんな状態でした。 この時の狛犬さんは台座の上にいますが、形が崩れ始めた感じなので、上のものとは明らかに別物と思えます。
五年前との違いと言えばもう一つ、実は仁王門の中の仁王像は、良い感じに色褪せていたんです。 これもまた個人的な見方ですが、私にはこの色褪せ具合がいかにも古刹の仁王像らしくて、好ましく思えました。
五年前、手水舎にいた私の足元に来てくれた綺麗な猫さん。驚く事に参拝を終えて帰る時にも側に来てくれたのです。 頭を撫でさせてくれて「有難うね」と声をかけると、一度振り向いて何処かに去って行きました。 色艶も良くとても綺麗な猫さんだったので、きっと誰かの飼い猫でしょう。もう一度会えればと秘かに願ったのですが、五年の歳月は猫さんには長い・・今はどうしているのか・・どうぞ元気で暮らしていますように!!
「飯沼観世音江九里」と刻まれた碑は、ここから「銚子飯沼観音」までの距離を現したもの。 こうした碑は「滑川観音」から「飯沼観音」を結ぶ「銚子街道」に十二基が存在するそうです。
御詠歌 【このほどは よろづのことをいひぬまに ききもならはぬ なみのおとかな】
参拝日:2014年5月18日&2019年3月12日
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます